韓国ECへの参入・販路拡大を検討する企業様・事業者様から、特に多くいただくのが次のご相談です。
こんなお悩みありませんか?
- 「韓国で販売したいが、どのECモールから始めるべきか分からない」
- 「Coupang、NAVER、Gmarket、11番街は、手数料や利用者数以外に何が違うのか」
- 「すでに韓国で販売しているが、次の販路を増やすべきか判断できない」
- 「購入代行・転売を副業や小規模事業で始めたいが、出品先と運用方法が分からない」
韓国ECの市場規模やモール名は簡単に見つかります。しかし、出店後の顧客層、売れ方、手数料、精算、物流、返品、運転資金まで同じ基準で比較した情報は多くありません。出店できても、自社商品とモールの顧客・販売方法が合わなければ、売上と利益にはつながりません。
本記事は、次の企業様・事業者様が販路を決めるための実務ガイドです。
- これから韓国ECへ参入するメーカー様・販売者様
- すでに韓国で販売していて、次の販路を探している企業様・セラー様
- 購入代行・転売を副業または小規模事業として始めたい方
こんにちは。Free Life&Co株式会社の藤田です。韓国EC14モールでの出店・運用経験をもとに、メーカー様、D2Cブランド様、小売・購入代行事業者様の韓国市場参入から、出店、EC運用、商品ページ制作、NAVERマーケティングまで支援しています。
集客まで一体設計NAVER検索・韓国語コンテンツ・広告
この記事で分かること
- 自社商品に合う韓国ECモールと、その選び方
- 各販路の顧客層、売れ方、手数料、精算、出品上限
- 日本直送と韓国在庫、返品、キャッシュフローの考え方
- 新規参入時の最初の1〜2モールと、既存セラー様の次の拡大先
- 購入代行型とメーカー・D2C型で異なる、ツールと支援の選び方
Coupang、NAVER SmartStore、11番街、Gmarket、Auction、LotteONは、日本の法人・個人事業主ともに出店できます。 SSG.COMは弊社の仲介ルートで出店でき、Cafe24は韓国向け自社ECの選択肢として比較に加えました。
この記事を読めば、知名度や手数料だけに流されず、「自社商品がどこで、なぜ選ばれるか」を基準に最初の1〜2販路を絞れます。購入代行の方は、出品先だけでなく、多品種を少人数で回す方法まで判断できます。
▼この記事の動画版はこちら▼
30秒で分かる韓国ECの販路地図
韓国ECの大きな販売軸は、CoupangとNAVER SmartStoreの二強です。最初に決めるべきなのは、目的買いを取るCoupangと、検索・比較から選ばれるNAVERのどちらが、自社商品の売れ方に合うかです。
Coupangは「探して、早く買う」場所です。検索とカタログ、価格、配送予定日、レビューが購入率を左右します。定番品や型番商品のように、比較されて即決される商品と相性があります。
NAVER SmartStoreは「調べて、比較して、納得してから買う」場所です。NAVER検索、ショッピング検索、ブログやショートコンテンツ、レビューが流入をつくります。成分や製法、使い方を説明して価値が伝わる商品ほど戦えます。
Gmarket/Auction、11番街、LotteON、SSG.COMは、二強より格下の販路ではありません。二強では届きにくい顧客層、カテゴリー、企画、流通ブランドを補うための販路です。Cafe24は集客を持つモールではなく、集客費と決済を自社で引き受ける代わりに、顧客データとリピートを自社へ残す基盤になります。
二強①:目的買いクーパン目的買い・価格・配送・レビュー
二強②:検討購買スマートストア検索・比較・コンテンツ・ブランド形成
補完①:多品種・企画型Gマーケット/オークション、11番街多品種・価格比較・企画の補完
補完②:流通グループ・ブランド型ロッテON、SSG.COM流通グループ・信頼・ブランドの補完
自社ECCAFE24自社顧客・リピート・顧客データの蓄積
この5行のうち、自社商品がどの列で選ばれるかを先に決めます。参入検討企業は「二強のどちらから入るか」、既存販売企業は「今どの役割を持っていないか」を見ます。購入代行・多品種販売は、Coupangの目的買いとGmarket/Auctionの品ぞろえ型のどちらが扱う商品に合うかから絞ります。細かい手数料や書類は、候補を絞ってから読めば足ります。
結論早見:タイプ別の最初の販路と次の拡大候補
自社に該当する行だけ読めば、先に確認すべきモール章を2〜3に絞れます。
メーカーとD2Cの方は、「CoupangかNAVERか」で悩むより、役割を分ける発想に切り替えると整理が早くなります。Coupangは新規顧客と単品、低〜中価格帯、購入までの速さ。NAVERは検索とコンテンツ、セット、高単価、ブランド理解。Cafe24は会員化と再購入、自社データ。同じ商品を同じ価格・同じページで並べるのではなく、Coupangは単品、NAVERは2個セットと使用ガイド付き、Cafe24は定期購入と会員特典、という組み方をします。
記事をすべて読む前に、まずこの表で候補を2〜3販路に絞ってください。手数料だけでなく、売れ方、精算、出品上限、出店後に詰まりやすい点までを同じ行で見られるようにしました。
| 販路 | 売れ方・役割 | 向く商品・事業 | 販売手数料・主な固定費 | 精算の目安 | 出品上限の目安 | 出店・運用の急所 |
|---|
| クーパン | 目的買い。価格・配送・レビューで需要を検証 | 定番品、日用品、型番商品、購入代行 | 4〜10.9%。別途、送料処理手数料・条件該当時の月額費 | 配送完了7日後に売上確定。確定月の翌月20〜25日に自動振込 | 基本1万品。実績で2万5,000品、5万品、無制限へ拡大 | 月末配送分は確定月が翌月へずれる。物流と運転資金を先に設計 |
| スマートストア | 検索・比較・コンテンツでブランドを育てる | メーカー、D2C、説明が必要な商品、セット商品 | 1.98〜3.636%。広告・ポイント負担等は別 | 購入確定基準。Npayビズウォレットから手動出金 | 直近3か月実績で1,000〜5万品 | 通信販売業申告、検索設計、レビュー育成が必要 |
| Gマーケット | 価格比較・セール・多品種で面を取る | 家電、PC、生活用品、海外商品、購入代行 | 1〜12%。送料手数料・条件該当時のサーバー利用料は別 | 配送完了後8日+1営業日で預り金反映。木曜基準で送金 | 月平均500万ウォン未満2,000品、以上1万品 | 書類審査と英訳を準備。売れないSKUを残すと枠を圧迫 |
| オークション | 比較検討・趣味・掘り出し物需要を取る | デジタル、工具、ホビー、承認中古・整備済み品 | 1〜12%。送料手数料等は別 | Gmarketと共通。配送完了から預り金反映まで約9日 | Gmarketと別枠で2,000品または1万品 | Gmarketと同じ商品を複製せず、商品構成を分ける |
| 11番街 | 海外直購・企画展・クーポンで露出を作る | 海外ブランド、家電、健康・生活用品、多品種販売 | 7〜20%。クーポン・企画負担等は別 | 週1回申請。送金処理まで7〜8日程度が目安 | 新規・5級5,000品、1〜4級1万品 | 上限超過分は自動販売停止。企画参加後も利益が残る値入れが必要 |
| ロッテON | ロッテ会員・企画売場で正規性を訴求 | 外国人代表セラーの制限対象外商品、許可カテゴリー | 7〜13%。月間購入確定売上100万ウォン以上は月額5万9,000ウォン | 購入確定分を月2回締め、自動振込 | 契約・商品権限別 | 商品情報を基に、カテゴリー制限と海外配送権限を出店前に判定 |
| SSG.COM | 新世界・eマート系の品質志向顧客へ提案 | プレミアム食品、生活用品、ギフト、正規品ブランド | 10〜11%。別途、売上・表示商品数に応じた商品情報維持費 | 購入確定分を月2回締め、自動振込 | 販売者等級・契約別 | 一般公開の直接申請型ではない。商品選定、MD調整、契約条件を一体で設計 |
| CAFE24 | 自社集客で会員・再購入・顧客データを蓄積 | D2C、独自商品、リピート品、高粗利商品 | モール販売手数料なし。PG手数料3.6〜5.0%が目安 | 契約するPGごとに異なる | モール型の一律上限なし | 集客・決済・韓国語CSを自社で持つ。サイトを作るだけでは売れない |
※手数料、精算、商品権限は変更されます。出店支援をご依頼いただく場合は、弊社が申請時点の販売者画面と個別契約を確認し、最新条件を反映してご案内します。
認証・許認可から販売開始まで一貫支援
認証・許認可が必要な商品も、韓国で販売できる状態まで支援します
化粧品、食品、健康食品、医療機器、電気用品、乳幼児用品などは、成分審査、韓国語表示、輸入申告、KC認証などが必要な場合があります。
Free Life&Coでは、商品URL・カテゴリー・販売予定価格をもとに、販売に必要な条件、出店先、物流方法、販売開始までの工程を整理します。
必要に応じて、韓国法人設立、許認可・認証取得、通信販売業申告、出店申請、商品登録、物流、韓国語CS、販売運用まで一貫して支援します。
主要オープンマーケットの推定決済額シェア(2025年3月)出典:WISE APP
※WISE APPによる2025年3月の推定決済額データです。各社が公表した公式取引額ではなく、調査対象となるオープンマーケット総合モール内の構成比です。
CoupangとNAVER/NAVER Payを合わせると71.7%です。だからこそ、二強のどちらかを軸に据えたうえで、自社の顧客が濃く集まる補完販路を1つ足す、という設計が現実的になります。逆に、二強を外して補完販路だけで始めると、需要検証に時間がかかります。
そして、すべての企業がCoupangから始める必要はありません。検索需要のある定番品はCoupangで検証しやすい一方、ブランドの見せ方で売るメーカーやD2Cは、NAVER SmartStoreやSSG.COMから始めた方が早い場合もあります。起点は知名度ではなく、自社商品がどう選ばれるかで決めます。
販売モデルで選ぶ:Prime ShopperとPrime Shopper NEO
購入代行・多品種販売・副業/小規模事業
Prime Shopper
ASINを起点に、出品・価格・在庫・受注をまとめて管理
- 韓国10モールに加え、JOOM・Shopeeにも対応
- 商品情報・翻訳・手数料・送料を踏まえた販売価格づくりを効率化
- 価格・在庫の更新から受注・出荷まで一元管理
- ライトプランは月額5,800円・3,000商品から
学びながら副業・小規模事業として始めたい方は、LINEでオンラインスクールの案内を受け取れます。
メーカー・D2C・自社在庫を持つ企業
Prime Shopper NEO
少数SKUで検証し、反応の良い商品を複数モールへ展開
- Shopify・BASEなどの商品・在庫情報を活用
- 為替・手数料・送料を踏まえた価格設計とAI翻訳を支援
- 商品・価格・在庫・受注・出荷を複数販路で一元管理
- 商品ページ、NAVER施策、広告・運用支援と組み合わせて展開
機能・提供範囲は更新されるため、最新内容は概要資料または個別相談でご案内します。
購入代行で多品種を回すのか、自社ブランドで売れる商品を育てるのかを先に決め、販売モデルに合う運用基盤と支援を選びます。
顧客傾向と売れ方の比較
モール選びで重要なのは、利用者数の大小だけではなく、「そのモールで何を目的に買う顧客が多いか」です。次の表では、販売候補を絞るために必要な顧客像、売れやすい商品・売り方、出店判断のポイントだけを並べます。
WISE APPデータ:年代別に見る主要ECモールの選ばれ方
年代別の主要ECモール推定決済額順位(2026年3月)出典:WISE APP
2026年3月の年代別推定決済額順位では、40代以下はNAVER/NAVER Pay、50代以上はCoupangが1位です。Gmarket/Auctionは30代以上で3位に入り、11番街は30〜50代で4位、SSG.COMは40〜50代で5位に入っています。若年層向けだからNAVER、幅広い年代だからCoupangという単純な分け方ではなく、自社商品の主力年代が「検索・比較」と「目的買い」のどちらで購入するかまで見て販路を決めてください。
既存販売企業は、この表を「現在の販路で取れていない顧客」の特定に使います。Coupangで日用品が回っている場合は比較検討層や趣味需要、NAVERでブランドが育っている場合は目的買いの新規顧客が補完候補です。参入検討企業は、自社商品の買われ方に近い行から候補を絞ります。
販路選定の7軸
知名度やイメージで選ぶと、あとで採算が合わなくなります。次の7つを、モール一般論ではなく自社の主力SKUを基準に見てください。
1.顧客がそのモールで買う理由
同じ商品でも、買われる理由がモールごとに違います。Coupangは価格と配送、既存カタログの条件が合えば比較的早く動きます。NAVERは検索需要や外部コンテンツがない状態で登録しても、動き出しません。Gmarket・Auctionは大量SKUや型番商品を広く置く戦略と相性がよく、11番街は通常検索より企画展・クーポン参加の影響を強く受けます。LotteONとSSG.COMは、売場やブランドとの相性、MD・企画への参加が入口です。Cafe24は、既存顧客か広告導線がなければアクセス自体が発生しません。
売れるまでの日数と、回収までの日数は別々に見てください。早く売れても回収が遅ければ資金は詰まりますし、その逆もあります。
2.価格競争とブランド訴求
価格で選ばれる販路へ、説明を読ませないと価値が伝わらない商品を置くと、値下げ競争に巻き込まれます。逆に、機能差の分かりにくい定番品をコンテンツ勝負の販路へ置いても伸びません。
どの販路でも先に効くのは、商品ページの韓国化です。機械翻訳のままでは、広告を足しても転換率は上がりません。韓国で実際に使われる商品名、サイズと容量と使用方法、原産国・製造者・輸入販売主体、韓国の消費者が不安に思う点への回答、配送予定日と関税と返品方法、日本での販売実績や正規性。ここを韓国語で整えてから、広告とレビュー施策を設計してください。
メーカー希望価格を守りたい場合は、相乗りや値引き企画への参加で価格統制が崩れないか、事前に確認しておきます。
3.販売手数料ではなく最終利益
手元に残る額は、次の式で見ます。
重要な確認
商品売上 − 商品原価 − モール手数料 − 国際送料 − 広告費 − クーポン負担 − 為替・海外送金費 − 返品引当 = 限界利益
売上を100としたとき、商品原価45、国際送料18、モール手数料10、広告・クーポン8、為替・送金2、返品引当2なら、残るのは15です。
この構造だと、「手数料が3%安い」ことより、広告なしで売れるか、まとめ買いを作れるか、返品率を抑えられるかの方が、利益への影響が大きくなります。モールを比べるときは、手数料率ではなくこの式の答えを並べてください。
4.日本口座へ着金するまでのキャッシュフロー
見るべきなのは、モール上の精算日ではありません。
注文 → 発送 → 配送完了 → 購入確定 → モール内残高へ反映 → 出金申請 → 海外送金 → 日本の銀行口座へ着金
ここまで通してキャッシュフローです。1日10万円売れ、原価と先払い送料が売上の63%なら、毎日6万3,000円を先に払っています。着金まで45日かかるなら単純計算で約283万円、着金まで10日なら約63万円の運転資金が要ります。
注文›発送›配送完了›購入確定›残高反映›出金申請›海外送金›日本口座
※送金処理後に日本口座へ反映される日は、受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、送金日の翌営業日に反映されますが、銀行休業日、送金通貨、口座確認などにより前後します。
※NAVERは制度上の最低出金額を設けていません。ただし、中継・受取銀行の手数料で受取額が目減りするため、30万ウォン以下は残高をまとめてから出金する方が実務的です。
この表で見るのは、速い遅いの順位ではなく、自社の月商で何日分を立て替えられるかです。月商が2倍になったときの必要運転資金を、出店前に試算しておく必要があります。
5.物流、返品、韓国語CS
越境ECでは、往路の送料より返品の方が高くつくことがあります。低単価品は日本へ返送せず、韓国内で検品して再販売するか廃棄した方が損失を抑えられる場合があります。高額品は、真贋資料、シリアル、梱包時の動画、重量、追跡、署名記録を残し、紛争になったときに証明できる状態を作っておきます。
韓国語CSの対応時間、注文から発送までの期限、追跡番号の登録方法、韓国側の返品先が要るかどうか。この4点は、モールを決める前に自社で回せるか確かめてください。配送状態が反映されない、到着が遅れるといった問題は、レビューを傷めるだけでなく、購入確定を遅らせて精算まで後ろへずらします。
6.少量テストと多品種展開への適性
少量テストで確かめるのは、需要、広告を除いた利益、着金日数、返品率の4つです。カテゴリー審査に時間がかかる販路や、企画参加が前提の販路は、テストの設計そのものが変わります。
多品種で広げるなら、商品登録よりも、欠品・価格変動・為替・送料変更・注文処理の方が先に問題になります。100商品なら手作業で持ちますが、1,000商品、1万商品では、商品情報の一括登録、韓国語への変換、原価・為替・送料・手数料を反映した価格改定、在庫同期、注文取り込み、追跡番号の反映、販売禁止商品と知的財産権リスクの除外を自動化しないと回りません。運用の粗さは、注文100件あたりの欠品件数、価格改定の遅れで赤字になった件数、追跡番号の反映遅延、1注文あたりの作業時間を見れば把握できます。
もう一つ、大量出品を考えている方が見落としやすいのが、販売可能な商品数の上限です。
表の数字だけで運用を決めると危険です。Coupang、NAVER、11番街は、同じ「1万品」でも上限の決まり方と、上限を超えた後の挙動がまったく違います。以下の3販路は、運用に直結する条件まで押さえてください。
Coupang:基本1万品。実績に応じて段階的に拡大
現在は販売者ごとに個別上限が設定されるため、WINGまたはAPIに表示される値を最優先します。APIの permittedCount が空の場合は無制限です。Open APIからの商品登録は、オプション商品基準で1日5,000件までです。
2026年7月11日以降は、90日以上販売実績がない商品のうち、顧客体験を損なう可能性が高いとCoupangが判断した商品について、自動品切れ、検索・商品露出の制限、販売制限・停止、販売者情報の確認、商品削除が行われる場合があります。「90日売れなければ全商品が一律削除」ではありません。対象商品と措置理由は販売者へ個別に案内されます。
WINGの追加アカウントは同じ店舗を管理する担当者用サブIDであり、商品登録上限は増えません。
NAVER SmartStore:直近3か月の「売れた比率」まで見られる
2026年6月の規約改定資料では、毎月2日に直近3か月の実績を再計算し、登録数が上限を超える場合は15日から販売停止処理が行われます。停止対象になりやすいのは、直近13か月に販売履歴がない商品、修正日が古い商品、長期間管理されていない商品です。販売停止後も3か月間修正がない商品は、自動削除の対象になる可能性があります。大量登録より、実際に売れる商品の比率を上げる設計が重要です。
Gmarket/Auction:新規2,000品から始まり、売上で各1万品へ
この基準は2024年9月11日から適用されました。新規アカウントは原則2,000品から始まり、1か月後に販売実績で再判定、その後は毎月見直されます。開店から3か月未満なら経過月数の平均で判定され、キャンセル・返品となった取引は販売金額から除外されます。GmarketとAuctionはESM PLUSで管理しますが、上限は各モールの販売者IDへ別々に付与されます。
販売可能商品が上限を超えた場合、または「販売可能+販売停止」の総商品数が販売可能上限の2倍を超えた場合は、新規登録と販売再開ができません。超過商品が一律に自動削除されるルールではありません。直近2か月以内にサーバー利用料が課金されたIDは1万品となる例外もあります。総保有商品数の表示は適用時期やIDによって異なる可能性があるため、最終的にはESM PLUSに表示される「販売可能最大数量」を優先してください。
購入代行・無在庫型では、売れない商品を残さない、GmarketとAuctionで商品構成を分ける、同一シリーズの色・容量は注文オプションへ集約する、という3点が枠の使い方を左右します。
11番街:上限超過分は自動販売停止。複数IDは審査制
販売中の商品数上限は、販売等級1〜4級が1万品、販売等級5級と新規販売者が5,000品です。上限を超えると、次の順に販売停止されます。
- 広告が適用されていない商品
- ショッキングディール/タイムディール未実施の商品
- 直近1年間にPVがない商品
- 直近1年間に注文履歴がない商品
- 直近30日以内に商品修正がない商品
- 商品修正日が古い商品から順番
停止された商品データは削除されません。販売中の商品数を上限内へ調整すれば、再販売できます。すでに上限を超えて登録している販売者も既得権にはならず、超過分は上記基準で自動販売停止になります。
販売実績・信用度等の審査条件を満たす事業者は、1事業者登録番号につき最大4ID、つまり代表IDに加えて最大3IDを申請できます。自動付与ではありません。実務上案内されている主な条件は、加入承認から6か月以上、販売等級3級以上、販売信用点数100点以上、販売金額1,000万ウォン以上、直近3か月以内にID利用停止履歴がないことです。条件を満たしたうえで、販売者カスタマーセンターへ申請し審査を受けます。
なお、システム上で商品登録できることと、その商品を売り続けられることは別です。医薬品・医薬部外品、健康機能食品、化粧品の禁止成分、医療機器、酒類、電気製品、子ども向け製品、ブランド品、中古高額品は特に注意してください。Coupangも、出品制限商品や知的財産権違反に対して、販売停止、在庫廃棄、支払い保留などの措置を取る可能性を明記しています。
7.現地在庫、併売、ブランド形成への発展性
最後に、その販路が次につながるかを見ます。日本直送から韓国内の在庫へ切り替える余地があるか、他モールと顧客が重複しないか、運用の結果として自社にブランド資産が残るか。
すでに複数モールで販売している方は、ここで顧客の重複を確認してください。売上は増えたのに利益が減っている場合、同じ顧客を別のモールで取り合っているか、作業時間だけが増えている可能性があります。
販路選定より先に、商品と体制を見直した方がよいケース
次のどれかに当てはまるなら、モール比較を止めて手前を整えた方が早く進みます。
- 国際送料、広告、返品引当を入れると限界利益が残らない
- 韓国語の商品ページ、CS、配送遅延の案内を継続できない
- KC認証、食品・化粧品規制、知的財産権の確認が終わっていない
- 多品種販売なのに、欠品・価格・為替を同期する仕組みがない
- 精算前の仕入れと送料を立て替える運転資金が足りない
- メーカー希望価格を守りたいのに、相乗りや値引き参加で価格統制が崩れる
ここからは各販路の詳細です。この2章は、参入企業が最初の1〜2モールを決めるため、既存セラーが二強のうち手薄な側を補うために読んでください。
1.Coupang:目的買いの新規顧客を取れる一方、資金繰りと配送品質が利益を決める
藤田の見立て
- 向く: 型番・JANで比較される定番品、日用品、購入代行。目的買いの新規顧客を取りたい事業者に向きます。
- 向かない: 長い説明を読んでもらわないと価値が伝わらない高額商品。NAVERや自社ECとの併用が必要です。
- 最も多い失敗: 月商だけを追い、未入金売上と仕入れ・送料の立替額が膨らむこと。着金までの運転資金を先に決めます。
売れる仕組みと相性商品
Coupangは、韓国で最も広く使われる総合ECアプリです。2025年3月のWiseapp・Retail・Goods推計では約3,362万人、2026年3月の調査値では3,503万人と、アプリMAUでは突出しています。ただし、MAUは売上高や市場シェアそのものではなく、利用者の推計・調査値である点は押さえておいてください。
購入率を左右するのは、検索結果だけではありません。既存カタログへの紐づけ、価格、配送予定日、販売者評価、レビューが効きます。同じ商品を複数の販売者が扱う場合、新しい商品ページを作るより、正しいカタログへ紐づけて競争力のある条件を出す方が先です。
相性がよいのは、日用品・消耗品・食品・キッチン用品、型番やJANで比較されやすい商品、すでに日本で売れている定番品、購入代行型の商品、低〜中価格で繰り返し買われる商品、バリエーションが分かりやすい商品です。
費用と精算
登録料は無料です。カテゴリー別販売手数料は、公式一覧でおおむね4%から10.9%。購入者が支払う送料には3%の配送費処理手数料がかかり、これはVAT別です。月間GMVが100万ウォンを超える販売者には、月額5万ウォンのサービス利用料が発生します。家電・コンピューター・電子カテゴリーは、公式説明上、月間GMV500万ウォン超が基準です。
精算は月次です。購入者への配送完了から7日後に売上が自動確定し、その月の1日から末日までに「売上確定」した分が、翌月20日から25日の間に自動振込されます。実際の振込日は月によって異なるため、Coupang WINGの精算カレンダーで確認します。
重要な確認
Coupangのキャッシュフロー
配送完了 → 7日後に売上自動確定 → 売上確定月の末締め → 翌月20〜25日の指定日に自動振込 → 受取金融機関で口座反映(ネット銀行は通常翌営業日)
注意したいのは、注文日ではなく売上確定日が月次集計の基準になる点です。月末近くに配送が完了した注文は、7日後の確定が翌月へずれ、振込もさらに1か月後ろへずれる場合があります。購入代行や無在庫販売でも、在庫資金が不要というだけで、仕入れと送料の立替は同じように発生します。
物流・返品・CS
基本は日本からの追跡可能な直送です。注文確認、出荷処理、国際配送の追跡番号登録、韓国側ラストマイルへの反映を、遅れなく回します。
Coupang Global Fulfillment(CGF)は、保管、ピッキング、梱包、通関、韓国配送、返品と韓国語CSをまとめる仕組みです。利用を希望する場合は、Free Life&Coが申込時点の集荷拠点、対象カテゴリー、料金を確認し、日本直送との採算を比較します。
実務の急所
売上拡大と同時に運転資金が増える点です。月商をKPIにせず、未入金売上、仕入れと送料の立替額、返品引当を週次で確認してください。
運用面では、既存カタログへ正しく紐づける、配送予定日を守る、転換しない商品へ広告をかけ続けず先に商品ページを直す、価格改定を自動化する、欠品キャンセルを減らす、ブランド品は仕入れ先と正規性を証明できるようにする。この6つで、大半の事故は防げます。
商品登録は基本1万品で、販売実績により拡大します。実際の上限と長期未販売商品の扱いは、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」で確認できます。
購入代行との相性
Q.Coupangは購入代行に向いていますか?
