いま、こんな状態で止まっていませんか?
- 昨日まで通っていた商品登録が、ブランドの欄で止まって先に進めない
- ブランド名は分かっているのに、検索しても候補に出てこない
- 「ブランドなし」で逃げてよいのか、あとで登録や露出に影響しないか不安
- 購入代行・並行輸入・リセラーなので、ブランドオーナーではない自分がどう進めればいいのか分からない
一つでも近いものがあれば、まず「自分の操作ミスだ」と決めつける必要はありません。
Coupangでは2026年、商品登録時のブランド情報や商品識別情報の管理が強化されています。
ただ、実際にセラーを一番迷わせているのは制度そのものより、「ブランド登録」という一つの言葉の中に、別々の手続きが混ざっていることです。
この記事では、「ブランド登録」を次の3つに分けて考えます。
- 既存ブランドを検索・選択する
Coupangにすでに存在するブランドを商品登録画面で選ぶ - 販売者アカウント側の対応を行う
Coupangには存在するブランドについて、自分の販売者アカウント側で追加対応が必要なケース - Coupangにないブランドを新規追加する
ブランド自体がまだCoupangに存在しないケース
本記事では②を分かりやすくするため、便宜上「利用申請」と呼ぶ場合があります。ただし、これは説明用の表現です。実際の操作では、WINGに表示される最新の案内・文言を優先してください。
ここを切り分ければ、やることはかなり単純になります。
この記事では、Coupang公式情報とWINGの流れをもとに、「自分の商品はいまどの状態なのか」→「次にどこを操作すればいいのか」の順番で解説します。
APIの知識は必要ありません。まず、自分が該当するところだけ確認してください。
こんにちは、韓国越境EC・韓国WEBマーケティングを専門にご支援しているFree Life&Co株式会社、代表取締役の藤田裕貴です。公的コンサルタント資格である、経済産業省の認定支援機関(認定経営革新等支援機関)も務めております。
NAVER・kakaoなどの韓国での主要広告媒体、Coupang・11番街・Gマーケットなどの主要ECモールとは、パートナー関係にあります。
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この記事を読み終えれば、ここまで分かります
- 自分の商品がどの状態なのかを30秒で切り分ける
- 状態ごとにWINGで確認する場所と次の操作が分かる
- 購入代行・並行輸入・リセラーでも自分のケースの進め方が分かる
- JAN・GTIN・MPNで止まった場合の正しい対応が分かる
- すでに出品済みの商品でどこから修正するべきかが分かる
目次
細かい制度を読む前に、まずここだけ確認してください。
Coupangのブランド問題は、「Coupang側にブランドが存在するか」→「自分の販売者アカウント側ではどう扱われているか」という2段階で考えると整理しやすくなります。

「ブランドライブラリ」は、本記事内で理解しやすくするための説明用語です。
Coupangにはブランド名から検索できる共通のブランド情報があり、別途、販売者アカウントに登録されたブランド情報を取得するAPIも提供されています。本記事では、この構造を理解しやすくするため「ブランドライブラリ」と表現します。WINGの正式な日本語メニュー名ではありません。
実務上は、次の4状態に分けて考えると迷いません。
① 正しいブランドが出てくる
検索結果から商品と一致するブランドを選び、そのまま商品登録へ進みます。
② 販売者側の追加対応が出る
Coupang側にはブランドがあります。WINGに表示される案内を確認して必要な対応を行います。
③ 正式名称で検索しても出ない
表記を確認しても見つからなければ、ブランド追加の手続きを確認します。
④ 本当にブランドがない
商品自体にブランドが存在しない場合のみ、「ブランドなし」を選択します。
なぜ、昨日まで出せた商品がブランド欄で止まるのか
「今まで普通に出せていたのに、なぜ急にブランドやJANコードで止まるようになったのか」と感じる方も多いと思います。
背景には、Coupangが進めているブランド情報・商品識別情報・購入オプションなどの商品情報管理の強化があります。
2026年は商品識別情報のルールも変わっています
Coupang公式では、新しい商品識別情報のルールについて、通常の商品登録は2026年6月1日、API経由の商品登録は2026年8月1日から適用する案内が出ています。
ただし、制度の日付を暗記する必要はありません。重要なのは、いま登録する商品のブランドや商品識別情報を正しく入力することです。
ブランド商品を登録する場合、最初にやることはWINGの商品登録画面で正式なブランド名を検索することです。

検索結果に出ない場合、すぐ「ブランドなし」を選ばないでください