向いています。 型番・JAN・ASINで特定しやすい定番品と目的買いの相性がよいからです。ただしSKUを増やす前に、価格改定、欠品、在庫同期、配送期限を少人数で管理できる体制が必要です。多品種運用の方法は購入代行向けPrime Shopperで確認できます。
補完候補: Coupangを軸にする場合、説明を読んで納得したい検討層を拾うために、NAVER SmartStoreを次に置くと役割が重なりません。
2.NAVER SmartStore:検索とコンテンツで指名需要を育てる販路
藤田の見立て
- 向く: 成分、製法、使い方、ブランド背景で差を説明できるメーカー様・D2Cブランド様。
- 向かない: 韓国語の検索設計、商品ページ、コンテンツ、レビュー育成を継続できない体制。
- 最も多い失敗: 商品を登録すれば検索流入が生まれると考えること。Coupangが目的買いなら、NAVERは検討購買を育てる販路です。
売れる仕組みと相性商品
流入元は、NAVER検索、NAVERショッピング、価格比較、ブログ、カフェ、ショートコンテンツ、広告と多岐にわたります。「調べる、比較する、口コミを見る、納得して買う」という流れをつくりやすい構造です。アプリのMAUだけで規模を測れないのは、この導線の広さが理由です。
日本からの出店では、海外事業者申請、本人確認、精算口座の登録、通信販売業申告を順に進めます。Free Life&Coでは、必要書類の整理・翻訳から通信販売業申告、ストア開設まで代行しています。
相性がよいのは、D2Cブランドやメーカー商品、成分・製法・ストーリーを説明したい商品、セット販売やまとめ買い、高単価商品、指名検索を作れる商品、韓国のブログやインフルエンサー・検索広告と組み合わせる商品、リピート購入を狙う商品です。
費用と精算
注文管理・販売関連の手数料目安は1.98〜3.636%です。適用料率は販売者区分、売上規模、流入経路、ストア形態、販売機能によって変わります。検索広告、ブランド検索、ショッピング広告、クーポン、ポイントの販売者負担は、この料率とは別に予算化します。
購入確定後にNpayビズウォレットへ反映され、販売者が手動で出金申請します。海外販売者は申請から2営業日以降に送金され、日本口座への反映は受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
日本直送では、追跡できる配送方法と、現実的な配送予定日を設定します。追跡不能、配送状態の未反映、到着遅延は、購入確定と精算を遅らせるうえに、レビューにも跳ね返ります。
返品先は、運用ルートに合わせて日本か韓国の住所を設計します。単価、返品率、再販売の可否を見て、韓国に返品拠点を置くかどうか判断してください。
実務の急所
登録しただけでは売れにくい販路です。検索需要、商品ページ、レビュー、広告、外部コンテンツを一本の導線として組んでください。
実務では、韓国人が実際に検索する商品名を使う、商品名に無関係なキーワードを詰め込まない、ブログ・ショートコンテンツ・検索広告の役割を分ける、単品だけでなく悩み別・用途別のセットを作る、レビューは件数だけでなく写真と使用場面と質問回答を増やす、ストアの再訪と顧客登録とリピート施策を設計する。この順で手を入れると、広告費の効率が変わります。
商品登録上限は直近3か月の実績で1,000品から5万品まで変動します。詳細条件と超過時の扱いは、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」で確認できます。
重要な確認
通信販売業申告は、いつ・何をすればよいですか?
海外事業者は、すべての出店直後に一律で申告するのではありません。前年の購入確定件数または当年1月1日からの累計購入確定件数が50件以上となり、販売者センターに案内が表示された場合に対応します。実務では、販売者画面から購入安全サービス利用確認証を発行し、申告書、日本の事業者証明とアポスティーユ、韓国語訳等をそろえて韓国の公正取引委員会へ申告し、受領した申告番号をSmartStoreへ登録します。補正を含めると2週間〜1か月程度、余裕をみて1〜2か月を見込んでください。Free Life&Coでは、アポスティーユ、翻訳、申告、販売者画面への反映まで含む手続きを代行しています。通信販売業申告・SmartStore出店代行を相談する
購入代行との相性
Q.NAVERは購入代行にも、メーカー・D2Cにも向いていますか?
どちらにも向きますが、勝ち方が違います。 購入代行は検索需要のある商品を多品種で拾い、価格・在庫を更新し続ける運用です。メーカー・D2Cは商品説明、ブランド、レビュー、NAVER検索・コンテンツを一体で育てます。
補完候補: NAVERを軸にする場合、目的買いの新規客をCoupangで、品質やブランドで選ばれる層をSSG.COMで拾う組み合わせが検討しやすくなります。
多品種の在庫を持つ事業者、型番商品を扱う事業者、そして二強で価格競争に消耗している既存セラーが読む章です。
3.Gmarket/Auction:大量SKUと比較購買に強い2モール運用
GmarketとAuctionは、ESM Plusで商品・注文・精算をまとめて管理できます。ただし顧客の買い方は異なるため、同じ商品を複製するのではなく、Gmarketは品ぞろえと価格比較、Auctionは型番・趣味・中古需要という役割で商品構成を分けます。
藤田の見立て
- 向く: SKUが多く、型番や仕様で比較される家電、工具、趣味用品、購入代行。
- 向かない: 商品数が少なく、価格以外の説明で選ばれるブランド商品。
- 最も多い失敗: Coupangと同じ商品を同じ価格で複製すること。GmarketとAuctionでも商品構成を分け、新規顧客・利益・作業時間の純増を見ます。
売れる仕組みと相性商品
Gmarketは、家電、デジタル、生活用品、ファッション、海外商品など、幅広く比較する購買と相性があります。多数の商品を並べ、価格・品ぞろえ・セールで接点を増やす戦略が取りやすい構造です。
Auctionは、家電、デジタル、工具、趣味用品、掘り出し物、中古・整備済み品など、比較検討が長引く商品と相性があります。リユース事業者にとっては、中古カテゴリーと販売条件を確認する価値のある販路です。
向いているのは、取り扱いSKUが多い購入代行・卸売型の事業者、家電やPC周辺機器・カメラ・工具・ゴルフ・ホビーを扱う事業者、型番商品や高単価の比較商品を持つ事業者、承認された中古・整備済み品を扱う事業者、そしてCoupang一本に依存したくない事業者です。
費用と精算
販売手数料はGmarket・Auctionとも1〜12%です。先払い送料には3.3%の手数料が加算されます。同じ商品でも、登録カテゴリーとモールによって適用料率が変わるため、両モールの採算を分けて計算します。
Gmarketの公式販売者ヘルプでは、サイト別・販売ID別に前月の商品販売代金が500万ウォン以上になると、月額5万5,000ウォン(税込)のサーバー利用料が発生すると案内されています。出店支援時は、Auctionを含む販売者画面の最新条件をFree Life&Coが確認し、採算表へ反映します。
Gmarket/Auctionは、配送完了から8日後に売上が確定し、さらに1営業日後に「グローバルセラー預り金」へ反映されます。配送完了から預り金反映までの合計目安は9日です。2026年3月9日以降は、GmarketとAuctionの送金基準が共通化されました。販売者が手動で出金申請すると、次の木曜日を基準に海外送金されます。
重要な確認
Gmarket/Auctionのキャッシュフロー
配送完了 → 8日後に売上確定 → その1営業日後に預り金反映(合計目安9日)→ 次の木曜基準で海外送金 → 受取金融機関で口座反映(ネット銀行は通常翌営業日)
送金ルールは2026年3月9日に改定されています。それ以前の案内に残る「月4回」等の記載ではなく、ESM PLUSの販売者画面に表示される現行の送金設定を優先します。
物流・返品・CS
送料込みの総額で価格が比較されるため、国際送料と韓国国内配送を含めた総額設計が売上を左右します。SKUが増えるほど、欠品、価格逆転、配送遅延が利益を削ります。中古品を扱う場合は、状態ランク、傷、付属品、真贋と仕入れ証明を商品ページに明記して、返品時の争点を減らしてください。
実務の急所
海外直購セラー特約には、偽造品に関する厳しい精算停止・賠償規定が定められています。ブランド品は仕入れ証明を必ず残してください。
重要な確認
出店申請で準備する書類
2023年以降は、原則として発行から3か月以内の書類と英訳をそろえます。個人事業主は開業届に加えて確定申告書、法人は履歴事項全部証明書を用意し、共通書類として代表者のパスポート、住民票、英文の銀行残高証明、仕入れ・事業所住所を確認できる資料を提出します。Free Life&Coでは、書類の有効期限確認、英訳、翻訳宣誓文、追加資料への対応までまとめて代行しています。
運用では、GmarketとAuctionへ機械的に同じ商品を出すのではなく売れ筋を分ける、型番・ブランド・仕様・容量を正確に登録する、Super Dealなどのセール枠へ参加する、送料込み総額で価格競争力を確認する、商品数が多い場合は在庫・価格同期を自動化する。この5点が基本線です。
購入代行との相性
Q.Gmarket/Auctionは購入代行に向いていますか?
多品種・型番商品を扱う購入代行に向いています。 ただしCoupangや11番街まで広げると、価格、在庫、販売状態、注文がモールごとに分かれます。販路数に合わせて人手を増やすのではなく、一元管理で運用を固めてから広げます。
補完候補: この2モールを軸にする場合、企画展とクーポンで露出を作る11番街、あるいは目的買いを取るCoupangが、次の候補として検討しやすくなります。
4.11番街:海外直購と企画展で売上をつくる
藤田の見立て
- 向く: 海外ブランド、輸入品、多品種商品を企画展・クーポン・セールでまとめて訴求できる事業者。
- 向かない: 値引きや販促負担を引くと利益が残らない商品。
- 最も多い失敗: 通常掲載のまま自然流入を待つこと。企画後にも利益が残る値入れと、他モールとの価格・在庫連動が必要です。
売れる仕組みと相性商品
11番街はグローバルセラー申請に対応しており、海外事業登録証、代表者の身分証明、Bank Statementなどを提出します。
売上のつくり方は、通常検索よりも海外直購売場、企画展、イベント、クーポン、ポイントを使った販促に寄っています。海外ブランドや輸入商品、家電・デジタル、健康・生活関連商品、シーズン商品、企画展へまとめて提案できる商品群と相性があります。
費用と精算
販売手数料は7〜20%です。商品カテゴリーと契約条件によって適用料率が変わり、クーポン、企画展、ポイントなどの販売者負担は別に発生します。企画へ参加した後も利益が残るかを、この追加負担まで含めて試算します。
購入者が購入確定した時点で売上が確定します。未操作の場合は、追跡可能配送なら配送完了から8日後に自動確定されます。販売者が週1回の送金を手動申請し、申請から送金処理までは7〜8日程度が目安です。送金後の口座反映日は受取金融機関によって異なりますが、ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
海外直購であること、配送予定日、関税条件を、購入前に分かりやすく表示します。配送が遅れそうなときは、購入者から問い合わせが来る前に案内を出す。この一手間が、企画参加時のクレーム量を大きく変えます。
実務の急所
販売中の商品数上限は、新規販売者・5級が5,000品、1〜4級が1万品です。超過時の停止順と複数IDの審査条件は、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」に集約しています。
運用では、通常出品だけでなく企画展参加を前提に商品を準備する、単品値引きだけでなくセットや数量割引を作る、広告とクーポンの販売者負担率を事前に確認する。この3点を押さえてから出品を増やします。
補完候補: 11番街を軸にする場合、企画に依存しない日常の目的買いを拾うCoupang、または型番比較を取るGmarket/Auctionが次の候補になります。
価格ではなく、正規性やブランド、家族の生活シーンで選ばれたい商品を持つ方の章です。二強で価格競争に疲れている既存セラーにとっては、逃げ場ではなく別の客層を取る手段になります。
5.LotteON:ロッテ会員へ届く一方、販売カテゴリーが最初の分岐
LotteONでは、外国人代表セラーにファッション衣類、雑貨、化粧品、ブランド品、乳幼児用品、海外直購全品の販売制限があります。Free Life&Coでは、商品情報を受け取った段階でカテゴリーと商品権限を判定し、LotteONで扱えない場合は、Coupang、NAVER、SSG.COMなどの代替販路をご提案します。
藤田の見立て
- 向く: 取扱可能と判定された商品で、正規性、ギフト、家族消費を訴求できるメーカー様・販売者様。
- 向かない: 価格だけで回す商品、企画売場に合わせたセット・訴求を作れない体制。
- 最も多い失敗: 出店後に取扱カテゴリー制限が分かること。Free Life&Coは申請前に商品情報から取扱可否を判定します。
売れる仕組みと相性商品
LotteONは、ロッテ百貨店やロッテマートの会員基盤と、ブランド・企画売場を活用できる点が特徴です。「信頼できる販売元」「正規品」「家族向け」「ギフト」を訴求しやすく、単なる安売りではなく、セット提案やメーカー保証まで見せられる商品と相性があります。
費用と精算
販売手数料は7〜13%です。これとは別に、月間の購入確定売上が100万ウォン未満なら固定費は免除、100万ウォン以上になると月額5万9,000ウォンの固定費が発生します。決済手数料、配送費手数料、外部提携チャネル、割引プログラム等の控除も分けて採算表へ入れます。
購入確定分を月2回締め、自動振込します。送金後に日本口座へ反映される日は受取金融機関によって異なりますが、ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
海外配送商品を登録するには、販売者アカウントへ海外配送権限を付与してもらう工程が入ります。商品登録マニュアルには、海外配送商品を販売する際に担当窓口へ権限を申請する手順が示されています。
あわせて、ONE商品への紐づけ、ブランド登録、契約タイプ、海外配送権限、出荷地と回収地の設定を正確に行います。ここを飛ばすと、登録はできても販売開始まで進みません。
実務の急所
実務では、商品判定、アカウント開設、商品・海外配送権限、ブランド登録、出荷地・返品先の順に整えます。Free Life&Coでは、この工程を一つの進行表にまとめ、販売開始まで代行します。
販売許可を確認できた商品では、ロッテの顧客層に合うセットやギフトを作る、正規性とメーカー保証と日本での実績を見せる、通常検索だけでなくカテゴリー企画やブランド売場を狙う、外部提携プロモーションの追加負担を確認する、低価格商品を大量に並べるより商品選定と売場提案に時間を使う。この順で組み立てます。
補完候補: LotteONを軸にする場合、同じ正規品・品質訴求をより食品や生活寄りの顧客へ広げるSSG.COM、あるいは検索からブランドを育てるNAVER SmartStoreが候補になります。
6.SSG.COM:弊社仲介で開通し、品質志向の顧客へ届ける
出店ルート
SSG.COMの販売者向けプライバシーポリシーには「海外事業者販売会員」の区分があり、海外事業者情報、海外事業所、海外口座証明などの収集項目が明記されています。
ただし、一般公開された申請画面だけでは、本人確認やアカウント開通を完了しにくいケースがあります。本記事では、弊社がSSG.COM側との調整を仲介し、日本企業の販売アカウントを開通するルートを前提に説明します。
藤田の見立て
- 向く: プレミアム食品、ギフト、生活用品、正規品ブランドなど、品質・由来・利用場面を説明できる商品。
- 向かない: 価格と出品数だけで面を取る商品、商品説明と売場提案を作り込めない体制。
- 最も多い失敗: アカウント開通をゴールにすること。Free Life&Coは商品選定、MD調整、登録、クリエイティブ、配送・返品、精算まで一体で設計します。
売れる仕組みと相性商品
SSG.COMは、新世界百貨店、eマート、食品・生活用品の買い物導線を持ち、価格だけでなく信頼性、食品品質、ブランド、会員特典を重視する顧客へ届きやすいモールです。
2025年末に発表された新会員制度の事前利用データでは、利用者の43%が40代、24%が50代、21%が30代でした。これはSSG.COM全利用者の構成ではなく、特定の会員施策の利用者データですが、家計消費を担う30〜50代との相性を示す参考にはなります。
相性がよいのは、プレミアム食品や地域産品、ギフト、生活用品とキッチン用品、ビューティとヘルスケア周辺商品、日本のメーカー正規品、百貨店品質を訴求できるブランド、そして安さ以外に品質・安全性・由来を説明できる商品です。
SSG.COMのDealは、最大50の単品商品を一つのページへまとめ、レビュー数を集約できます。新商品を既存の人気商品と組み合わせて出すときに効いてきます。
費用と精算
販売手数料は10〜11%です。商品ごとの個別契約で最終料率を決定し、販売開始前に商品別の採算表へ反映します。
あわせて、売上と月平均表示商品数に応じた商品情報維持費があります。同じ2026年版の契約書式では、月間売上70万ウォン未満と新規契約後6か月以内は免除、70万〜300万ウォンは月5万ウォン、300万ウォン超は表示商品数に応じて月6万〜40万ウォンです。販売手数料とは別の費用として採算へ入れます。
購入確定分を月2回締め、自動振込します。販売手数料、商品情報維持費、販促費などの控除後に送金され、日本口座への反映は受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
規約上、原則として決済完了から3営業日以内に発送し、追跡可能な配送情報を登録することが求められます。ただし、商品ページ上で別の配送条件を事前に表示した場合は、その条件が適用されます。越境販売では、標準の3営業日へ無理に合わせるより、現実的なリードタイムを契約と商品ページへ設定しておく方が事故が起きません。
返品は、購入者が配送完了後7日以内に申請でき、販売者は返品商品を受領してから3営業日以内に返金処理することが規約上求められます。返品先と検品体制を、開通前に決めておいてください。
実務の急所
公開フォームへ入力すれば自動で販売開始できるモールではありません。仲介、本人確認、商品権限、契約、配送・返品、精算までを、一体で設計してから走り出します。
登録できる商品数は販売者等級に応じた上限があり、上限を超えている間は新規登録ができません。Free Life&Coが仲介契約時に販売者画面の上限を確認し、商品選定とSKU計画へ反映します。
売り方としては、価格ではなく品質・正規性・ギフト性を前面に出す、食品や生活・ビューティの購買シーンを提案する、商品を単品で並べず用途別のDealにまとめる、Dealで関連商品とレビューを集約する、TOPSなど販売者向けプログラムや企画・広告を活用する。この設計ができるかどうかで結果が変わります。
補完候補: SSG.COMを軸にする場合、検索で指名需要を育てるNAVER SmartStoreが次の候補になります。
7.Cafe24:モールではなく、韓国向け自社ECを持つ選択肢
Cafe24は集客を持つECモールではなく、自社ECサイトを構築・運営する基盤です。参入検討企業にとっては「最初の販路」ではなく、既存販売企業にとっては「顧客データを自社に残すための次の一手」です。
藤田の見立て
- 向く: すでに韓国の顧客・SNSフォロワーを持ち、会員化・定期購入・再購入を設計したいメーカー様・D2Cブランド様。
- 向かない: 韓国での認知や流入導線がなく、集客費・決済・韓国語CSを自社で持てない段階。
- 最も多い失敗: サイトを作れば売れると考えること。Cafe24はモール手数料を避ける無料サイトではなく、顧客データと再購入を自社に蓄積する基盤です。
売れる仕組みと相性商品
流入は、自社広告、SNS、NAVER、Kakao、CRMからつくります。独自ブランド、リピート品、高粗利商品と相性があります。逆に、価格比較で選ばれる商品を自社ECだけで売るのは、集客コストの面で分が悪くなります。
費用と精算
Cafe24にはモール型の販売手数料はありません。決済時のPG手数料はおおむね3.6〜5.0%が目安で、契約する決済会社と売上規模によって変わります。このほか、利用プラン、アプリ、デザイン、広告、CRM、物流の費用が発生します。
海外事業者が韓国のカード・簡便決済をどこまで導入できるかは、PG審査と契約主体で変わります。サイトを無料で作れることと、韓国の消費者が使いやすい決済を導入できることは別問題です。
精算日もPGごとに異なります。PGを選ぶ段階で、売上発生日、決済確定日、留保、返金、チャージバック、海外送金を比較表にしてから契約します。
物流・返品・CS
関税、配送、返品の条件を購入前に分かりやすく表示します。モールと違って問い合わせも返品も自社で受けるため、韓国語CSの体制がそのまま転換率とレビューに影響します。
実務の急所
サイトを作ることより、集客・決済・CS・物流を継続運営する方がはるかに難しい、という一点に尽きます。最初からCafe24一本に絞るより、CoupangやNAVERで需要を確認し、再購入率が見えてから自社ECを育てる進め方が現実的です。
なお、モールで買ってくれた顧客を規約に反して外部へ誘導するのは避けてください。広告、SNS、コンテンツから自社サイトへ直接集客し、Kakaoチャネルやメール、会員制度で再購入をつくる。韓国で一般的な決済手段を増やす。この積み上げが自社ECの実力になります。
各ECモールの出店方法と、手続きを含む出店代行
出店画面だけを見ても、必要書類、翻訳、認証、公的申告、商品権限、海外配送権限までは分かりません。まず無料の解説動画で全体の流れを確認し、自社で難しい工程だけを依頼することもできます。
Free Life&Coでは、出店申請だけでなく、必要書類の整理、英訳・韓国語訳、アポスティーユ、通信販売業申告、審査対応、商品登録、物流・返品、精算設定まで、案件に必要な工程をまとめて支援しています。短い確認はLINE、商品と事業計画を踏まえた法人・事業者向けの相談は問い合わせフォームをご利用ください。
中古・リユース商品の現実的な販路
WISE APPデータ:中古・リセールアプリはどれだけ使われているか
主要中古・リセールアプリの月平均利用者数(2026年第1四半期)出典:WISE APP
WISE APPの2026年第1四半期調査では、月平均利用者数はKarrot(タングン)が2,319万人、Bunjangが520万人、KREAMが220万人、Joonggonaraが209万人でした。中古・リセールは一部の愛好家だけの市場ではなく、韓国の日常的な購買行動として定着しています。
結論として、現時点で日本居住の日本人・日本企業が日本から直接出品できる主要な中古・リセールアプリの一般公開ルートは確認できません。 KarrotやBunjangは、外国人でも韓国の外国人登録番号を登録した本人名義回線による認証が前提です。KREAMも国内の本人認証を前提としています。韓国IPやSMSを受け取れる電話番号だけでは解決せず、第三者名義のアカウント利用や本人確認の回避は行わないでください。
これらのアプリは、販売先ではなく調査の場として使うのが実務的です。相場、回転率、人気ブランド、商品状態別の価格差を見るには十分な情報があります。
日本のリユース事業者が現実に取れる販路は、次の3つです。
- Auctionをはじめとする総合モールで、承認された中古カテゴリーを使う
- 自社ECで、状態説明と真贋資料を自分の基準で提示する
- 韓国の正規パートナーと卸売や委託で組む
いずれの場合も、真贋、仕入れ証明、シリアル、状態ランク、返品対応、カテゴリー承認が前提になります。ここが整わないまま高額品を出すと、紛争時に守るものがありません。
販路の継続・拡大を決める4つの判断指標
販路を選んだ後の継続・拡大は、モールごとに別のKPIを増やさず、次の4つで判断します。
1売れる商品が見つかったか需要
2広告・クーポンを除いた利益が残るか利益
3日本の口座で使えるまで何日かかるか資金
4返品率と、返品1件あたりの損失が許容範囲か返品
補助指標として運用時間も記録します。体制の小さい企業ほど、最後は運用時間が継続・撤退を分けます。
出店・販路拡大の実行手順
候補販路を絞った後は、該当する導線だけを使います。比較の段階ですべての章を読む必要はありません。
1参入可否販売余地、規制、採算が成立するか
次:候補商品、原価、国際送料を書き出す
2初期販路最初の1〜2モールをどれにするか
次:該当するモール章だけ読む
3少量テスト何をどの規模で試すか
次:少数SKUで出品を始める
4継続判断テスト結果が継続に値するか
次:4指標を記録し、継続・改善・中止を決める
5拡大現地在庫か、2店舗目か
次:純増が見込める場合だけ広げる
1現状把握今の販路で取れていない顧客は誰か
次:未獲得の顧客と売り方を言語化する
2補完先選定どのモールが不足を埋めるか
次:候補のモール章だけ読む
3横展開可否同じ商品・価格・見せ方で通用するか
次:調整する商品、価格、見せ方を書き出す
4負担検証追加の在庫・物流・返品・CSに見合うか
次:追加工数と追加粗利を試算する
5継続・撤退売上と利益が純増したか
次:継続、縮小、撤退を決める
実務チェックリスト
これから参入する企業の確認項目
- 韓国で販売できるカテゴリーか。KC、成分、表示、輸入要件はどうか
- 商標、画像、説明文の使用権があるか。正規品と仕入れ経路を証明できるか
- カテゴリー手数料、送料手数料、広告・クーポンの販売者負担
- 国際送料と韓国国内配送、為替と海外送金費、月額・サーバー利用料
- 最初に検討する1〜2モールを、商品の売れ方から決めたか
- 少量テストのSKU数、期間、判定基準(4指標)を先に決めたか
- 購入確定までの日数、精算残高への反映日、出金申請の締切、海外送金日、日本口座への着金日
- 精算前の仕入れと送料を立て替える運転資金。月商が2倍になったときに必要な額
- 韓国語CSの対応時間と担当者
- 返品先を日本にするか韓国にするか。返品されても再販売できるか
販路を追加する企業の確認項目
- 現在の販路で取れていない顧客、カテゴリー、価格帯、購買目的を書き出したか
- 追加するモールで売上が純増するか、既存販路から移っただけではないか
- 追加で生じる粗利と、追加で生じる工数を試算したか
- 在庫同期、価格管理、為替と送料の更新頻度を、モール増加後も維持できるか
- 出品数の上限と、上限に達したときの挙動を確認したか
- 注文から発送までの期限、追跡番号の登録方法がモールごとにどう違うか
- 返品先を分けるのか、集約するのか
- 既存販路との役割分担(目的買い/検討購買/企画/ブランド/自社データ)が重複していないか
- API・CSV・一元管理ツールへ対応できるか
- アカウント停止時の責任者と対応手順を決めてあるか
最終結論:今日から始めること
出店可能なモールすべてへ同時に商品を登録し、手数料、在庫、精算、返品を管理しきれなくなる。これが、韓国EC参入でいちばん多い失敗です。販路の数ではなく、販売モデルを先に決めてください。
これから韓国ECへ参入する企業
- 商品カテゴリー、規制、粗利益、国際送料を確認する。ここで採算が合わなければ、モール比較へ進む前に商品を見直す。
- 商品の売れ方から、CoupangとNAVER SmartStoreを中心に最初の1〜2モールを選ぶ。ギフトや正規品、品質訴求が軸ならSSG.COM、取扱可能と判定された商品ならLotteONも候補になる。
- 少量で、需要、広告を除いた利益、着金日数、返品率を確認する。
- 売れる商品と運用方法が固まってから、現地在庫や2店舗目を検討する。
今日できるのは、候補商品と原価、国際送料を1枚に書き出すことです。ここが埋まらないうちは、どのモールを選んでも判断材料が足りません。
すでに韓国で販売している企業
- 現在の販路で取れていない顧客、カテゴリー、価格帯、購買目的を確認する。
- 同じ商品を複製するのではなく、不足している役割を補うモールを選ぶ。
- 新しい顧客と利益が純増するか、追加作業と在庫負担に見合うかを検証する。
- 売上ではなく、広告を除いた利益、日本口座への着金日数、返品率、運用時間で継続を判断する。
今日できるのは、直近3か月の注文を見て、「どの購買目的の顧客が取れていないか」を一文で書くことです。その一文が、次に読むべきモール章を決めてくれます。
購入代行・転売を副業または小規模事業で始める方
- 最初から多モール・大量出品を目指さず、CoupangまたはGmarket/Auctionで扱う商品ジャンルを絞る。
- 販売価格から仕入れ、国際送料、手数料、返品損失を引いて、1件あたりの利益を出す。
- 少数の商品で、価格改定、欠品、発送期限、問い合わせ対応まで回せるかを試す。
- 商品数を増やす段階で、Prime Shopperによる価格・在庫・受注・発送の一元管理を検討する。
今日できるのは、売ってみたい商品10品の仕入価格と想定売価を書き出すことです。利益が残る商品を先に見つけてから、出品数を増やします。
韓国で「どこに出店し、どう売るか」を一緒に設計します
韓国EC参入・販路拡大をご検討の企業へ
Free Life&Coでは、Coupang、NAVER SmartStore、11番街、Gmarket、Auction、LotteON、SSG.COMへの出店・販売運用と、複数モールの一元管理を支援しています。出店だけでなく、商品選定、認証・許認可、物流、商品ページ、NAVER検索、広告、韓国語CSまで、案件に必要な範囲を組み合わせます。
自社商品に合う販路が分からない場合は、商品カテゴリー、販売価格、原価、国際送料、目標売上、運用体制をうかがったうえで、最初に取り組む販路と、その次に足す販路の順序を設計します。すでに販売中の企業には、現在の販路で取れていない顧客を整理し、追加すべきかどうかから一緒に検討します。
目的に合わせて、次の窓口をご利用ください。
「自社商品は韓国で売れるのか」「どのモールから始めるべきか」「次の販路や集客方法が分からない」という段階からご相談いただけます。商品情報と現在の販路、目標をもとに、販路選定、認証・許認可、物流、販売運用、NAVER施策まで、必要な次の一手を整理します。法人・事業者様は問い合わせフォーム、短いご質問はLINEをご利用ください。
主な確認資料
韓国ECへの参入・販路拡大を検討する企業様・事業者様から、特に多くいただくのが次のご相談です。
こんなお悩みありませんか?