- 英語の正式名称
- ブランド公式サイトで使用されている表記
- スペース・記号などを含む別表記
- 必要に応じて韓国語表記
などを確認してから、ブランド自体がCoupangに存在するかを判断します。
状態①|正しいブランドが検索結果に出てくる場合
検索結果に商品と一致するブランドが表示され、そのまま選択できる場合は最もシンプルです。
正しいブランドを選択して、そのまま商品登録を続けてください。
選択時に注意すること
- 名前が似ているだけの別ブランドを選ばない
- 商品本体やメーカー公式サイトと照合する
- ブランド名の表記だけでなく、表示される情報も確認する
状態②|ブランドはあるが、販売者側の追加対応が表示される場合
Coupang側にはブランド情報が存在していても、自分の販売者アカウント側で追加の対応が必要になるケースがあります。
本記事では理解しやすくするため、このケースを「利用申請」と表現しています。
ここで重要なのは、WINGに表示された案内を優先することです。
ブランドがCoupangに存在することと、自分の販売者アカウントでどのような状態になっているかは別の話です。追加操作が表示された場合は、その画面に沿って対応してください。
また、追加対応が完了する前に同じ商品を何度も登録し直しても、ブランド側の状態が変わっていなければ解決しない可能性があります。
まずはブランド側の必要な対応を完了させることを優先してください。
ブランド名は分かっている。正式名称でも検索した。それでも候補に出てこない。
この場合は、ブランドそのものがCoupangのブランド情報にまだ存在していない可能性があります。
新規追加へ進む前に、もう一度だけ確認
- 英語の正式名称で検索
- ブランド公式サイトの表記を確認
- 別表記・スペース・記号を確認
- 必要であれば韓国語表記でも確認
- それでも出なければブランド追加の入口を確認
Coupang公式案内でも、検索でブランドが見つからない場合にはブランド追加の導線が案内されています。
また、新しいブランドそのものを登録する公開APIは提供されていません。新規ブランド追加が必要な場合は、WING側で正式な手続きを進めます。
申請画面で商標や権利関係の資料などを求められた場合は、「必ずこの書類」と固定的に考えるのではなく、その時点でWINGに実際に表示される入力項目・提出案内を優先してください。
ブランド周りで止まったとき、一番やりたくなるのが「とりあえずブランドなしで通す」という方法です。
ですが、「ブランドなし」はブランド情報を回避するための選択肢ではありません。
○ 「ブランドなし」でよい
- 商品自体にブランドが存在しない
- ノーブランド商品として販売されている
- メーカー・ブランドの表示がない一般商品
× 「ブランドなし」にしない
- ブランド品だが検索結果に出ない
- 販売者側の追加対応を避けたい
- 商品識別番号の入力を避けたい
「ブランド検索に出ない」=「ブランドがない」ではありません。
商品自体にブランドがあるのであれば、検索結果に出ない場合は状態③としてブランド追加の手続きを確認します。
購入代行・並行輸入・リセラーで商標を持っていない場合は?
購入代行・並行輸入・リセラーの方が一番不安になりやすいのが、ここです。
「ブランドオーナーではない」「自分は商標登録証を持っていない」という理由で、ブランド商品を一切出品できなくなるのではないかと感じるかもしれません。
ブランドオーナーではないことと、商品が「ブランドなし」であることは別です。
商品自体にブランドがあるなら、まず正しいブランド情報を確認してください。
先に見るべきなのは、商標権者かどうかではなく、状態①〜③のどれに当たるかです。
- 検索して正しいブランドが選べる → そのブランドを選択
- 販売者側の追加対応が表示される → WINGの案内を確認
- ブランド自体が検索で見つからない → ブランド追加の手続きを確認
③で権利関係の資料を求められ、自分では用意できない場合は、実態のない資料を作って進めるのではなく、メーカー・ブランド権利者やCoupang側へ確認するのが安全です。
ブランドの問題が解決しても、もう一つ商品登録で止まりやすい場所があります。
GTINやMPNなどの商品識別情報です。
GTIN
国際的な商品識別番号です。日本で広く使われているJANコードもGTIN体系に含まれます。
MPN
メーカー・ブランドが商品を識別するために公式に付与している品番・モデル番号などです。

商品識別番号でやってはいけないこと
- JANコードが見つからないから適当な数字を作る
- 自社の管理SKUをGTINの代わりに入れる
- 別商品の番号を流用する
正式な番号が存在する商品には、実際の商品に対応する正しい番号を入力してください。
本当にGTIN・MPNが存在しない商品は?