- 「韓国で販売したいが、どのECモールから始めるべきか分からない」
- 「Coupang、NAVER、Gmarket、11番街は、手数料や利用者数以外に何が違うのか」
- 「すでに韓国で販売しているが、次の販路を増やすべきか判断できない」
- 「購入代行・転売を副業や小規模事業で始めたいが、出品先と運用方法が分からない」
韓国ECの市場規模やモール名は簡単に見つかります。しかし、出店後の顧客層、売れ方、手数料、精算、物流、返品、運転資金まで同じ基準で比較した情報は多くありません。出店できても、自社商品とモールの顧客・販売方法が合わなければ、売上と利益にはつながりません。
本記事は、次の企業様・事業者様が販路を決めるための実務ガイドです。
- これから韓国ECへ参入するメーカー様・販売者様
- すでに韓国で販売していて、次の販路を探している企業様・セラー様
- 購入代行・転売を副業または小規模事業として始めたい方
こんにちは。Free Life&Co株式会社の藤田です。韓国EC14モールでの出店・運用経験をもとに、メーカー様、D2Cブランド様、小売・購入代行事業者様の韓国市場参入から、出店、EC運用、商品ページ制作、NAVERマーケティングまで支援しています。
集客まで一体設計NAVER検索・韓国語コンテンツ・広告
この記事で分かること
- 自社商品に合う韓国ECモールと、その選び方
- 各販路の顧客層、売れ方、手数料、精算、出品上限
- 日本直送と韓国在庫、返品、キャッシュフローの考え方
- 新規参入時の最初の1〜2モールと、既存セラー様の次の拡大先
- 購入代行型とメーカー・D2C型で異なる、ツールと支援の選び方
Coupang、NAVER SmartStore、11番街、Gmarket、Auction、LotteONは、日本の法人・個人事業主ともに出店できます。 SSG.COMは弊社の仲介ルートで出店でき、Cafe24は韓国向け自社ECの選択肢として比較に加えました。
この記事を読めば、知名度や手数料だけに流されず、「自社商品がどこで、なぜ選ばれるか」を基準に最初の1〜2販路を絞れます。購入代行の方は、出品先だけでなく、多品種を少人数で回す方法まで判断できます。
▼この記事の動画版はこちら▼
30秒で分かる韓国ECの販路地図
韓国ECの大きな販売軸は、CoupangとNAVER SmartStoreの二強です。最初に決めるべきなのは、目的買いを取るCoupangと、検索・比較から選ばれるNAVERのどちらが、自社商品の売れ方に合うかです。
Coupangは「探して、早く買う」場所です。検索とカタログ、価格、配送予定日、レビューが購入率を左右します。定番品や型番商品のように、比較されて即決される商品と相性があります。
NAVER SmartStoreは「調べて、比較して、納得してから買う」場所です。NAVER検索、ショッピング検索、ブログやショートコンテンツ、レビューが流入をつくります。成分や製法、使い方を説明して価値が伝わる商品ほど戦えます。
Gmarket/Auction、11番街、LotteON、SSG.COMは、二強より格下の販路ではありません。二強では届きにくい顧客層、カテゴリー、企画、流通ブランドを補うための販路です。Cafe24は集客を持つモールではなく、集客費と決済を自社で引き受ける代わりに、顧客データとリピートを自社へ残す基盤になります。
二強①:目的買いクーパン目的買い・価格・配送・レビュー
二強②:検討購買スマートストア検索・比較・コンテンツ・ブランド形成
補完①:多品種・企画型Gマーケット/オークション、11番街多品種・価格比較・企画の補完
補完②:流通グループ・ブランド型ロッテON、SSG.COM流通グループ・信頼・ブランドの補完
自社ECCAFE24自社顧客・リピート・顧客データの蓄積
この5行のうち、自社商品がどの列で選ばれるかを先に決めます。参入検討企業は「二強のどちらから入るか」、既存販売企業は「今どの役割を持っていないか」を見ます。購入代行・多品種販売は、Coupangの目的買いとGmarket/Auctionの品ぞろえ型のどちらが扱う商品に合うかから絞ります。細かい手数料や書類は、候補を絞ってから読めば足ります。
結論早見:タイプ別の最初の販路と次の拡大候補
自社に該当する行だけ読めば、先に確認すべきモール章を2〜3に絞れます。
メーカーとD2Cの方は、「CoupangかNAVERか」で悩むより、役割を分ける発想に切り替えると整理が早くなります。Coupangは新規顧客と単品、低〜中価格帯、購入までの速さ。NAVERは検索とコンテンツ、セット、高単価、ブランド理解。Cafe24は会員化と再購入、自社データ。同じ商品を同じ価格・同じページで並べるのではなく、Coupangは単品、NAVERは2個セットと使用ガイド付き、Cafe24は定期購入と会員特典、という組み方をします。
記事をすべて読む前に、まずこの表で候補を2〜3販路に絞ってください。手数料だけでなく、売れ方、精算、出品上限、出店後に詰まりやすい点までを同じ行で見られるようにしました。
| 販路 | 売れ方・役割 | 向く商品・事業 | 販売手数料・主な固定費 | 精算の目安 | 出品上限の目安 | 出店・運用の急所 |
|---|
| クーパン | 目的買い。価格・配送・レビューで需要を検証 | 定番品、日用品、型番商品、購入代行 | 4〜10.9%。別途、送料処理手数料・条件該当時の月額費 | 配送完了7日後に売上確定。確定月の翌月20〜25日に自動振込 | 基本1万品。実績で2万5,000品、5万品、無制限へ拡大 | 月末配送分は確定月が翌月へずれる。物流と運転資金を先に設計 |
| スマートストア | 検索・比較・コンテンツでブランドを育てる | メーカー、D2C、説明が必要な商品、セット商品 | 1.98〜3.636%。広告・ポイント負担等は別 | 購入確定基準。Npayビズウォレットから手動出金 | 直近3か月実績で1,000〜5万品 | 通信販売業申告、検索設計、レビュー育成が必要 |
| Gマーケット | 価格比較・セール・多品種で面を取る | 家電、PC、生活用品、海外商品、購入代行 | 1〜12%。送料手数料・条件該当時のサーバー利用料は別 | 配送完了後8日+1営業日で預り金反映。木曜基準で送金 | 月平均500万ウォン未満2,000品、以上1万品 | 書類審査と英訳を準備。売れないSKUを残すと枠を圧迫 |
| オークション | 比較検討・趣味・掘り出し物需要を取る | デジタル、工具、ホビー、承認中古・整備済み品 | 1〜12%。送料手数料等は別 | Gmarketと共通。配送完了から預り金反映まで約9日 | Gmarketと別枠で2,000品または1万品 | Gmarketと同じ商品を複製せず、商品構成を分ける |
| 11番街 | 海外直購・企画展・クーポンで露出を作る | 海外ブランド、家電、健康・生活用品、多品種販売 | 7〜20%。クーポン・企画負担等は別 | 週1回申請。送金処理まで7〜8日程度が目安 | 新規・5級5,000品、1〜4級1万品 | 上限超過分は自動販売停止。企画参加後も利益が残る値入れが必要 |
| ロッテON | ロッテ会員・企画売場で正規性を訴求 | 外国人代表セラーの制限対象外商品、許可カテゴリー | 7〜13%。月間購入確定売上100万ウォン以上は月額5万9,000ウォン | 購入確定分を月2回締め、自動振込 | 契約・商品権限別 | 商品情報を基に、カテゴリー制限と海外配送権限を出店前に判定 |
| SSG.COM | 新世界・eマート系の品質志向顧客へ提案 | プレミアム食品、生活用品、ギフト、正規品ブランド | 10〜11%。別途、売上・表示商品数に応じた商品情報維持費 | 購入確定分を月2回締め、自動振込 | 販売者等級・契約別 | 一般公開の直接申請型ではない。商品選定、MD調整、契約条件を一体で設計 |
| CAFE24 | 自社集客で会員・再購入・顧客データを蓄積 | D2C、独自商品、リピート品、高粗利商品 | モール販売手数料なし。PG手数料3.6〜5.0%が目安 | 契約するPGごとに異なる | モール型の一律上限なし | 集客・決済・韓国語CSを自社で持つ。サイトを作るだけでは売れない |
※手数料、精算、商品権限は変更されます。出店支援をご依頼いただく場合は、弊社が申請時点の販売者画面と個別契約を確認し、最新条件を反映してご案内します。
認証・許認可から販売開始まで一貫支援
認証・許認可が必要な商品も、韓国で販売できる状態まで支援します
化粧品、食品、健康食品、医療機器、電気用品、乳幼児用品などは、成分審査、韓国語表示、輸入申告、KC認証などが必要な場合があります。
Free Life&Coでは、商品URL・カテゴリー・販売予定価格をもとに、販売に必要な条件、出店先、物流方法、販売開始までの工程を整理します。
必要に応じて、韓国法人設立、許認可・認証取得、通信販売業申告、出店申請、商品登録、物流、韓国語CS、販売運用まで一貫して支援します。
主要オープンマーケットの推定決済額シェア(2025年3月)出典:WISE APP
※WISE APPによる2025年3月の推定決済額データです。各社が公表した公式取引額ではなく、調査対象となるオープンマーケット総合モール内の構成比です。
CoupangとNAVER/NAVER Payを合わせると71.7%です。だからこそ、二強のどちらかを軸に据えたうえで、自社の顧客が濃く集まる補完販路を1つ足す、という設計が現実的になります。逆に、二強を外して補完販路だけで始めると、需要検証に時間がかかります。
そして、すべての企業がCoupangから始める必要はありません。検索需要のある定番品はCoupangで検証しやすい一方、ブランドの見せ方で売るメーカーやD2Cは、NAVER SmartStoreやSSG.COMから始めた方が早い場合もあります。起点は知名度ではなく、自社商品がどう選ばれるかで決めます。
販売モデルで選ぶ:Prime ShopperとPrime Shopper NEO
購入代行・多品種販売・副業/小規模事業
Prime Shopper
ASINを起点に、出品・価格・在庫・受注をまとめて管理
- 韓国10モールに加え、JOOM・Shopeeにも対応
- 商品情報・翻訳・手数料・送料を踏まえた販売価格づくりを効率化
- 価格・在庫の更新から受注・出荷まで一元管理
- ライトプランは月額5,800円・3,000商品から
学びながら副業・小規模事業として始めたい方は、LINEでオンラインスクールの案内を受け取れます。
メーカー・D2C・自社在庫を持つ企業
Prime Shopper NEO
少数SKUで検証し、反応の良い商品を複数モールへ展開
- Shopify・BASEなどの商品・在庫情報を活用
- 為替・手数料・送料を踏まえた価格設計とAI翻訳を支援
- 商品・価格・在庫・受注・出荷を複数販路で一元管理
- 商品ページ、NAVER施策、広告・運用支援と組み合わせて展開
機能・提供範囲は更新されるため、最新内容は概要資料または個別相談でご案内します。
購入代行で多品種を回すのか、自社ブランドで売れる商品を育てるのかを先に決め、販売モデルに合う運用基盤と支援を選びます。
顧客傾向と売れ方の比較
モール選びで重要なのは、利用者数の大小だけではなく、「そのモールで何を目的に買う顧客が多いか」です。次の表では、販売候補を絞るために必要な顧客像、売れやすい商品・売り方、出店判断のポイントだけを並べます。
WISE APPデータ:年代別に見る主要ECモールの選ばれ方
年代別の主要ECモール推定決済額順位(2026年3月)出典:WISE APP
2026年3月の年代別推定決済額順位では、40代以下はNAVER/NAVER Pay、50代以上はCoupangが1位です。Gmarket/Auctionは30代以上で3位に入り、11番街は30〜50代で4位、SSG.COMは40〜50代で5位に入っています。若年層向けだからNAVER、幅広い年代だからCoupangという単純な分け方ではなく、自社商品の主力年代が「検索・比較」と「目的買い」のどちらで購入するかまで見て販路を決めてください。
既存販売企業は、この表を「現在の販路で取れていない顧客」の特定に使います。Coupangで日用品が回っている場合は比較検討層や趣味需要、NAVERでブランドが育っている場合は目的買いの新規顧客が補完候補です。参入検討企業は、自社商品の買われ方に近い行から候補を絞ります。
販路選定の7軸
知名度やイメージで選ぶと、あとで採算が合わなくなります。次の7つを、モール一般論ではなく自社の主力SKUを基準に見てください。
1.顧客がそのモールで買う理由
同じ商品でも、買われる理由がモールごとに違います。Coupangは価格と配送、既存カタログの条件が合えば比較的早く動きます。NAVERは検索需要や外部コンテンツがない状態で登録しても、動き出しません。Gmarket・Auctionは大量SKUや型番商品を広く置く戦略と相性がよく、11番街は通常検索より企画展・クーポン参加の影響を強く受けます。LotteONとSSG.COMは、売場やブランドとの相性、MD・企画への参加が入口です。Cafe24は、既存顧客か広告導線がなければアクセス自体が発生しません。
売れるまでの日数と、回収までの日数は別々に見てください。早く売れても回収が遅ければ資金は詰まりますし、その逆もあります。
2.価格競争とブランド訴求
価格で選ばれる販路へ、説明を読ませないと価値が伝わらない商品を置くと、値下げ競争に巻き込まれます。逆に、機能差の分かりにくい定番品をコンテンツ勝負の販路へ置いても伸びません。
どの販路でも先に効くのは、商品ページの韓国化です。機械翻訳のままでは、広告を足しても転換率は上がりません。韓国で実際に使われる商品名、サイズと容量と使用方法、原産国・製造者・輸入販売主体、韓国の消費者が不安に思う点への回答、配送予定日と関税と返品方法、日本での販売実績や正規性。ここを韓国語で整えてから、広告とレビュー施策を設計してください。
メーカー希望価格を守りたい場合は、相乗りや値引き企画への参加で価格統制が崩れないか、事前に確認しておきます。
3.販売手数料ではなく最終利益
手元に残る額は、次の式で見ます。
重要な確認
商品売上 − 商品原価 − モール手数料 − 国際送料 − 広告費 − クーポン負担 − 為替・海外送金費 − 返品引当 = 限界利益
売上を100としたとき、商品原価45、国際送料18、モール手数料10、広告・クーポン8、為替・送金2、返品引当2なら、残るのは15です。
この構造だと、「手数料が3%安い」ことより、広告なしで売れるか、まとめ買いを作れるか、返品率を抑えられるかの方が、利益への影響が大きくなります。モールを比べるときは、手数料率ではなくこの式の答えを並べてください。
4.日本口座へ着金するまでのキャッシュフロー
見るべきなのは、モール上の精算日ではありません。
注文 → 発送 → 配送完了 → 購入確定 → モール内残高へ反映 → 出金申請 → 海外送金 → 日本の銀行口座へ着金
ここまで通してキャッシュフローです。1日10万円売れ、原価と先払い送料が売上の63%なら、毎日6万3,000円を先に払っています。着金まで45日かかるなら単純計算で約283万円、着金まで10日なら約63万円の運転資金が要ります。
注文›発送›配送完了›購入確定›残高反映›出金申請›海外送金›日本口座
※送金処理後に日本口座へ反映される日は、受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、送金日の翌営業日に反映されますが、銀行休業日、送金通貨、口座確認などにより前後します。
※NAVERは制度上の最低出金額を設けていません。ただし、中継・受取銀行の手数料で受取額が目減りするため、30万ウォン以下は残高をまとめてから出金する方が実務的です。
この表で見るのは、速い遅いの順位ではなく、自社の月商で何日分を立て替えられるかです。月商が2倍になったときの必要運転資金を、出店前に試算しておく必要があります。
5.物流、返品、韓国語CS
越境ECでは、往路の送料より返品の方が高くつくことがあります。低単価品は日本へ返送せず、韓国内で検品して再販売するか廃棄した方が損失を抑えられる場合があります。高額品は、真贋資料、シリアル、梱包時の動画、重量、追跡、署名記録を残し、紛争になったときに証明できる状態を作っておきます。
韓国語CSの対応時間、注文から発送までの期限、追跡番号の登録方法、韓国側の返品先が要るかどうか。この4点は、モールを決める前に自社で回せるか確かめてください。配送状態が反映されない、到着が遅れるといった問題は、レビューを傷めるだけでなく、購入確定を遅らせて精算まで後ろへずらします。
6.少量テストと多品種展開への適性
少量テストで確かめるのは、需要、広告を除いた利益、着金日数、返品率の4つです。カテゴリー審査に時間がかかる販路や、企画参加が前提の販路は、テストの設計そのものが変わります。
多品種で広げるなら、商品登録よりも、欠品・価格変動・為替・送料変更・注文処理の方が先に問題になります。100商品なら手作業で持ちますが、1,000商品、1万商品では、商品情報の一括登録、韓国語への変換、原価・為替・送料・手数料を反映した価格改定、在庫同期、注文取り込み、追跡番号の反映、販売禁止商品と知的財産権リスクの除外を自動化しないと回りません。運用の粗さは、注文100件あたりの欠品件数、価格改定の遅れで赤字になった件数、追跡番号の反映遅延、1注文あたりの作業時間を見れば把握できます。
もう一つ、大量出品を考えている方が見落としやすいのが、販売可能な商品数の上限です。
表の数字だけで運用を決めると危険です。Coupang、NAVER、11番街は、同じ「1万品」でも上限の決まり方と、上限を超えた後の挙動がまったく違います。以下の3販路は、運用に直結する条件まで押さえてください。
Coupang:基本1万品。実績に応じて段階的に拡大
現在は販売者ごとに個別上限が設定されるため、WINGまたはAPIに表示される値を最優先します。APIの permittedCount が空の場合は無制限です。Open APIからの商品登録は、オプション商品基準で1日5,000件までです。
2026年7月11日以降は、90日以上販売実績がない商品のうち、顧客体験を損なう可能性が高いとCoupangが判断した商品について、自動品切れ、検索・商品露出の制限、販売制限・停止、販売者情報の確認、商品削除が行われる場合があります。「90日売れなければ全商品が一律削除」ではありません。対象商品と措置理由は販売者へ個別に案内されます。
WINGの追加アカウントは同じ店舗を管理する担当者用サブIDであり、商品登録上限は増えません。
NAVER SmartStore:直近3か月の「売れた比率」まで見られる
2026年6月の規約改定資料では、毎月2日に直近3か月の実績を再計算し、登録数が上限を超える場合は15日から販売停止処理が行われます。停止対象になりやすいのは、直近13か月に販売履歴がない商品、修正日が古い商品、長期間管理されていない商品です。販売停止後も3か月間修正がない商品は、自動削除の対象になる可能性があります。大量登録より、実際に売れる商品の比率を上げる設計が重要です。
Gmarket/Auction:新規2,000品から始まり、売上で各1万品へ
この基準は2024年9月11日から適用されました。新規アカウントは原則2,000品から始まり、1か月後に販売実績で再判定、その後は毎月見直されます。開店から3か月未満なら経過月数の平均で判定され、キャンセル・返品となった取引は販売金額から除外されます。GmarketとAuctionはESM PLUSで管理しますが、上限は各モールの販売者IDへ別々に付与されます。
販売可能商品が上限を超えた場合、または「販売可能+販売停止」の総商品数が販売可能上限の2倍を超えた場合は、新規登録と販売再開ができません。超過商品が一律に自動削除されるルールではありません。直近2か月以内にサーバー利用料が課金されたIDは1万品となる例外もあります。総保有商品数の表示は適用時期やIDによって異なる可能性があるため、最終的にはESM PLUSに表示される「販売可能最大数量」を優先してください。
購入代行・無在庫型では、売れない商品を残さない、GmarketとAuctionで商品構成を分ける、同一シリーズの色・容量は注文オプションへ集約する、という3点が枠の使い方を左右します。
11番街:上限超過分は自動販売停止。複数IDは審査制
販売中の商品数上限は、販売等級1〜4級が1万品、販売等級5級と新規販売者が5,000品です。上限を超えると、次の順に販売停止されます。
- 広告が適用されていない商品
- ショッキングディール/タイムディール未実施の商品
- 直近1年間にPVがない商品
- 直近1年間に注文履歴がない商品
- 直近30日以内に商品修正がない商品
- 商品修正日が古い商品から順番
停止された商品データは削除されません。販売中の商品数を上限内へ調整すれば、再販売できます。すでに上限を超えて登録している販売者も既得権にはならず、超過分は上記基準で自動販売停止になります。
販売実績・信用度等の審査条件を満たす事業者は、1事業者登録番号につき最大4ID、つまり代表IDに加えて最大3IDを申請できます。自動付与ではありません。実務上案内されている主な条件は、加入承認から6か月以上、販売等級3級以上、販売信用点数100点以上、販売金額1,000万ウォン以上、直近3か月以内にID利用停止履歴がないことです。条件を満たしたうえで、販売者カスタマーセンターへ申請し審査を受けます。
なお、システム上で商品登録できることと、その商品を売り続けられることは別です。医薬品・医薬部外品、健康機能食品、化粧品の禁止成分、医療機器、酒類、電気製品、子ども向け製品、ブランド品、中古高額品は特に注意してください。Coupangも、出品制限商品や知的財産権違反に対して、販売停止、在庫廃棄、支払い保留などの措置を取る可能性を明記しています。
7.現地在庫、併売、ブランド形成への発展性
最後に、その販路が次につながるかを見ます。日本直送から韓国内の在庫へ切り替える余地があるか、他モールと顧客が重複しないか、運用の結果として自社にブランド資産が残るか。
すでに複数モールで販売している方は、ここで顧客の重複を確認してください。売上は増えたのに利益が減っている場合、同じ顧客を別のモールで取り合っているか、作業時間だけが増えている可能性があります。
販路選定より先に、商品と体制を見直した方がよいケース
次のどれかに当てはまるなら、モール比較を止めて手前を整えた方が早く進みます。
- 国際送料、広告、返品引当を入れると限界利益が残らない
- 韓国語の商品ページ、CS、配送遅延の案内を継続できない
- KC認証、食品・化粧品規制、知的財産権の確認が終わっていない
- 多品種販売なのに、欠品・価格・為替を同期する仕組みがない
- 精算前の仕入れと送料を立て替える運転資金が足りない
- メーカー希望価格を守りたいのに、相乗りや値引き参加で価格統制が崩れる
ここからは各販路の詳細です。この2章は、参入企業が最初の1〜2モールを決めるため、既存セラーが二強のうち手薄な側を補うために読んでください。
1.Coupang:目的買いの新規顧客を取れる一方、資金繰りと配送品質が利益を決める
藤田の見立て
- 向く: 型番・JANで比較される定番品、日用品、購入代行。目的買いの新規顧客を取りたい事業者に向きます。
- 向かない: 長い説明を読んでもらわないと価値が伝わらない高額商品。NAVERや自社ECとの併用が必要です。
- 最も多い失敗: 月商だけを追い、未入金売上と仕入れ・送料の立替額が膨らむこと。着金までの運転資金を先に決めます。
売れる仕組みと相性商品
Coupangは、韓国で最も広く使われる総合ECアプリです。2025年3月のWiseapp・Retail・Goods推計では約3,362万人、2026年3月の調査値では3,503万人と、アプリMAUでは突出しています。ただし、MAUは売上高や市場シェアそのものではなく、利用者の推計・調査値である点は押さえておいてください。
購入率を左右するのは、検索結果だけではありません。既存カタログへの紐づけ、価格、配送予定日、販売者評価、レビューが効きます。同じ商品を複数の販売者が扱う場合、新しい商品ページを作るより、正しいカタログへ紐づけて競争力のある条件を出す方が先です。
相性がよいのは、日用品・消耗品・食品・キッチン用品、型番やJANで比較されやすい商品、すでに日本で売れている定番品、購入代行型の商品、低〜中価格で繰り返し買われる商品、バリエーションが分かりやすい商品です。
費用と精算
登録料は無料です。カテゴリー別販売手数料は、公式一覧でおおむね4%から10.9%。購入者が支払う送料には3%の配送費処理手数料がかかり、これはVAT別です。月間GMVが100万ウォンを超える販売者には、月額5万ウォンのサービス利用料が発生します。家電・コンピューター・電子カテゴリーは、公式説明上、月間GMV500万ウォン超が基準です。
精算は月次です。購入者への配送完了から7日後に売上が自動確定し、その月の1日から末日までに「売上確定」した分が、翌月20日から25日の間に自動振込されます。実際の振込日は月によって異なるため、Coupang WINGの精算カレンダーで確認します。
重要な確認
Coupangのキャッシュフロー
配送完了 → 7日後に売上自動確定 → 売上確定月の末締め → 翌月20〜25日の指定日に自動振込 → 受取金融機関で口座反映(ネット銀行は通常翌営業日)
注意したいのは、注文日ではなく売上確定日が月次集計の基準になる点です。月末近くに配送が完了した注文は、7日後の確定が翌月へずれ、振込もさらに1か月後ろへずれる場合があります。購入代行や無在庫販売でも、在庫資金が不要というだけで、仕入れと送料の立替は同じように発生します。
物流・返品・CS
基本は日本からの追跡可能な直送です。注文確認、出荷処理、国際配送の追跡番号登録、韓国側ラストマイルへの反映を、遅れなく回します。
Coupang Global Fulfillment(CGF)は、保管、ピッキング、梱包、通関、韓国配送、返品と韓国語CSをまとめる仕組みです。利用を希望する場合は、Free Life&Coが申込時点の集荷拠点、対象カテゴリー、料金を確認し、日本直送との採算を比較します。
実務の急所
売上拡大と同時に運転資金が増える点です。月商をKPIにせず、未入金売上、仕入れと送料の立替額、返品引当を週次で確認してください。
運用面では、既存カタログへ正しく紐づける、配送予定日を守る、転換しない商品へ広告をかけ続けず先に商品ページを直す、価格改定を自動化する、欠品キャンセルを減らす、ブランド品は仕入れ先と正規性を証明できるようにする。この6つで、大半の事故は防げます。
商品登録は基本1万品で、販売実績により拡大します。実際の上限と長期未販売商品の扱いは、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」で確認できます。
購入代行との相性
Q.Coupangは購入代行に向いていますか?
向いています。 型番・JAN・ASINで特定しやすい定番品と目的買いの相性がよいからです。ただしSKUを増やす前に、価格改定、欠品、在庫同期、配送期限を少人数で管理できる体制が必要です。多品種運用の方法は購入代行向けPrime Shopperで確認できます。
補完候補: Coupangを軸にする場合、説明を読んで納得したい検討層を拾うために、NAVER SmartStoreを次に置くと役割が重なりません。
2.NAVER SmartStore:検索とコンテンツで指名需要を育てる販路
藤田の見立て
- 向く: 成分、製法、使い方、ブランド背景で差を説明できるメーカー様・D2Cブランド様。
- 向かない: 韓国語の検索設計、商品ページ、コンテンツ、レビュー育成を継続できない体制。
- 最も多い失敗: 商品を登録すれば検索流入が生まれると考えること。Coupangが目的買いなら、NAVERは検討購買を育てる販路です。
売れる仕組みと相性商品
流入元は、NAVER検索、NAVERショッピング、価格比較、ブログ、カフェ、ショートコンテンツ、広告と多岐にわたります。「調べる、比較する、口コミを見る、納得して買う」という流れをつくりやすい構造です。アプリのMAUだけで規模を測れないのは、この導線の広さが理由です。
日本からの出店では、海外事業者申請、本人確認、精算口座の登録、通信販売業申告を順に進めます。Free Life&Coでは、必要書類の整理・翻訳から通信販売業申告、ストア開設まで代行しています。
相性がよいのは、D2Cブランドやメーカー商品、成分・製法・ストーリーを説明したい商品、セット販売やまとめ買い、高単価商品、指名検索を作れる商品、韓国のブログやインフルエンサー・検索広告と組み合わせる商品、リピート購入を狙う商品です。
費用と精算
注文管理・販売関連の手数料目安は1.98〜3.636%です。適用料率は販売者区分、売上規模、流入経路、ストア形態、販売機能によって変わります。検索広告、ブランド検索、ショッピング広告、クーポン、ポイントの販売者負担は、この料率とは別に予算化します。
購入確定後にNpayビズウォレットへ反映され、販売者が手動で出金申請します。海外販売者は申請から2営業日以降に送金され、日本口座への反映は受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
日本直送では、追跡できる配送方法と、現実的な配送予定日を設定します。追跡不能、配送状態の未反映、到着遅延は、購入確定と精算を遅らせるうえに、レビューにも跳ね返ります。
返品先は、運用ルートに合わせて日本か韓国の住所を設計します。単価、返品率、再販売の可否を見て、韓国に返品拠点を置くかどうか判断してください。
実務の急所
登録しただけでは売れにくい販路です。検索需要、商品ページ、レビュー、広告、外部コンテンツを一本の導線として組んでください。
実務では、韓国人が実際に検索する商品名を使う、商品名に無関係なキーワードを詰め込まない、ブログ・ショートコンテンツ・検索広告の役割を分ける、単品だけでなく悩み別・用途別のセットを作る、レビューは件数だけでなく写真と使用場面と質問回答を増やす、ストアの再訪と顧客登録とリピート施策を設計する。この順で手を入れると、広告費の効率が変わります。
商品登録上限は直近3か月の実績で1,000品から5万品まで変動します。詳細条件と超過時の扱いは、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」で確認できます。
重要な確認
通信販売業申告は、いつ・何をすればよいですか?
海外事業者は、すべての出店直後に一律で申告するのではありません。前年の購入確定件数または当年1月1日からの累計購入確定件数が50件以上となり、販売者センターに案内が表示された場合に対応します。実務では、販売者画面から購入安全サービス利用確認証を発行し、申告書、日本の事業者証明とアポスティーユ、韓国語訳等をそろえて韓国の公正取引委員会へ申告し、受領した申告番号をSmartStoreへ登録します。補正を含めると2週間〜1か月程度、余裕をみて1〜2か月を見込んでください。Free Life&Coでは、アポスティーユ、翻訳、申告、販売者画面への反映まで含む手続きを代行しています。通信販売業申告・SmartStore出店代行を相談する
購入代行との相性
Q.NAVERは購入代行にも、メーカー・D2Cにも向いていますか?
どちらにも向きますが、勝ち方が違います。 購入代行は検索需要のある商品を多品種で拾い、価格・在庫を更新し続ける運用です。メーカー・D2Cは商品説明、ブランド、レビュー、NAVER検索・コンテンツを一体で育てます。
補完候補: NAVERを軸にする場合、目的買いの新規客をCoupangで、品質やブランドで選ばれる層をSSG.COMで拾う組み合わせが検討しやすくなります。
多品種の在庫を持つ事業者、型番商品を扱う事業者、そして二強で価格競争に消耗している既存セラーが読む章です。
3.Gmarket/Auction:大量SKUと比較購買に強い2モール運用
GmarketとAuctionは、ESM Plusで商品・注文・精算をまとめて管理できます。ただし顧客の買い方は異なるため、同じ商品を複製するのではなく、Gmarketは品ぞろえと価格比較、Auctionは型番・趣味・中古需要という役割で商品構成を分けます。
藤田の見立て
- 向く: SKUが多く、型番や仕様で比較される家電、工具、趣味用品、購入代行。
- 向かない: 商品数が少なく、価格以外の説明で選ばれるブランド商品。
- 最も多い失敗: Coupangと同じ商品を同じ価格で複製すること。GmarketとAuctionでも商品構成を分け、新規顧客・利益・作業時間の純増を見ます。
売れる仕組みと相性商品
Gmarketは、家電、デジタル、生活用品、ファッション、海外商品など、幅広く比較する購買と相性があります。多数の商品を並べ、価格・品ぞろえ・セールで接点を増やす戦略が取りやすい構造です。
Auctionは、家電、デジタル、工具、趣味用品、掘り出し物、中古・整備済み品など、比較検討が長引く商品と相性があります。リユース事業者にとっては、中古カテゴリーと販売条件を確認する価値のある販路です。
向いているのは、取り扱いSKUが多い購入代行・卸売型の事業者、家電やPC周辺機器・カメラ・工具・ゴルフ・ホビーを扱う事業者、型番商品や高単価の比較商品を持つ事業者、承認された中古・整備済み品を扱う事業者、そしてCoupang一本に依存したくない事業者です。
費用と精算
販売手数料はGmarket・Auctionとも1〜12%です。先払い送料には3.3%の手数料が加算されます。同じ商品でも、登録カテゴリーとモールによって適用料率が変わるため、両モールの採算を分けて計算します。
Gmarketの公式販売者ヘルプでは、サイト別・販売ID別に前月の商品販売代金が500万ウォン以上になると、月額5万5,000ウォン(税込)のサーバー利用料が発生すると案内されています。出店支援時は、Auctionを含む販売者画面の最新条件をFree Life&Coが確認し、採算表へ反映します。
Gmarket/Auctionは、配送完了から8日後に売上が確定し、さらに1営業日後に「グローバルセラー預り金」へ反映されます。配送完了から預り金反映までの合計目安は9日です。2026年3月9日以降は、GmarketとAuctionの送金基準が共通化されました。販売者が手動で出金申請すると、次の木曜日を基準に海外送金されます。
重要な確認
Gmarket/Auctionのキャッシュフロー
配送完了 → 8日後に売上確定 → その1営業日後に預り金反映(合計目安9日)→ 次の木曜基準で海外送金 → 受取金融機関で口座反映(ネット銀行は通常翌営業日)
送金ルールは2026年3月9日に改定されています。それ以前の案内に残る「月4回」等の記載ではなく、ESM PLUSの販売者画面に表示される現行の送金設定を優先します。
物流・返品・CS
送料込みの総額で価格が比較されるため、国際送料と韓国国内配送を含めた総額設計が売上を左右します。SKUが増えるほど、欠品、価格逆転、配送遅延が利益を削ります。中古品を扱う場合は、状態ランク、傷、付属品、真贋と仕入れ証明を商品ページに明記して、返品時の争点を減らしてください。
実務の急所
海外直購セラー特約には、偽造品に関する厳しい精算停止・賠償規定が定められています。ブランド品は仕入れ証明を必ず残してください。
重要な確認
出店申請で準備する書類
2023年以降は、原則として発行から3か月以内の書類と英訳をそろえます。個人事業主は開業届に加えて確定申告書、法人は履歴事項全部証明書を用意し、共通書類として代表者のパスポート、住民票、英文の銀行残高証明、仕入れ・事業所住所を確認できる資料を提出します。Free Life&Coでは、書類の有効期限確認、英訳、翻訳宣誓文、追加資料への対応までまとめて代行しています。
運用では、GmarketとAuctionへ機械的に同じ商品を出すのではなく売れ筋を分ける、型番・ブランド・仕様・容量を正確に登録する、Super Dealなどのセール枠へ参加する、送料込み総額で価格競争力を確認する、商品数が多い場合は在庫・価格同期を自動化する。この5点が基本線です。
購入代行との相性
Q.Gmarket/Auctionは購入代行に向いていますか?
多品種・型番商品を扱う購入代行に向いています。 ただしCoupangや11番街まで広げると、価格、在庫、販売状態、注文がモールごとに分かれます。販路数に合わせて人手を増やすのではなく、一元管理で運用を固めてから広げます。
補完候補: この2モールを軸にする場合、企画展とクーポンで露出を作る11番街、あるいは目的買いを取るCoupangが、次の候補として検討しやすくなります。
4.11番街:海外直購と企画展で売上をつくる
藤田の見立て
- 向く: 海外ブランド、輸入品、多品種商品を企画展・クーポン・セールでまとめて訴求できる事業者。
- 向かない: 値引きや販促負担を引くと利益が残らない商品。
- 最も多い失敗: 通常掲載のまま自然流入を待つこと。企画後にも利益が残る値入れと、他モールとの価格・在庫連動が必要です。
売れる仕組みと相性商品
11番街はグローバルセラー申請に対応しており、海外事業登録証、代表者の身分証明、Bank Statementなどを提出します。
売上のつくり方は、通常検索よりも海外直購売場、企画展、イベント、クーポン、ポイントを使った販促に寄っています。海外ブランドや輸入商品、家電・デジタル、健康・生活関連商品、シーズン商品、企画展へまとめて提案できる商品群と相性があります。
費用と精算
販売手数料は7〜20%です。商品カテゴリーと契約条件によって適用料率が変わり、クーポン、企画展、ポイントなどの販売者負担は別に発生します。企画へ参加した後も利益が残るかを、この追加負担まで含めて試算します。
購入者が購入確定した時点で売上が確定します。未操作の場合は、追跡可能配送なら配送完了から8日後に自動確定されます。販売者が週1回の送金を手動申請し、申請から送金処理までは7〜8日程度が目安です。送金後の口座反映日は受取金融機関によって異なりますが、ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
海外直購であること、配送予定日、関税条件を、購入前に分かりやすく表示します。配送が遅れそうなときは、購入者から問い合わせが来る前に案内を出す。この一手間が、企画参加時のクレーム量を大きく変えます。
実務の急所
販売中の商品数上限は、新規販売者・5級が5,000品、1〜4級が1万品です。超過時の停止順と複数IDの審査条件は、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」に集約しています。
運用では、通常出品だけでなく企画展参加を前提に商品を準備する、単品値引きだけでなくセットや数量割引を作る、広告とクーポンの販売者負担率を事前に確認する。この3点を押さえてから出品を増やします。
補完候補: 11番街を軸にする場合、企画に依存しない日常の目的買いを拾うCoupang、または型番比較を取るGmarket/Auctionが次の候補になります。
価格ではなく、正規性やブランド、家族の生活シーンで選ばれたい商品を持つ方の章です。二強で価格競争に疲れている既存セラーにとっては、逃げ場ではなく別の客層を取る手段になります。
5.LotteON:ロッテ会員へ届く一方、販売カテゴリーが最初の分岐
LotteONでは、外国人代表セラーにファッション衣類、雑貨、化粧品、ブランド品、乳幼児用品、海外直購全品の販売制限があります。Free Life&Coでは、商品情報を受け取った段階でカテゴリーと商品権限を判定し、LotteONで扱えない場合は、Coupang、NAVER、SSG.COMなどの代替販路をご提案します。
藤田の見立て
- 向く: 取扱可能と判定された商品で、正規性、ギフト、家族消費を訴求できるメーカー様・販売者様。
- 向かない: 価格だけで回す商品、企画売場に合わせたセット・訴求を作れない体制。
- 最も多い失敗: 出店後に取扱カテゴリー制限が分かること。Free Life&Coは申請前に商品情報から取扱可否を判定します。
売れる仕組みと相性商品
LotteONは、ロッテ百貨店やロッテマートの会員基盤と、ブランド・企画売場を活用できる点が特徴です。「信頼できる販売元」「正規品」「家族向け」「ギフト」を訴求しやすく、単なる安売りではなく、セット提案やメーカー保証まで見せられる商品と相性があります。
費用と精算
販売手数料は7〜13%です。これとは別に、月間の購入確定売上が100万ウォン未満なら固定費は免除、100万ウォン以上になると月額5万9,000ウォンの固定費が発生します。決済手数料、配送費手数料、外部提携チャネル、割引プログラム等の控除も分けて採算表へ入れます。
購入確定分を月2回締め、自動振込します。送金後に日本口座へ反映される日は受取金融機関によって異なりますが、ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
海外配送商品を登録するには、販売者アカウントへ海外配送権限を付与してもらう工程が入ります。商品登録マニュアルには、海外配送商品を販売する際に担当窓口へ権限を申請する手順が示されています。
あわせて、ONE商品への紐づけ、ブランド登録、契約タイプ、海外配送権限、出荷地と回収地の設定を正確に行います。ここを飛ばすと、登録はできても販売開始まで進みません。
実務の急所
実務では、商品判定、アカウント開設、商品・海外配送権限、ブランド登録、出荷地・返品先の順に整えます。Free Life&Coでは、この工程を一つの進行表にまとめ、販売開始まで代行します。
販売許可を確認できた商品では、ロッテの顧客層に合うセットやギフトを作る、正規性とメーカー保証と日本での実績を見せる、通常検索だけでなくカテゴリー企画やブランド売場を狙う、外部提携プロモーションの追加負担を確認する、低価格商品を大量に並べるより商品選定と売場提案に時間を使う。この順で組み立てます。
補完候補: LotteONを軸にする場合、同じ正規品・品質訴求をより食品や生活寄りの顧客へ広げるSSG.COM、あるいは検索からブランドを育てるNAVER SmartStoreが候補になります。
6.SSG.COM:弊社仲介で開通し、品質志向の顧客へ届ける
出店ルート
SSG.COMの販売者向けプライバシーポリシーには「海外事業者販売会員」の区分があり、海外事業者情報、海外事業所、海外口座証明などの収集項目が明記されています。
ただし、一般公開された申請画面だけでは、本人確認やアカウント開通を完了しにくいケースがあります。本記事では、弊社がSSG.COM側との調整を仲介し、日本企業の販売アカウントを開通するルートを前提に説明します。
藤田の見立て
- 向く: プレミアム食品、ギフト、生活用品、正規品ブランドなど、品質・由来・利用場面を説明できる商品。
- 向かない: 価格と出品数だけで面を取る商品、商品説明と売場提案を作り込めない体制。
- 最も多い失敗: アカウント開通をゴールにすること。Free Life&Coは商品選定、MD調整、登録、クリエイティブ、配送・返品、精算まで一体で設計します。
売れる仕組みと相性商品
SSG.COMは、新世界百貨店、eマート、食品・生活用品の買い物導線を持ち、価格だけでなく信頼性、食品品質、ブランド、会員特典を重視する顧客へ届きやすいモールです。
2025年末に発表された新会員制度の事前利用データでは、利用者の43%が40代、24%が50代、21%が30代でした。これはSSG.COM全利用者の構成ではなく、特定の会員施策の利用者データですが、家計消費を担う30〜50代との相性を示す参考にはなります。
相性がよいのは、プレミアム食品や地域産品、ギフト、生活用品とキッチン用品、ビューティとヘルスケア周辺商品、日本のメーカー正規品、百貨店品質を訴求できるブランド、そして安さ以外に品質・安全性・由来を説明できる商品です。
SSG.COMのDealは、最大50の単品商品を一つのページへまとめ、レビュー数を集約できます。新商品を既存の人気商品と組み合わせて出すときに効いてきます。
費用と精算
販売手数料は10〜11%です。商品ごとの個別契約で最終料率を決定し、販売開始前に商品別の採算表へ反映します。
あわせて、売上と月平均表示商品数に応じた商品情報維持費があります。同じ2026年版の契約書式では、月間売上70万ウォン未満と新規契約後6か月以内は免除、70万〜300万ウォンは月5万ウォン、300万ウォン超は表示商品数に応じて月6万〜40万ウォンです。販売手数料とは別の費用として採算へ入れます。
購入確定分を月2回締め、自動振込します。販売手数料、商品情報維持費、販促費などの控除後に送金され、日本口座への反映は受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
規約上、原則として決済完了から3営業日以内に発送し、追跡可能な配送情報を登録することが求められます。ただし、商品ページ上で別の配送条件を事前に表示した場合は、その条件が適用されます。越境販売では、標準の3営業日へ無理に合わせるより、現実的なリードタイムを契約と商品ページへ設定しておく方が事故が起きません。
返品は、購入者が配送完了後7日以内に申請でき、販売者は返品商品を受領してから3営業日以内に返金処理することが規約上求められます。返品先と検品体制を、開通前に決めておいてください。
実務の急所
公開フォームへ入力すれば自動で販売開始できるモールではありません。仲介、本人確認、商品権限、契約、配送・返品、精算までを、一体で設計してから走り出します。
登録できる商品数は販売者等級に応じた上限があり、上限を超えている間は新規登録ができません。Free Life&Coが仲介契約時に販売者画面の上限を確認し、商品選定とSKU計画へ反映します。
売り方としては、価格ではなく品質・正規性・ギフト性を前面に出す、食品や生活・ビューティの購買シーンを提案する、商品を単品で並べず用途別のDealにまとめる、Dealで関連商品とレビューを集約する、TOPSなど販売者向けプログラムや企画・広告を活用する。この設計ができるかどうかで結果が変わります。
補完候補: SSG.COMを軸にする場合、検索で指名需要を育てるNAVER SmartStoreが次の候補になります。
7.Cafe24:モールではなく、韓国向け自社ECを持つ選択肢
Cafe24は集客を持つECモールではなく、自社ECサイトを構築・運営する基盤です。参入検討企業にとっては「最初の販路」ではなく、既存販売企業にとっては「顧客データを自社に残すための次の一手」です。
藤田の見立て
- 向く: すでに韓国の顧客・SNSフォロワーを持ち、会員化・定期購入・再購入を設計したいメーカー様・D2Cブランド様。
- 向かない: 韓国での認知や流入導線がなく、集客費・決済・韓国語CSを自社で持てない段階。
- 最も多い失敗: サイトを作れば売れると考えること。Cafe24はモール手数料を避ける無料サイトではなく、顧客データと再購入を自社に蓄積する基盤です。
売れる仕組みと相性商品
流入は、自社広告、SNS、NAVER、Kakao、CRMからつくります。独自ブランド、リピート品、高粗利商品と相性があります。逆に、価格比較で選ばれる商品を自社ECだけで売るのは、集客コストの面で分が悪くなります。
費用と精算
Cafe24にはモール型の販売手数料はありません。決済時のPG手数料はおおむね3.6〜5.0%が目安で、契約する決済会社と売上規模によって変わります。このほか、利用プラン、アプリ、デザイン、広告、CRM、物流の費用が発生します。
海外事業者が韓国のカード・簡便決済をどこまで導入できるかは、PG審査と契約主体で変わります。サイトを無料で作れることと、韓国の消費者が使いやすい決済を導入できることは別問題です。
精算日もPGごとに異なります。PGを選ぶ段階で、売上発生日、決済確定日、留保、返金、チャージバック、海外送金を比較表にしてから契約します。
物流・返品・CS
関税、配送、返品の条件を購入前に分かりやすく表示します。モールと違って問い合わせも返品も自社で受けるため、韓国語CSの体制がそのまま転換率とレビューに影響します。
実務の急所
サイトを作ることより、集客・決済・CS・物流を継続運営する方がはるかに難しい、という一点に尽きます。最初からCafe24一本に絞るより、CoupangやNAVERで需要を確認し、再購入率が見えてから自社ECを育てる進め方が現実的です。
なお、モールで買ってくれた顧客を規約に反して外部へ誘導するのは避けてください。広告、SNS、コンテンツから自社サイトへ直接集客し、Kakaoチャネルやメール、会員制度で再購入をつくる。韓国で一般的な決済手段を増やす。この積み上げが自社ECの実力になります。
各ECモールの出店方法と、手続きを含む出店代行
出店画面だけを見ても、必要書類、翻訳、認証、公的申告、商品権限、海外配送権限までは分かりません。まず無料の解説動画で全体の流れを確認し、自社で難しい工程だけを依頼することもできます。
Free Life&Coでは、出店申請だけでなく、必要書類の整理、英訳・韓国語訳、アポスティーユ、通信販売業申告、審査対応、商品登録、物流・返品、精算設定まで、案件に必要な工程をまとめて支援しています。短い確認はLINE、商品と事業計画を踏まえた法人・事業者向けの相談は問い合わせフォームをご利用ください。