番号が存在しない場合に、任意の数字を作る必要はありません。
WING上で「番号がない商品」に対する案内が表示される場合は、その正規の手順に従ってください。商品や画面によって、パッケージ・タグ・商品写真・メーカー情報など、番号が存在しないことを確認できる資料が必要になる場合があります。
すでに出品している商品はどう直す?
今回の変更で影響を受けるのは、新規商品だけではありません。
過去に登録した商品の中でも、商品識別情報などが不足しているものについて、修正が必要になる場合があります。
既存商品は、まずWINGの[商品管理]→[商品照会/修正]を確認します。
「情報を修正して売上を上げる」に相当する領域などから、不足情報のある対象商品を確認します。
最初から全商品を登録し直すのではなく、「どの商品が不足情報の対象なのか」を先に洗い出すことが大切です。
対象商品が少ない場合
対象商品を開き、一件ずつ必要な情報を確認・修正します。
対象商品が多い場合
WING上で一括入力・Excel等の導線が表示される場合は、一括対応できる範囲を確認します。
優先順位を付けるなら
- 売上が大きい商品
- 在庫を多く持っている商品
- 今後も継続販売する商品
- 新しく広告をかける予定の商品
などから確認すると、影響を抑えやすくなります。
API・外部一元管理ツールを使っている場合
WINGから1商品ずつ登録している方は、この章は読み飛ばして構いません。
Coupangではブランド関連のAPIも提供されています。
代表的なブランド関連API
- Brand Search API:Coupang側のブランド情報をブランド名から検索
- Enrolled Brands API:販売者アカウントに登録されたブランド一覧を取得
- ブランドIDを利用するAPI:ブランドIDをもとにブランド情報を取得
一方で、新しいブランドそのものを追加するための公開APIはありません。
そのため、APIや一元管理ツールを使っていたとしても、Coupang側で必要になる正式なブランド追加や証憑提出などはWINGで行います。
商品が数件であれば、ブランドを確認し、必要なものだけWINGで対応しても、それほど大きな負担にはなりません。
ところが、数百〜数千商品を扱うようになると、問題は「ブランド申請の操作」そのものではなくなります。
- どの商品がエラーになっているのか確認する
- ブランドが原因なのか、別の商品情報が原因なのか確認する
- 必要に応じてWINGを開いて正式な手続きを行う
- 対応後、対象の商品を探し直して登録・更新する
- 複数モールへ出している場合、それぞれの出品状況を管理する
このように、商品数が増えるほど「確認する」「原因を特定する」「対象商品を探す」「再処理する」という周辺作業が増えていきます。
ここが、Prime ShopperやPrime Shopper NEOのような一元管理ツールを使う意味です。

Prime Shopperで確認できているのは「ブランド審査の自動化」ではなく、API連携と運用の一元化です
ここは誤解がないように整理しておきます。
Prime ShopperがCoupangのブランド審査を自動で行ったり、新規ブランドを自動申請したりするわけではありません。
ブランド追加、審査、証憑提出などCoupang側で必要となる正式な手続きは、WINGで行います。
一方、Prime ShopperはCoupangをはじめ各モールとAPI連携し、商品情報・出品状況・エラーなどを一元管理するためのシステムです。
Coupangから返されたAPIエラーをPrime Shopper側で確認したり、商品・出品状況を管理したり、出品・更新などのシステム処理を行うことで、モールごとに何度も管理画面を往復する負担を減らします。
Prime Shopperで楽になるのは、Coupangの審査そのものではなく「その前後の運用」
- 商品情報を一元管理する
- 複数モールへの出品状況を確認する
- モールから返されたエラーを確認する
- 必要な場合だけWINGで正式な手続きを行う
- その後の商品登録・更新・取り下げなどを一元管理する
つまり、「Coupangの正式な手続きをなくすツール」ではなく、「正式な手続き以外の確認・管理・再作業をできるだけ減らすためのツール」と考えていただくのが最も正確です。
Prime ShopperとPrime Shopper NEOの違い
Prime Shopperは、WEB仕入れ・購入代行・無在庫型の海外販売を中心に、商品取得・出品・価格・在庫・受注などを一元管理したい方向けです。
Prime Shopper NEOは、自社商品や在庫を持つメーカー・D2C・リユース企業など、より組織的に海外ECを運用する法人向けの基盤として展開しています。
どちらも、Coupangのブランド審査や権利確認を代替するものではありません。Coupang側で必要な正式手続きを行いながら、商品数が増えたときの運用負担を減らしていく、という役割分担です。
Q1.ブランドオーナーではない購入代行・リセラーでもブランドを設定しますか?