中古・リユース商品の現実的な販路
WISE APPデータ:中古・リセールアプリはどれだけ使われているか
主要中古・リセールアプリの月平均利用者数(2026年第1四半期)出典:WISE APP
WISE APPの2026年第1四半期調査では、月平均利用者数はKarrot(タングン)が2,319万人、Bunjangが520万人、KREAMが220万人、Joonggonaraが209万人でした。中古・リセールは一部の愛好家だけの市場ではなく、韓国の日常的な購買行動として定着しています。
結論として、現時点で日本居住の日本人・日本企業が日本から直接出品できる主要な中古・リセールアプリの一般公開ルートは確認できません。 KarrotやBunjangは、外国人でも韓国の外国人登録番号を登録した本人名義回線による認証が前提です。KREAMも国内の本人認証を前提としています。韓国IPやSMSを受け取れる電話番号だけでは解決せず、第三者名義のアカウント利用や本人確認の回避は行わないでください。
これらのアプリは、販売先ではなく調査の場として使うのが実務的です。相場、回転率、人気ブランド、商品状態別の価格差を見るには十分な情報があります。
日本のリユース事業者が現実に取れる販路は、次の3つです。
- Auctionをはじめとする総合モールで、承認された中古カテゴリーを使う
- 自社ECで、状態説明と真贋資料を自分の基準で提示する
- 韓国の正規パートナーと卸売や委託で組む
いずれの場合も、真贋、仕入れ証明、シリアル、状態ランク、返品対応、カテゴリー承認が前提になります。ここが整わないまま高額品を出すと、紛争時に守るものがありません。
販路の継続・拡大を決める4つの判断指標
販路を選んだ後の継続・拡大は、モールごとに別のKPIを増やさず、次の4つで判断します。
1売れる商品が見つかったか需要
2広告・クーポンを除いた利益が残るか利益
3日本の口座で使えるまで何日かかるか資金
4返品率と、返品1件あたりの損失が許容範囲か返品
補助指標として運用時間も記録します。体制の小さい企業ほど、最後は運用時間が継続・撤退を分けます。
出店・販路拡大の実行手順
候補販路を絞った後は、該当する導線だけを使います。比較の段階ですべての章を読む必要はありません。
1参入可否販売余地、規制、採算が成立するか
次:候補商品、原価、国際送料を書き出す
2初期販路最初の1〜2モールをどれにするか
次:該当するモール章だけ読む
3少量テスト何をどの規模で試すか
次:少数SKUで出品を始める
4継続判断テスト結果が継続に値するか
次:4指標を記録し、継続・改善・中止を決める
5拡大現地在庫か、2店舗目か
次:純増が見込める場合だけ広げる
1現状把握今の販路で取れていない顧客は誰か
次:未獲得の顧客と売り方を言語化する
2補完先選定どのモールが不足を埋めるか
次:候補のモール章だけ読む
3横展開可否同じ商品・価格・見せ方で通用するか
次:調整する商品、価格、見せ方を書き出す
4負担検証追加の在庫・物流・返品・CSに見合うか
次:追加工数と追加粗利を試算する
5継続・撤退売上と利益が純増したか
次:継続、縮小、撤退を決める
実務チェックリスト
これから参入する企業の確認項目
- 韓国で販売できるカテゴリーか。KC、成分、表示、輸入要件はどうか
- 商標、画像、説明文の使用権があるか。正規品と仕入れ経路を証明できるか
- カテゴリー手数料、送料手数料、広告・クーポンの販売者負担
- 国際送料と韓国国内配送、為替と海外送金費、月額・サーバー利用料
- 最初に検討する1〜2モールを、商品の売れ方から決めたか
- 少量テストのSKU数、期間、判定基準(4指標)を先に決めたか
- 購入確定までの日数、精算残高への反映日、出金申請の締切、海外送金日、日本口座への着金日
- 精算前の仕入れと送料を立て替える運転資金。月商が2倍になったときに必要な額
- 韓国語CSの対応時間と担当者
- 返品先を日本にするか韓国にするか。返品されても再販売できるか
販路を追加する企業の確認項目
- 現在の販路で取れていない顧客、カテゴリー、価格帯、購買目的を書き出したか
- 追加するモールで売上が純増するか、既存販路から移っただけではないか
- 追加で生じる粗利と、追加で生じる工数を試算したか
- 在庫同期、価格管理、為替と送料の更新頻度を、モール増加後も維持できるか
- 出品数の上限と、上限に達したときの挙動を確認したか
- 注文から発送までの期限、追跡番号の登録方法がモールごとにどう違うか
- 返品先を分けるのか、集約するのか
- 既存販路との役割分担(目的買い/検討購買/企画/ブランド/自社データ)が重複していないか
- API・CSV・一元管理ツールへ対応できるか
- アカウント停止時の責任者と対応手順を決めてあるか
最終結論:今日から始めること
出店可能なモールすべてへ同時に商品を登録し、手数料、在庫、精算、返品を管理しきれなくなる。これが、韓国EC参入でいちばん多い失敗です。販路の数ではなく、販売モデルを先に決めてください。
これから韓国ECへ参入する企業
- 商品カテゴリー、規制、粗利益、国際送料を確認する。ここで採算が合わなければ、モール比較へ進む前に商品を見直す。
- 商品の売れ方から、CoupangとNAVER SmartStoreを中心に最初の1〜2モールを選ぶ。ギフトや正規品、品質訴求が軸ならSSG.COM、取扱可能と判定された商品ならLotteONも候補になる。
- 少量で、需要、広告を除いた利益、着金日数、返品率を確認する。
- 売れる商品と運用方法が固まってから、現地在庫や2店舗目を検討する。
今日できるのは、候補商品と原価、国際送料を1枚に書き出すことです。ここが埋まらないうちは、どのモールを選んでも判断材料が足りません。
すでに韓国で販売している企業
- 現在の販路で取れていない顧客、カテゴリー、価格帯、購買目的を確認する。
- 同じ商品を複製するのではなく、不足している役割を補うモールを選ぶ。
- 新しい顧客と利益が純増するか、追加作業と在庫負担に見合うかを検証する。
- 売上ではなく、広告を除いた利益、日本口座への着金日数、返品率、運用時間で継続を判断する。
今日できるのは、直近3か月の注文を見て、「どの購買目的の顧客が取れていないか」を一文で書くことです。その一文が、次に読むべきモール章を決めてくれます。
購入代行・転売を副業または小規模事業で始める方
- 最初から多モール・大量出品を目指さず、CoupangまたはGmarket/Auctionで扱う商品ジャンルを絞る。
- 販売価格から仕入れ、国際送料、手数料、返品損失を引いて、1件あたりの利益を出す。
- 少数の商品で、価格改定、欠品、発送期限、問い合わせ対応まで回せるかを試す。
- 商品数を増やす段階で、Prime Shopperによる価格・在庫・受注・発送の一元管理を検討する。
今日できるのは、売ってみたい商品10品の仕入価格と想定売価を書き出すことです。利益が残る商品を先に見つけてから、出品数を増やします。
韓国で「どこに出店し、どう売るか」を一緒に設計します
韓国EC参入・販路拡大をご検討の企業へ
Free Life&Coでは、Coupang、NAVER SmartStore、11番街、Gmarket、Auction、LotteON、SSG.COMへの出店・販売運用と、複数モールの一元管理を支援しています。出店だけでなく、商品選定、認証・許認可、物流、商品ページ、NAVER検索、広告、韓国語CSまで、案件に必要な範囲を組み合わせます。
自社商品に合う販路が分からない場合は、商品カテゴリー、販売価格、原価、国際送料、目標売上、運用体制をうかがったうえで、最初に取り組む販路と、その次に足す販路の順序を設計します。すでに販売中の企業には、現在の販路で取れていない顧客を整理し、追加すべきかどうかから一緒に検討します。
目的に合わせて、次の窓口をご利用ください。
「自社商品は韓国で売れるのか」「どのモールから始めるべきか」「次の販路や集客方法が分からない」という段階からご相談いただけます。商品情報と現在の販路、目標をもとに、販路選定、認証・許認可、物流、販売運用、NAVER施策まで、必要な次の一手を整理します。法人・事業者様は問い合わせフォーム、短いご質問はLINEをご利用ください。
主な確認資料
韓国ECへの参入・販路拡大を検討する企業様・事業者様から、特に多くいただくのが次のご相談です。
こんなお悩みありませんか?
- 「韓国で販売したいが、どのECモールから始めるべきか分からない」
- 「Coupang、NAVER、Gmarket、11番街は、手数料や利用者数以外に何が違うのか」
- 「すでに韓国で販売しているが、次の販路を増やすべきか判断できない」
- 「購入代行・転売を副業や小規模事業で始めたいが、出品先と運用方法が分からない」
韓国ECの市場規模やモール名は簡単に見つかります。しかし、出店後の顧客層、売れ方、手数料、精算、物流、返品、運転資金まで同じ基準で比較した情報は多くありません。出店できても、自社商品とモールの顧客・販売方法が合わなければ、売上と利益にはつながりません。
本記事は、次の企業様・事業者様が販路を決めるための実務ガイドです。
- これから韓国ECへ参入するメーカー様・販売者様
- すでに韓国で販売していて、次の販路を探している企業様・セラー様
- 購入代行・転売を副業または小規模事業として始めたい方
こんにちは。Free Life&Co株式会社の藤田です。韓国EC14モールでの出店・運用経験をもとに、メーカー様、D2Cブランド様、小売・購入代行事業者様の韓国市場参入から、出店、EC運用、商品ページ制作、NAVERマーケティングまで支援しています。
集客まで一体設計NAVER検索・韓国語コンテンツ・広告
この記事で分かること
- 自社商品に合う韓国ECモールと、その選び方
- 各販路の顧客層、売れ方、手数料、精算、出品上限
- 日本直送と韓国在庫、返品、キャッシュフローの考え方
- 新規参入時の最初の1〜2モールと、既存セラー様の次の拡大先
- 購入代行型とメーカー・D2C型で異なる、ツールと支援の選び方
Coupang、NAVER SmartStore、11番街、Gmarket、Auction、LotteONは、日本の法人・個人事業主ともに出店できます。 SSG.COMは弊社の仲介ルートで出店でき、Cafe24は韓国向け自社ECの選択肢として比較に加えました。
この記事を読めば、知名度や手数料だけに流されず、「自社商品がどこで、なぜ選ばれるか」を基準に最初の1〜2販路を絞れます。購入代行の方は、出品先だけでなく、多品種を少人数で回す方法まで判断できます。
▼この記事の動画版はこちら▼
30秒で分かる韓国ECの販路地図
韓国ECの大きな販売軸は、CoupangとNAVER SmartStoreの二強です。最初に決めるべきなのは、目的買いを取るCoupangと、検索・比較から選ばれるNAVERのどちらが、自社商品の売れ方に合うかです。
Coupangは「探して、早く買う」場所です。検索とカタログ、価格、配送予定日、レビューが購入率を左右します。定番品や型番商品のように、比較されて即決される商品と相性があります。
NAVER SmartStoreは「調べて、比較して、納得してから買う」場所です。NAVER検索、ショッピング検索、ブログやショートコンテンツ、レビューが流入をつくります。成分や製法、使い方を説明して価値が伝わる商品ほど戦えます。
Gmarket/Auction、11番街、LotteON、SSG.COMは、二強より格下の販路ではありません。二強では届きにくい顧客層、カテゴリー、企画、流通ブランドを補うための販路です。Cafe24は集客を持つモールではなく、集客費と決済を自社で引き受ける代わりに、顧客データとリピートを自社へ残す基盤になります。
二強①:目的買いクーパン目的買い・価格・配送・レビュー
二強②:検討購買スマートストア検索・比較・コンテンツ・ブランド形成
補完①:多品種・企画型Gマーケット/オークション、11番街多品種・価格比較・企画の補完
補完②:流通グループ・ブランド型ロッテON、SSG.COM流通グループ・信頼・ブランドの補完
自社ECCAFE24自社顧客・リピート・顧客データの蓄積
この5行のうち、自社商品がどの列で選ばれるかを先に決めます。参入検討企業は「二強のどちらから入るか」、既存販売企業は「今どの役割を持っていないか」を見ます。購入代行・多品種販売は、Coupangの目的買いとGmarket/Auctionの品ぞろえ型のどちらが扱う商品に合うかから絞ります。細かい手数料や書類は、候補を絞ってから読めば足ります。
結論早見:タイプ別の最初の販路と次の拡大候補
自社に該当する行だけ読めば、先に確認すべきモール章を2〜3に絞れます。
メーカーとD2Cの方は、「CoupangかNAVERか」で悩むより、役割を分ける発想に切り替えると整理が早くなります。Coupangは新規顧客と単品、低〜中価格帯、購入までの速さ。NAVERは検索とコンテンツ、セット、高単価、ブランド理解。Cafe24は会員化と再購入、自社データ。同じ商品を同じ価格・同じページで並べるのではなく、Coupangは単品、NAVERは2個セットと使用ガイド付き、Cafe24は定期購入と会員特典、という組み方をします。
記事をすべて読む前に、まずこの表で候補を2〜3販路に絞ってください。手数料だけでなく、売れ方、精算、出品上限、出店後に詰まりやすい点までを同じ行で見られるようにしました。
| 販路 | 売れ方・役割 | 向く商品・事業 | 販売手数料・主な固定費 | 精算の目安 | 出品上限の目安 | 出店・運用の急所 |
|---|
| クーパン | 目的買い。価格・配送・レビューで需要を検証 | 定番品、日用品、型番商品、購入代行 | 4〜10.9%。別途、送料処理手数料・条件該当時の月額費 | 配送完了7日後に売上確定。確定月の翌月20〜25日に自動振込 | 基本1万品。実績で2万5,000品、5万品、無制限へ拡大 | 月末配送分は確定月が翌月へずれる。物流と運転資金を先に設計 |
| スマートストア | 検索・比較・コンテンツでブランドを育てる | メーカー、D2C、説明が必要な商品、セット商品 | 1.98〜3.636%。広告・ポイント負担等は別 | 購入確定基準。Npayビズウォレットから手動出金 | 直近3か月実績で1,000〜5万品 | 通信販売業申告、検索設計、レビュー育成が必要 |
| Gマーケット | 価格比較・セール・多品種で面を取る | 家電、PC、生活用品、海外商品、購入代行 | 1〜12%。送料手数料・条件該当時のサーバー利用料は別 | 配送完了後8日+1営業日で預り金反映。木曜基準で送金 | 月平均500万ウォン未満2,000品、以上1万品 | 書類審査と英訳を準備。売れないSKUを残すと枠を圧迫 |
| オークション | 比較検討・趣味・掘り出し物需要を取る | デジタル、工具、ホビー、承認中古・整備済み品 | 1〜12%。送料手数料等は別 | Gmarketと共通。配送完了から預り金反映まで約9日 | Gmarketと別枠で2,000品または1万品 | Gmarketと同じ商品を複製せず、商品構成を分ける |
| 11番街 | 海外直購・企画展・クーポンで露出を作る | 海外ブランド、家電、健康・生活用品、多品種販売 | 7〜20%。クーポン・企画負担等は別 | 週1回申請。送金処理まで7〜8日程度が目安 | 新規・5級5,000品、1〜4級1万品 | 上限超過分は自動販売停止。企画参加後も利益が残る値入れが必要 |
| ロッテON | ロッテ会員・企画売場で正規性を訴求 | 外国人代表セラーの制限対象外商品、許可カテゴリー | 7〜13%。月間購入確定売上100万ウォン以上は月額5万9,000ウォン | 購入確定分を月2回締め、自動振込 | 契約・商品権限別 | 商品情報を基に、カテゴリー制限と海外配送権限を出店前に判定 |
| SSG.COM | 新世界・eマート系の品質志向顧客へ提案 | プレミアム食品、生活用品、ギフト、正規品ブランド | 10〜11%。別途、売上・表示商品数に応じた商品情報維持費 | 購入確定分を月2回締め、自動振込 | 販売者等級・契約別 | 一般公開の直接申請型ではない。商品選定、MD調整、契約条件を一体で設計 |
| CAFE24 | 自社集客で会員・再購入・顧客データを蓄積 | D2C、独自商品、リピート品、高粗利商品 | モール販売手数料なし。PG手数料3.6〜5.0%が目安 | 契約するPGごとに異なる | モール型の一律上限なし | 集客・決済・韓国語CSを自社で持つ。サイトを作るだけでは売れない |
※手数料、精算、商品権限は変更されます。出店支援をご依頼いただく場合は、弊社が申請時点の販売者画面と個別契約を確認し、最新条件を反映してご案内します。
認証・許認可から販売開始まで一貫支援
認証・許認可が必要な商品も、韓国で販売できる状態まで支援します
化粧品、食品、健康食品、医療機器、電気用品、乳幼児用品などは、成分審査、韓国語表示、輸入申告、KC認証などが必要な場合があります。
Free Life&Coでは、商品URL・カテゴリー・販売予定価格をもとに、販売に必要な条件、出店先、物流方法、販売開始までの工程を整理します。
必要に応じて、韓国法人設立、許認可・認証取得、通信販売業申告、出店申請、商品登録、物流、韓国語CS、販売運用まで一貫して支援します。
主要オープンマーケットの推定決済額シェア(2025年3月)出典:WISE APP
※WISE APPによる2025年3月の推定決済額データです。各社が公表した公式取引額ではなく、調査対象となるオープンマーケット総合モール内の構成比です。
CoupangとNAVER/NAVER Payを合わせると71.7%です。だからこそ、二強のどちらかを軸に据えたうえで、自社の顧客が濃く集まる補完販路を1つ足す、という設計が現実的になります。逆に、二強を外して補完販路だけで始めると、需要検証に時間がかかります。
そして、すべての企業がCoupangから始める必要はありません。検索需要のある定番品はCoupangで検証しやすい一方、ブランドの見せ方で売るメーカーやD2Cは、NAVER SmartStoreやSSG.COMから始めた方が早い場合もあります。起点は知名度ではなく、自社商品がどう選ばれるかで決めます。
販売モデルで選ぶ:Prime ShopperとPrime Shopper NEO
購入代行・多品種販売・副業/小規模事業
Prime Shopper
ASINを起点に、出品・価格・在庫・受注をまとめて管理
- 韓国10モールに加え、JOOM・Shopeeにも対応
- 商品情報・翻訳・手数料・送料を踏まえた販売価格づくりを効率化
- 価格・在庫の更新から受注・出荷まで一元管理
- ライトプランは月額5,800円・3,000商品から
学びながら副業・小規模事業として始めたい方は、LINEでオンラインスクールの案内を受け取れます。
メーカー・D2C・自社在庫を持つ企業
Prime Shopper NEO
少数SKUで検証し、反応の良い商品を複数モールへ展開
- Shopify・BASEなどの商品・在庫情報を活用
- 為替・手数料・送料を踏まえた価格設計とAI翻訳を支援
- 商品・価格・在庫・受注・出荷を複数販路で一元管理
- 商品ページ、NAVER施策、広告・運用支援と組み合わせて展開
機能・提供範囲は更新されるため、最新内容は概要資料または個別相談でご案内します。
購入代行で多品種を回すのか、自社ブランドで売れる商品を育てるのかを先に決め、販売モデルに合う運用基盤と支援を選びます。
顧客傾向と売れ方の比較
モール選びで重要なのは、利用者数の大小だけではなく、「そのモールで何を目的に買う顧客が多いか」です。次の表では、販売候補を絞るために必要な顧客像、売れやすい商品・売り方、出店判断のポイントだけを並べます。
WISE APPデータ:年代別に見る主要ECモールの選ばれ方
年代別の主要ECモール推定決済額順位(2026年3月)出典:WISE APP
2026年3月の年代別推定決済額順位では、40代以下はNAVER/NAVER Pay、50代以上はCoupangが1位です。Gmarket/Auctionは30代以上で3位に入り、11番街は30〜50代で4位、SSG.COMは40〜50代で5位に入っています。若年層向けだからNAVER、幅広い年代だからCoupangという単純な分け方ではなく、自社商品の主力年代が「検索・比較」と「目的買い」のどちらで購入するかまで見て販路を決めてください。
既存販売企業は、この表を「現在の販路で取れていない顧客」の特定に使います。Coupangで日用品が回っている場合は比較検討層や趣味需要、NAVERでブランドが育っている場合は目的買いの新規顧客が補完候補です。参入検討企業は、自社商品の買われ方に近い行から候補を絞ります。
販路選定の7軸
知名度やイメージで選ぶと、あとで採算が合わなくなります。次の7つを、モール一般論ではなく自社の主力SKUを基準に見てください。
1.顧客がそのモールで買う理由
同じ商品でも、買われる理由がモールごとに違います。Coupangは価格と配送、既存カタログの条件が合えば比較的早く動きます。NAVERは検索需要や外部コンテンツがない状態で登録しても、動き出しません。Gmarket・Auctionは大量SKUや型番商品を広く置く戦略と相性がよく、11番街は通常検索より企画展・クーポン参加の影響を強く受けます。LotteONとSSG.COMは、売場やブランドとの相性、MD・企画への参加が入口です。Cafe24は、既存顧客か広告導線がなければアクセス自体が発生しません。
売れるまでの日数と、回収までの日数は別々に見てください。早く売れても回収が遅ければ資金は詰まりますし、その逆もあります。
2.価格競争とブランド訴求
価格で選ばれる販路へ、説明を読ませないと価値が伝わらない商品を置くと、値下げ競争に巻き込まれます。逆に、機能差の分かりにくい定番品をコンテンツ勝負の販路へ置いても伸びません。
どの販路でも先に効くのは、商品ページの韓国化です。機械翻訳のままでは、広告を足しても転換率は上がりません。韓国で実際に使われる商品名、サイズと容量と使用方法、原産国・製造者・輸入販売主体、韓国の消費者が不安に思う点への回答、配送予定日と関税と返品方法、日本での販売実績や正規性。ここを韓国語で整えてから、広告とレビュー施策を設計してください。
メーカー希望価格を守りたい場合は、相乗りや値引き企画への参加で価格統制が崩れないか、事前に確認しておきます。
3.販売手数料ではなく最終利益
手元に残る額は、次の式で見ます。
重要な確認
商品売上 − 商品原価 − モール手数料 − 国際送料 − 広告費 − クーポン負担 − 為替・海外送金費 − 返品引当 = 限界利益
売上を100としたとき、商品原価45、国際送料18、モール手数料10、広告・クーポン8、為替・送金2、返品引当2なら、残るのは15です。
この構造だと、「手数料が3%安い」ことより、広告なしで売れるか、まとめ買いを作れるか、返品率を抑えられるかの方が、利益への影響が大きくなります。モールを比べるときは、手数料率ではなくこの式の答えを並べてください。
4.日本口座へ着金するまでのキャッシュフロー
見るべきなのは、モール上の精算日ではありません。
注文 → 発送 → 配送完了 → 購入確定 → モール内残高へ反映 → 出金申請 → 海外送金 → 日本の銀行口座へ着金
ここまで通してキャッシュフローです。1日10万円売れ、原価と先払い送料が売上の63%なら、毎日6万3,000円を先に払っています。着金まで45日かかるなら単純計算で約283万円、着金まで10日なら約63万円の運転資金が要ります。
注文›発送›配送完了›購入確定›残高反映›出金申請›海外送金›日本口座
※送金処理後に日本口座へ反映される日は、受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、送金日の翌営業日に反映されますが、銀行休業日、送金通貨、口座確認などにより前後します。
※NAVERは制度上の最低出金額を設けていません。ただし、中継・受取銀行の手数料で受取額が目減りするため、30万ウォン以下は残高をまとめてから出金する方が実務的です。
この表で見るのは、速い遅いの順位ではなく、自社の月商で何日分を立て替えられるかです。月商が2倍になったときの必要運転資金を、出店前に試算しておく必要があります。
5.物流、返品、韓国語CS
越境ECでは、往路の送料より返品の方が高くつくことがあります。低単価品は日本へ返送せず、韓国内で検品して再販売するか廃棄した方が損失を抑えられる場合があります。高額品は、真贋資料、シリアル、梱包時の動画、重量、追跡、署名記録を残し、紛争になったときに証明できる状態を作っておきます。
韓国語CSの対応時間、注文から発送までの期限、追跡番号の登録方法、韓国側の返品先が要るかどうか。この4点は、モールを決める前に自社で回せるか確かめてください。配送状態が反映されない、到着が遅れるといった問題は、レビューを傷めるだけでなく、購入確定を遅らせて精算まで後ろへずらします。
6.少量テストと多品種展開への適性
少量テストで確かめるのは、需要、広告を除いた利益、着金日数、返品率の4つです。カテゴリー審査に時間がかかる販路や、企画参加が前提の販路は、テストの設計そのものが変わります。
多品種で広げるなら、商品登録よりも、欠品・価格変動・為替・送料変更・注文処理の方が先に問題になります。100商品なら手作業で持ちますが、1,000商品、1万商品では、商品情報の一括登録、韓国語への変換、原価・為替・送料・手数料を反映した価格改定、在庫同期、注文取り込み、追跡番号の反映、販売禁止商品と知的財産権リスクの除外を自動化しないと回りません。運用の粗さは、注文100件あたりの欠品件数、価格改定の遅れで赤字になった件数、追跡番号の反映遅延、1注文あたりの作業時間を見れば把握できます。
もう一つ、大量出品を考えている方が見落としやすいのが、販売可能な商品数の上限です。
表の数字だけで運用を決めると危険です。Coupang、NAVER、11番街は、同じ「1万品」でも上限の決まり方と、上限を超えた後の挙動がまったく違います。以下の3販路は、運用に直結する条件まで押さえてください。
Coupang:基本1万品。実績に応じて段階的に拡大
現在は販売者ごとに個別上限が設定されるため、WINGまたはAPIに表示される値を最優先します。APIの permittedCount が空の場合は無制限です。Open APIからの商品登録は、オプション商品基準で1日5,000件までです。
2026年7月11日以降は、90日以上販売実績がない商品のうち、顧客体験を損なう可能性が高いとCoupangが判断した商品について、自動品切れ、検索・商品露出の制限、販売制限・停止、販売者情報の確認、商品削除が行われる場合があります。「90日売れなければ全商品が一律削除」ではありません。対象商品と措置理由は販売者へ個別に案内されます。
WINGの追加アカウントは同じ店舗を管理する担当者用サブIDであり、商品登録上限は増えません。
NAVER SmartStore:直近3か月の「売れた比率」まで見られる
2026年6月の規約改定資料では、毎月2日に直近3か月の実績を再計算し、登録数が上限を超える場合は15日から販売停止処理が行われます。停止対象になりやすいのは、直近13か月に販売履歴がない商品、修正日が古い商品、長期間管理されていない商品です。販売停止後も3か月間修正がない商品は、自動削除の対象になる可能性があります。大量登録より、実際に売れる商品の比率を上げる設計が重要です。
Gmarket/Auction:新規2,000品から始まり、売上で各1万品へ
この基準は2024年9月11日から適用されました。新規アカウントは原則2,000品から始まり、1か月後に販売実績で再判定、その後は毎月見直されます。開店から3か月未満なら経過月数の平均で判定され、キャンセル・返品となった取引は販売金額から除外されます。GmarketとAuctionはESM PLUSで管理しますが、上限は各モールの販売者IDへ別々に付与されます。
販売可能商品が上限を超えた場合、または「販売可能+販売停止」の総商品数が販売可能上限の2倍を超えた場合は、新規登録と販売再開ができません。超過商品が一律に自動削除されるルールではありません。直近2か月以内にサーバー利用料が課金されたIDは1万品となる例外もあります。総保有商品数の表示は適用時期やIDによって異なる可能性があるため、最終的にはESM PLUSに表示される「販売可能最大数量」を優先してください。
購入代行・無在庫型では、売れない商品を残さない、GmarketとAuctionで商品構成を分ける、同一シリーズの色・容量は注文オプションへ集約する、という3点が枠の使い方を左右します。
11番街:上限超過分は自動販売停止。複数IDは審査制
販売中の商品数上限は、販売等級1〜4級が1万品、販売等級5級と新規販売者が5,000品です。上限を超えると、次の順に販売停止されます。
- 広告が適用されていない商品
- ショッキングディール/タイムディール未実施の商品
- 直近1年間にPVがない商品
- 直近1年間に注文履歴がない商品
- 直近30日以内に商品修正がない商品
- 商品修正日が古い商品から順番
停止された商品データは削除されません。販売中の商品数を上限内へ調整すれば、再販売できます。すでに上限を超えて登録している販売者も既得権にはならず、超過分は上記基準で自動販売停止になります。
販売実績・信用度等の審査条件を満たす事業者は、1事業者登録番号につき最大4ID、つまり代表IDに加えて最大3IDを申請できます。自動付与ではありません。実務上案内されている主な条件は、加入承認から6か月以上、販売等級3級以上、販売信用点数100点以上、販売金額1,000万ウォン以上、直近3か月以内にID利用停止履歴がないことです。条件を満たしたうえで、販売者カスタマーセンターへ申請し審査を受けます。
なお、システム上で商品登録できることと、その商品を売り続けられることは別です。医薬品・医薬部外品、健康機能食品、化粧品の禁止成分、医療機器、酒類、電気製品、子ども向け製品、ブランド品、中古高額品は特に注意してください。Coupangも、出品制限商品や知的財産権違反に対して、販売停止、在庫廃棄、支払い保留などの措置を取る可能性を明記しています。
7.現地在庫、併売、ブランド形成への発展性
最後に、その販路が次につながるかを見ます。日本直送から韓国内の在庫へ切り替える余地があるか、他モールと顧客が重複しないか、運用の結果として自社にブランド資産が残るか。
すでに複数モールで販売している方は、ここで顧客の重複を確認してください。売上は増えたのに利益が減っている場合、同じ顧客を別のモールで取り合っているか、作業時間だけが増えている可能性があります。
販路選定より先に、商品と体制を見直した方がよいケース
次のどれかに当てはまるなら、モール比較を止めて手前を整えた方が早く進みます。
- 国際送料、広告、返品引当を入れると限界利益が残らない
- 韓国語の商品ページ、CS、配送遅延の案内を継続できない
- KC認証、食品・化粧品規制、知的財産権の確認が終わっていない
- 多品種販売なのに、欠品・価格・為替を同期する仕組みがない
- 精算前の仕入れと送料を立て替える運転資金が足りない
- メーカー希望価格を守りたいのに、相乗りや値引き参加で価格統制が崩れる
ここからは各販路の詳細です。この2章は、参入企業が最初の1〜2モールを決めるため、既存セラーが二強のうち手薄な側を補うために読んでください。
1.Coupang:目的買いの新規顧客を取れる一方、資金繰りと配送品質が利益を決める
藤田の見立て
- 向く: 型番・JANで比較される定番品、日用品、購入代行。目的買いの新規顧客を取りたい事業者に向きます。
- 向かない: 長い説明を読んでもらわないと価値が伝わらない高額商品。NAVERや自社ECとの併用が必要です。
- 最も多い失敗: 月商だけを追い、未入金売上と仕入れ・送料の立替額が膨らむこと。着金までの運転資金を先に決めます。
売れる仕組みと相性商品
Coupangは、韓国で最も広く使われる総合ECアプリです。2025年3月のWiseapp・Retail・Goods推計では約3,362万人、2026年3月の調査値では3,503万人と、アプリMAUでは突出しています。ただし、MAUは売上高や市場シェアそのものではなく、利用者の推計・調査値である点は押さえておいてください。
購入率を左右するのは、検索結果だけではありません。既存カタログへの紐づけ、価格、配送予定日、販売者評価、レビューが効きます。同じ商品を複数の販売者が扱う場合、新しい商品ページを作るより、正しいカタログへ紐づけて競争力のある条件を出す方が先です。
相性がよいのは、日用品・消耗品・食品・キッチン用品、型番やJANで比較されやすい商品、すでに日本で売れている定番品、購入代行型の商品、低〜中価格で繰り返し買われる商品、バリエーションが分かりやすい商品です。
費用と精算
登録料は無料です。カテゴリー別販売手数料は、公式一覧でおおむね4%から10.9%。購入者が支払う送料には3%の配送費処理手数料がかかり、これはVAT別です。月間GMVが100万ウォンを超える販売者には、月額5万ウォンのサービス利用料が発生します。家電・コンピューター・電子カテゴリーは、公式説明上、月間GMV500万ウォン超が基準です。
精算は月次です。購入者への配送完了から7日後に売上が自動確定し、その月の1日から末日までに「売上確定」した分が、翌月20日から25日の間に自動振込されます。実際の振込日は月によって異なるため、Coupang WINGの精算カレンダーで確認します。
重要な確認
Coupangのキャッシュフロー
配送完了 → 7日後に売上自動確定 → 売上確定月の末締め → 翌月20〜25日の指定日に自動振込 → 受取金融機関で口座反映(ネット銀行は通常翌営業日)
注意したいのは、注文日ではなく売上確定日が月次集計の基準になる点です。月末近くに配送が完了した注文は、7日後の確定が翌月へずれ、振込もさらに1か月後ろへずれる場合があります。購入代行や無在庫販売でも、在庫資金が不要というだけで、仕入れと送料の立替は同じように発生します。
物流・返品・CS
基本は日本からの追跡可能な直送です。注文確認、出荷処理、国際配送の追跡番号登録、韓国側ラストマイルへの反映を、遅れなく回します。
Coupang Global Fulfillment(CGF)は、保管、ピッキング、梱包、通関、韓国配送、返品と韓国語CSをまとめる仕組みです。利用を希望する場合は、Free Life&Coが申込時点の集荷拠点、対象カテゴリー、料金を確認し、日本直送との採算を比較します。
実務の急所
売上拡大と同時に運転資金が増える点です。月商をKPIにせず、未入金売上、仕入れと送料の立替額、返品引当を週次で確認してください。
運用面では、既存カタログへ正しく紐づける、配送予定日を守る、転換しない商品へ広告をかけ続けず先に商品ページを直す、価格改定を自動化する、欠品キャンセルを減らす、ブランド品は仕入れ先と正規性を証明できるようにする。この6つで、大半の事故は防げます。
商品登録は基本1万品で、販売実績により拡大します。実際の上限と長期未販売商品の扱いは、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」で確認できます。
購入代行との相性
Q.Coupangは購入代行に向いていますか?
向いています。 型番・JAN・ASINで特定しやすい定番品と目的買いの相性がよいからです。ただしSKUを増やす前に、価格改定、欠品、在庫同期、配送期限を少人数で管理できる体制が必要です。多品種運用の方法は購入代行向けPrime Shopperで確認できます。
補完候補: Coupangを軸にする場合、説明を読んで納得したい検討層を拾うために、NAVER SmartStoreを次に置くと役割が重なりません。
2.NAVER SmartStore:検索とコンテンツで指名需要を育てる販路
藤田の見立て
- 向く: 成分、製法、使い方、ブランド背景で差を説明できるメーカー様・D2Cブランド様。
- 向かない: 韓国語の検索設計、商品ページ、コンテンツ、レビュー育成を継続できない体制。
- 最も多い失敗: 商品を登録すれば検索流入が生まれると考えること。Coupangが目的買いなら、NAVERは検討購買を育てる販路です。
売れる仕組みと相性商品
流入元は、NAVER検索、NAVERショッピング、価格比較、ブログ、カフェ、ショートコンテンツ、広告と多岐にわたります。「調べる、比較する、口コミを見る、納得して買う」という流れをつくりやすい構造です。アプリのMAUだけで規模を測れないのは、この導線の広さが理由です。
日本からの出店では、海外事業者申請、本人確認、精算口座の登録、通信販売業申告を順に進めます。Free Life&Coでは、必要書類の整理・翻訳から通信販売業申告、ストア開設まで代行しています。
相性がよいのは、D2Cブランドやメーカー商品、成分・製法・ストーリーを説明したい商品、セット販売やまとめ買い、高単価商品、指名検索を作れる商品、韓国のブログやインフルエンサー・検索広告と組み合わせる商品、リピート購入を狙う商品です。
費用と精算
注文管理・販売関連の手数料目安は1.98〜3.636%です。適用料率は販売者区分、売上規模、流入経路、ストア形態、販売機能によって変わります。検索広告、ブランド検索、ショッピング広告、クーポン、ポイントの販売者負担は、この料率とは別に予算化します。
購入確定後にNpayビズウォレットへ反映され、販売者が手動で出金申請します。海外販売者は申請から2営業日以降に送金され、日本口座への反映は受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
日本直送では、追跡できる配送方法と、現実的な配送予定日を設定します。追跡不能、配送状態の未反映、到着遅延は、購入確定と精算を遅らせるうえに、レビューにも跳ね返ります。
返品先は、運用ルートに合わせて日本か韓国の住所を設計します。単価、返品率、再販売の可否を見て、韓国に返品拠点を置くかどうか判断してください。
実務の急所
登録しただけでは売れにくい販路です。検索需要、商品ページ、レビュー、広告、外部コンテンツを一本の導線として組んでください。
実務では、韓国人が実際に検索する商品名を使う、商品名に無関係なキーワードを詰め込まない、ブログ・ショートコンテンツ・検索広告の役割を分ける、単品だけでなく悩み別・用途別のセットを作る、レビューは件数だけでなく写真と使用場面と質問回答を増やす、ストアの再訪と顧客登録とリピート施策を設計する。この順で手を入れると、広告費の効率が変わります。
商品登録上限は直近3か月の実績で1,000品から5万品まで変動します。詳細条件と超過時の扱いは、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」で確認できます。
重要な確認
通信販売業申告は、いつ・何をすればよいですか?
海外事業者は、すべての出店直後に一律で申告するのではありません。前年の購入確定件数または当年1月1日からの累計購入確定件数が50件以上となり、販売者センターに案内が表示された場合に対応します。実務では、販売者画面から購入安全サービス利用確認証を発行し、申告書、日本の事業者証明とアポスティーユ、韓国語訳等をそろえて韓国の公正取引委員会へ申告し、受領した申告番号をSmartStoreへ登録します。補正を含めると2週間〜1か月程度、余裕をみて1〜2か月を見込んでください。Free Life&Coでは、アポスティーユ、翻訳、申告、販売者画面への反映まで含む手続きを代行しています。通信販売業申告・SmartStore出店代行を相談する
購入代行との相性
Q.NAVERは購入代行にも、メーカー・D2Cにも向いていますか?
どちらにも向きますが、勝ち方が違います。 購入代行は検索需要のある商品を多品種で拾い、価格・在庫を更新し続ける運用です。メーカー・D2Cは商品説明、ブランド、レビュー、NAVER検索・コンテンツを一体で育てます。
補完候補: NAVERを軸にする場合、目的買いの新規客をCoupangで、品質やブランドで選ばれる層をSSG.COMで拾う組み合わせが検討しやすくなります。
多品種の在庫を持つ事業者、型番商品を扱う事業者、そして二強で価格競争に消耗している既存セラーが読む章です。
3.Gmarket/Auction:大量SKUと比較購買に強い2モール運用
GmarketとAuctionは、ESM Plusで商品・注文・精算をまとめて管理できます。ただし顧客の買い方は異なるため、同じ商品を複製するのではなく、Gmarketは品ぞろえと価格比較、Auctionは型番・趣味・中古需要という役割で商品構成を分けます。
藤田の見立て
- 向く: SKUが多く、型番や仕様で比較される家電、工具、趣味用品、購入代行。
- 向かない: 商品数が少なく、価格以外の説明で選ばれるブランド商品。
- 最も多い失敗: Coupangと同じ商品を同じ価格で複製すること。GmarketとAuctionでも商品構成を分け、新規顧客・利益・作業時間の純増を見ます。
売れる仕組みと相性商品
Gmarketは、家電、デジタル、生活用品、ファッション、海外商品など、幅広く比較する購買と相性があります。多数の商品を並べ、価格・品ぞろえ・セールで接点を増やす戦略が取りやすい構造です。
Auctionは、家電、デジタル、工具、趣味用品、掘り出し物、中古・整備済み品など、比較検討が長引く商品と相性があります。リユース事業者にとっては、中古カテゴリーと販売条件を確認する価値のある販路です。
向いているのは、取り扱いSKUが多い購入代行・卸売型の事業者、家電やPC周辺機器・カメラ・工具・ゴルフ・ホビーを扱う事業者、型番商品や高単価の比較商品を持つ事業者、承認された中古・整備済み品を扱う事業者、そしてCoupang一本に依存したくない事業者です。
費用と精算
販売手数料はGmarket・Auctionとも1〜12%です。先払い送料には3.3%の手数料が加算されます。同じ商品でも、登録カテゴリーとモールによって適用料率が変わるため、両モールの採算を分けて計算します。
Gmarketの公式販売者ヘルプでは、サイト別・販売ID別に前月の商品販売代金が500万ウォン以上になると、月額5万5,000ウォン(税込)のサーバー利用料が発生すると案内されています。出店支援時は、Auctionを含む販売者画面の最新条件をFree Life&Coが確認し、採算表へ反映します。
Gmarket/Auctionは、配送完了から8日後に売上が確定し、さらに1営業日後に「グローバルセラー預り金」へ反映されます。配送完了から預り金反映までの合計目安は9日です。2026年3月9日以降は、GmarketとAuctionの送金基準が共通化されました。販売者が手動で出金申請すると、次の木曜日を基準に海外送金されます。
重要な確認
Gmarket/Auctionのキャッシュフロー
配送完了 → 8日後に売上確定 → その1営業日後に預り金反映(合計目安9日)→ 次の木曜基準で海外送金 → 受取金融機関で口座反映(ネット銀行は通常翌営業日)
送金ルールは2026年3月9日に改定されています。それ以前の案内に残る「月4回」等の記載ではなく、ESM PLUSの販売者画面に表示される現行の送金設定を優先します。
物流・返品・CS
送料込みの総額で価格が比較されるため、国際送料と韓国国内配送を含めた総額設計が売上を左右します。SKUが増えるほど、欠品、価格逆転、配送遅延が利益を削ります。中古品を扱う場合は、状態ランク、傷、付属品、真贋と仕入れ証明を商品ページに明記して、返品時の争点を減らしてください。
実務の急所
海外直購セラー特約には、偽造品に関する厳しい精算停止・賠償規定が定められています。ブランド品は仕入れ証明を必ず残してください。
重要な確認
出店申請で準備する書類
2023年以降は、原則として発行から3か月以内の書類と英訳をそろえます。個人事業主は開業届に加えて確定申告書、法人は履歴事項全部証明書を用意し、共通書類として代表者のパスポート、住民票、英文の銀行残高証明、仕入れ・事業所住所を確認できる資料を提出します。Free Life&Coでは、書類の有効期限確認、英訳、翻訳宣誓文、追加資料への対応までまとめて代行しています。
運用では、GmarketとAuctionへ機械的に同じ商品を出すのではなく売れ筋を分ける、型番・ブランド・仕様・容量を正確に登録する、Super Dealなどのセール枠へ参加する、送料込み総額で価格競争力を確認する、商品数が多い場合は在庫・価格同期を自動化する。この5点が基本線です。
購入代行との相性
Q.Gmarket/Auctionは購入代行に向いていますか?