はい。商品自体にブランドがある場合は、販売形態にかかわらず実際の商品に対応するブランド情報を確認します。ブランド権利者ではないことだけを理由に「ブランドなし」を選ぶものではありません。
Q2.商標登録証を持っていないとブランド商品を出品できませんか?
まず商標を持っているかどうかではなく、ブランドが①そのまま選べる、②販売者側の追加対応が必要、③ブランド自体がCoupangにない、のどれに該当するか確認してください。必要となる対応は状態によって異なります。
Q3.ブランド名が検索結果に出なければ「ブランドなし」にしてよいですか?
商品自体にブランドがあるなら、「検索結果に出ない」と「ブランドが存在しない」は別です。正式名称・別表記を確認し、それでも見つからない場合はブランド追加の手続きを確認してください。
Q4.日本のJANコードはGTINとして扱えますか?
JANコードはGTIN体系に含まれます。ただし、販売する商品の容量・数量・色・販売単位などによって異なる番号が付与される場合があります。実際の商品に対応する正式な番号を確認してください。
Q5.GTINやMPNが本当に存在しない場合はどうしますか?
存在しない番号を作らず、WING上に表示される「番号がない商品」に対する正規の案内に従ってください。必要に応じて、商品・パッケージ・タグ・メーカー情報等による確認を求められる場合があります。
Q6.ブランド追加の審査は何日かかりますか?
すべてのブランド追加に共通する一律の審査日数を前提にせず、実際のWING上の申請状態やCoupangから表示される案内を確認してください。
Q7.Prime Shopperからブランドの利用申請や新規追加を自動で行えますか?
ブランドに関する正式な申請や新規ブランド追加はWINGで行います。Prime Shopper/Prime Shopper NEOはCoupangの審査を代替するものではなく、商品・出品・エラーなどの運用管理を一元化するためのツールです。
まとめ|今日やることは3つだけ
- 自分の商品が4状態のどれなのか確認する
- 該当する状態に応じてWINGを確認する
- 既存商品の不足情報も確認する
焦って「ブランドなし」を選んだり、存在しないGTINやMPNを作ったりする必要はありません。
まず自分がどの状態なのかを確認し、必要な対応だけ進める。
これが、一番迷いにくく、あとから余計な修正を増やさない進め方です。
ここまでの作業は、一度設定して終わりではなく、出品・在庫・受注の日々の運用として続いていきます。これを無理なく回し続けるための選択肢を、最後にご案内します。
韓国EC・海外販売は、「全部自力」か「丸投げ」かの二択ではありません
ツールで自分たちで回す範囲と、支援に任せる範囲は、商品と体制によって変わります。いまの状況に近いところから、次の一歩を選んでください。
WEB仕入れ・購入代行・無在庫型の販売を、自分の手で回したい方
出品・翻訳・価格・在庫・受注・配送までの日常業務を一元管理するツール「Prime Shopper」をご用意しています。個人・小規模セラーから法人まで利用できます。
自社商品・在庫をお持ちの企業の方/戦略から実務まで支援がほしい方
市場調査・参入設計から、出店、規制・許認可の要否整理、韓国語ローカライズ、物流・決済、広告・SNS運用まで、必要な範囲だけを組み合わせて支援します。資格者や現地側の手続きが必要な業務は、専門家・現地パートナーと連携して進めます。
メーカー・D2C・リユース企業向けの事業基盤ツール「Prime Shopper NEO」の導入も、こちらからご相談ください。
どちらが合うか、まだ分からない方
決めてからでなくて大丈夫です。商品と体制を伺ったうえで、ツールで進める範囲と、支援を組み合わせる範囲を切り分けてご提案します。検討段階のまま、上の相談フォームからお送りください。
Free Life&Co株式会社は、日々さまざまな商品カテゴリーの事業者様に対し、海外EC販売の支援に取り組んでいます。実務で生まれた課題を、Prime Shopper、Prime Shopper NEOと支援内容に反映しています。(経済産業省認定 経営革新等支援機関)
参考|Coupang公式情報
- Coupang Marketplace|商品情報・商品識別情報に関する案内
- Coupang Marketplace|商品識別情報 FAQ
- Coupang Developer Center|Brand Search API
- Coupang Developer Center|Enrolled Brands API
- Coupang Developer Center|ブランド管理強化に関するFAQ
- Coupang Developer Center|GTIN/Model Numberの適用範囲
※Coupangの仕様、適用範囲、WING画面、メニュー名称、審査時に求められる資料等は変更される可能性があります。実際の登録・修正時には、WING上に表示される最新の案内を優先してください。