多品種・型番商品を扱う購入代行に向いています。 ただしCoupangや11番街まで広げると、価格、在庫、販売状態、注文がモールごとに分かれます。販路数に合わせて人手を増やすのではなく、一元管理で運用を固めてから広げます。
補完候補: この2モールを軸にする場合、企画展とクーポンで露出を作る11番街、あるいは目的買いを取るCoupangが、次の候補として検討しやすくなります。
4.11番街:海外直購と企画展で売上をつくる
藤田の見立て
- 向く: 海外ブランド、輸入品、多品種商品を企画展・クーポン・セールでまとめて訴求できる事業者。
- 向かない: 値引きや販促負担を引くと利益が残らない商品。
- 最も多い失敗: 通常掲載のまま自然流入を待つこと。企画後にも利益が残る値入れと、他モールとの価格・在庫連動が必要です。
売れる仕組みと相性商品
11番街はグローバルセラー申請に対応しており、海外事業登録証、代表者の身分証明、Bank Statementなどを提出します。
売上のつくり方は、通常検索よりも海外直購売場、企画展、イベント、クーポン、ポイントを使った販促に寄っています。海外ブランドや輸入商品、家電・デジタル、健康・生活関連商品、シーズン商品、企画展へまとめて提案できる商品群と相性があります。
費用と精算
販売手数料は7〜20%です。商品カテゴリーと契約条件によって適用料率が変わり、クーポン、企画展、ポイントなどの販売者負担は別に発生します。企画へ参加した後も利益が残るかを、この追加負担まで含めて試算します。
購入者が購入確定した時点で売上が確定します。未操作の場合は、追跡可能配送なら配送完了から8日後に自動確定されます。販売者が週1回の送金を手動申請し、申請から送金処理までは7〜8日程度が目安です。送金後の口座反映日は受取金融機関によって異なりますが、ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
海外直購であること、配送予定日、関税条件を、購入前に分かりやすく表示します。配送が遅れそうなときは、購入者から問い合わせが来る前に案内を出す。この一手間が、企画参加時のクレーム量を大きく変えます。
実務の急所
販売中の商品数上限は、新規販売者・5級が5,000品、1〜4級が1万品です。超過時の停止順と複数IDの審査条件は、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」に集約しています。
運用では、通常出品だけでなく企画展参加を前提に商品を準備する、単品値引きだけでなくセットや数量割引を作る、広告とクーポンの販売者負担率を事前に確認する。この3点を押さえてから出品を増やします。
補完候補: 11番街を軸にする場合、企画に依存しない日常の目的買いを拾うCoupang、または型番比較を取るGmarket/Auctionが次の候補になります。
価格ではなく、正規性やブランド、家族の生活シーンで選ばれたい商品を持つ方の章です。二強で価格競争に疲れている既存セラーにとっては、逃げ場ではなく別の客層を取る手段になります。
5.LotteON:ロッテ会員へ届く一方、販売カテゴリーが最初の分岐
LotteONでは、外国人代表セラーにファッション衣類、雑貨、化粧品、ブランド品、乳幼児用品、海外直購全品の販売制限があります。Free Life&Coでは、商品情報を受け取った段階でカテゴリーと商品権限を判定し、LotteONで扱えない場合は、Coupang、NAVER、SSG.COMなどの代替販路をご提案します。
藤田の見立て
- 向く: 取扱可能と判定された商品で、正規性、ギフト、家族消費を訴求できるメーカー様・販売者様。
- 向かない: 価格だけで回す商品、企画売場に合わせたセット・訴求を作れない体制。
- 最も多い失敗: 出店後に取扱カテゴリー制限が分かること。Free Life&Coは申請前に商品情報から取扱可否を判定します。
売れる仕組みと相性商品
LotteONは、ロッテ百貨店やロッテマートの会員基盤と、ブランド・企画売場を活用できる点が特徴です。「信頼できる販売元」「正規品」「家族向け」「ギフト」を訴求しやすく、単なる安売りではなく、セット提案やメーカー保証まで見せられる商品と相性があります。
費用と精算
販売手数料は7〜13%です。これとは別に、月間の購入確定売上が100万ウォン未満なら固定費は免除、100万ウォン以上になると月額5万9,000ウォンの固定費が発生します。決済手数料、配送費手数料、外部提携チャネル、割引プログラム等の控除も分けて採算表へ入れます。
購入確定分を月2回締め、自動振込します。送金後に日本口座へ反映される日は受取金融機関によって異なりますが、ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
海外配送商品を登録するには、販売者アカウントへ海外配送権限を付与してもらう工程が入ります。商品登録マニュアルには、海外配送商品を販売する際に担当窓口へ権限を申請する手順が示されています。
あわせて、ONE商品への紐づけ、ブランド登録、契約タイプ、海外配送権限、出荷地と回収地の設定を正確に行います。ここを飛ばすと、登録はできても販売開始まで進みません。
実務の急所
実務では、商品判定、アカウント開設、商品・海外配送権限、ブランド登録、出荷地・返品先の順に整えます。Free Life&Coでは、この工程を一つの進行表にまとめ、販売開始まで代行します。
販売許可を確認できた商品では、ロッテの顧客層に合うセットやギフトを作る、正規性とメーカー保証と日本での実績を見せる、通常検索だけでなくカテゴリー企画やブランド売場を狙う、外部提携プロモーションの追加負担を確認する、低価格商品を大量に並べるより商品選定と売場提案に時間を使う。この順で組み立てます。
補完候補: LotteONを軸にする場合、同じ正規品・品質訴求をより食品や生活寄りの顧客へ広げるSSG.COM、あるいは検索からブランドを育てるNAVER SmartStoreが候補になります。
6.SSG.COM:弊社仲介で開通し、品質志向の顧客へ届ける
出店ルート
SSG.COMの販売者向けプライバシーポリシーには「海外事業者販売会員」の区分があり、海外事業者情報、海外事業所、海外口座証明などの収集項目が明記されています。
ただし、一般公開された申請画面だけでは、本人確認やアカウント開通を完了しにくいケースがあります。本記事では、弊社がSSG.COM側との調整を仲介し、日本企業の販売アカウントを開通するルートを前提に説明します。
藤田の見立て
- 向く: プレミアム食品、ギフト、生活用品、正規品ブランドなど、品質・由来・利用場面を説明できる商品。
- 向かない: 価格と出品数だけで面を取る商品、商品説明と売場提案を作り込めない体制。
- 最も多い失敗: アカウント開通をゴールにすること。Free Life&Coは商品選定、MD調整、登録、クリエイティブ、配送・返品、精算まで一体で設計します。
売れる仕組みと相性商品
SSG.COMは、新世界百貨店、eマート、食品・生活用品の買い物導線を持ち、価格だけでなく信頼性、食品品質、ブランド、会員特典を重視する顧客へ届きやすいモールです。
2025年末に発表された新会員制度の事前利用データでは、利用者の43%が40代、24%が50代、21%が30代でした。これはSSG.COM全利用者の構成ではなく、特定の会員施策の利用者データですが、家計消費を担う30〜50代との相性を示す参考にはなります。
相性がよいのは、プレミアム食品や地域産品、ギフト、生活用品とキッチン用品、ビューティとヘルスケア周辺商品、日本のメーカー正規品、百貨店品質を訴求できるブランド、そして安さ以外に品質・安全性・由来を説明できる商品です。
SSG.COMのDealは、最大50の単品商品を一つのページへまとめ、レビュー数を集約できます。新商品を既存の人気商品と組み合わせて出すときに効いてきます。
費用と精算
販売手数料は10〜11%です。商品ごとの個別契約で最終料率を決定し、販売開始前に商品別の採算表へ反映します。
あわせて、売上と月平均表示商品数に応じた商品情報維持費があります。同じ2026年版の契約書式では、月間売上70万ウォン未満と新規契約後6か月以内は免除、70万〜300万ウォンは月5万ウォン、300万ウォン超は表示商品数に応じて月6万〜40万ウォンです。販売手数料とは別の費用として採算へ入れます。
購入確定分を月2回締め、自動振込します。販売手数料、商品情報維持費、販促費などの控除後に送金され、日本口座への反映は受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
規約上、原則として決済完了から3営業日以内に発送し、追跡可能な配送情報を登録することが求められます。ただし、商品ページ上で別の配送条件を事前に表示した場合は、その条件が適用されます。越境販売では、標準の3営業日へ無理に合わせるより、現実的なリードタイムを契約と商品ページへ設定しておく方が事故が起きません。
返品は、購入者が配送完了後7日以内に申請でき、販売者は返品商品を受領してから3営業日以内に返金処理することが規約上求められます。返品先と検品体制を、開通前に決めておいてください。
実務の急所
公開フォームへ入力すれば自動で販売開始できるモールではありません。仲介、本人確認、商品権限、契約、配送・返品、精算までを、一体で設計してから走り出します。
登録できる商品数は販売者等級に応じた上限があり、上限を超えている間は新規登録ができません。Free Life&Coが仲介契約時に販売者画面の上限を確認し、商品選定とSKU計画へ反映します。
売り方としては、価格ではなく品質・正規性・ギフト性を前面に出す、食品や生活・ビューティの購買シーンを提案する、商品を単品で並べず用途別のDealにまとめる、Dealで関連商品とレビューを集約する、TOPSなど販売者向けプログラムや企画・広告を活用する。この設計ができるかどうかで結果が変わります。
補完候補: SSG.COMを軸にする場合、検索で指名需要を育てるNAVER SmartStoreが次の候補になります。
7.Cafe24:モールではなく、韓国向け自社ECを持つ選択肢
Cafe24は集客を持つECモールではなく、自社ECサイトを構築・運営する基盤です。参入検討企業にとっては「最初の販路」ではなく、既存販売企業にとっては「顧客データを自社に残すための次の一手」です。
藤田の見立て
- 向く: すでに韓国の顧客・SNSフォロワーを持ち、会員化・定期購入・再購入を設計したいメーカー様・D2Cブランド様。
- 向かない: 韓国での認知や流入導線がなく、集客費・決済・韓国語CSを自社で持てない段階。
- 最も多い失敗: サイトを作れば売れると考えること。Cafe24はモール手数料を避ける無料サイトではなく、顧客データと再購入を自社に蓄積する基盤です。
売れる仕組みと相性商品
流入は、自社広告、SNS、NAVER、Kakao、CRMからつくります。独自ブランド、リピート品、高粗利商品と相性があります。逆に、価格比較で選ばれる商品を自社ECだけで売るのは、集客コストの面で分が悪くなります。
費用と精算
Cafe24にはモール型の販売手数料はありません。決済時のPG手数料はおおむね3.6〜5.0%が目安で、契約する決済会社と売上規模によって変わります。このほか、利用プラン、アプリ、デザイン、広告、CRM、物流の費用が発生します。
海外事業者が韓国のカード・簡便決済をどこまで導入できるかは、PG審査と契約主体で変わります。サイトを無料で作れることと、韓国の消費者が使いやすい決済を導入できることは別問題です。
精算日もPGごとに異なります。PGを選ぶ段階で、売上発生日、決済確定日、留保、返金、チャージバック、海外送金を比較表にしてから契約します。
物流・返品・CS
関税、配送、返品の条件を購入前に分かりやすく表示します。モールと違って問い合わせも返品も自社で受けるため、韓国語CSの体制がそのまま転換率とレビューに影響します。
実務の急所
サイトを作ることより、集客・決済・CS・物流を継続運営する方がはるかに難しい、という一点に尽きます。最初からCafe24一本に絞るより、CoupangやNAVERで需要を確認し、再購入率が見えてから自社ECを育てる進め方が現実的です。
なお、モールで買ってくれた顧客を規約に反して外部へ誘導するのは避けてください。広告、SNS、コンテンツから自社サイトへ直接集客し、Kakaoチャネルやメール、会員制度で再購入をつくる。韓国で一般的な決済手段を増やす。この積み上げが自社ECの実力になります。
各ECモールの出店方法と、手続きを含む出店代行
出店画面だけを見ても、必要書類、翻訳、認証、公的申告、商品権限、海外配送権限までは分かりません。まず無料の解説動画で全体の流れを確認し、自社で難しい工程だけを依頼することもできます。
Free Life&Coでは、出店申請だけでなく、必要書類の整理、英訳・韓国語訳、アポスティーユ、通信販売業申告、審査対応、商品登録、物流・返品、精算設定まで、案件に必要な工程をまとめて支援しています。短い確認はLINE、商品と事業計画を踏まえた法人・事業者向けの相談は問い合わせフォームをご利用ください。
中古・リユース商品の現実的な販路
WISE APPデータ:中古・リセールアプリはどれだけ使われているか
主要中古・リセールアプリの月平均利用者数(2026年第1四半期)出典:WISE APP
WISE APPの2026年第1四半期調査では、月平均利用者数はKarrot(タングン)が2,319万人、Bunjangが520万人、KREAMが220万人、Joonggonaraが209万人でした。中古・リセールは一部の愛好家だけの市場ではなく、韓国の日常的な購買行動として定着しています。
結論として、現時点で日本居住の日本人・日本企業が日本から直接出品できる主要な中古・リセールアプリの一般公開ルートは確認できません。 KarrotやBunjangは、外国人でも韓国の外国人登録番号を登録した本人名義回線による認証が前提です。KREAMも国内の本人認証を前提としています。韓国IPやSMSを受け取れる電話番号だけでは解決せず、第三者名義のアカウント利用や本人確認の回避は行わないでください。
これらのアプリは、販売先ではなく調査の場として使うのが実務的です。相場、回転率、人気ブランド、商品状態別の価格差を見るには十分な情報があります。
日本のリユース事業者が現実に取れる販路は、次の3つです。
- Auctionをはじめとする総合モールで、承認された中古カテゴリーを使う
- 自社ECで、状態説明と真贋資料を自分の基準で提示する
- 韓国の正規パートナーと卸売や委託で組む
いずれの場合も、真贋、仕入れ証明、シリアル、状態ランク、返品対応、カテゴリー承認が前提になります。ここが整わないまま高額品を出すと、紛争時に守るものがありません。
販路の継続・拡大を決める4つの判断指標
販路を選んだ後の継続・拡大は、モールごとに別のKPIを増やさず、次の4つで判断します。
1売れる商品が見つかったか需要
2広告・クーポンを除いた利益が残るか利益
3日本の口座で使えるまで何日かかるか資金
4返品率と、返品1件あたりの損失が許容範囲か返品
補助指標として運用時間も記録します。体制の小さい企業ほど、最後は運用時間が継続・撤退を分けます。
出店・販路拡大の実行手順
候補販路を絞った後は、該当する導線だけを使います。比較の段階ですべての章を読む必要はありません。
1参入可否販売余地、規制、採算が成立するか
次:候補商品、原価、国際送料を書き出す
2初期販路最初の1〜2モールをどれにするか
次:該当するモール章だけ読む
3少量テスト何をどの規模で試すか
次:少数SKUで出品を始める
4継続判断テスト結果が継続に値するか
次:4指標を記録し、継続・改善・中止を決める
5拡大現地在庫か、2店舗目か
次:純増が見込める場合だけ広げる
1現状把握今の販路で取れていない顧客は誰か
次:未獲得の顧客と売り方を言語化する
2補完先選定どのモールが不足を埋めるか
次:候補のモール章だけ読む
3横展開可否同じ商品・価格・見せ方で通用するか
次:調整する商品、価格、見せ方を書き出す
4負担検証追加の在庫・物流・返品・CSに見合うか
次:追加工数と追加粗利を試算する
5継続・撤退売上と利益が純増したか
次:継続、縮小、撤退を決める
実務チェックリスト
これから参入する企業の確認項目
- 韓国で販売できるカテゴリーか。KC、成分、表示、輸入要件はどうか
- 商標、画像、説明文の使用権があるか。正規品と仕入れ経路を証明できるか
- カテゴリー手数料、送料手数料、広告・クーポンの販売者負担
- 国際送料と韓国国内配送、為替と海外送金費、月額・サーバー利用料
- 最初に検討する1〜2モールを、商品の売れ方から決めたか
- 少量テストのSKU数、期間、判定基準(4指標)を先に決めたか
- 購入確定までの日数、精算残高への反映日、出金申請の締切、海外送金日、日本口座への着金日
- 精算前の仕入れと送料を立て替える運転資金。月商が2倍になったときに必要な額
- 韓国語CSの対応時間と担当者
- 返品先を日本にするか韓国にするか。返品されても再販売できるか
販路を追加する企業の確認項目
- 現在の販路で取れていない顧客、カテゴリー、価格帯、購買目的を書き出したか
- 追加するモールで売上が純増するか、既存販路から移っただけではないか
- 追加で生じる粗利と、追加で生じる工数を試算したか
- 在庫同期、価格管理、為替と送料の更新頻度を、モール増加後も維持できるか
- 出品数の上限と、上限に達したときの挙動を確認したか
- 注文から発送までの期限、追跡番号の登録方法がモールごとにどう違うか
- 返品先を分けるのか、集約するのか
- 既存販路との役割分担(目的買い/検討購買/企画/ブランド/自社データ)が重複していないか
- API・CSV・一元管理ツールへ対応できるか
- アカウント停止時の責任者と対応手順を決めてあるか
最終結論:今日から始めること
出店可能なモールすべてへ同時に商品を登録し、手数料、在庫、精算、返品を管理しきれなくなる。これが、韓国EC参入でいちばん多い失敗です。販路の数ではなく、販売モデルを先に決めてください。
これから韓国ECへ参入する企業
- 商品カテゴリー、規制、粗利益、国際送料を確認する。ここで採算が合わなければ、モール比較へ進む前に商品を見直す。
- 商品の売れ方から、CoupangとNAVER SmartStoreを中心に最初の1〜2モールを選ぶ。ギフトや正規品、品質訴求が軸ならSSG.COM、取扱可能と判定された商品ならLotteONも候補になる。
- 少量で、需要、広告を除いた利益、着金日数、返品率を確認する。
- 売れる商品と運用方法が固まってから、現地在庫や2店舗目を検討する。
今日できるのは、候補商品と原価、国際送料を1枚に書き出すことです。ここが埋まらないうちは、どのモールを選んでも判断材料が足りません。
すでに韓国で販売している企業
- 現在の販路で取れていない顧客、カテゴリー、価格帯、購買目的を確認する。
- 同じ商品を複製するのではなく、不足している役割を補うモールを選ぶ。
- 新しい顧客と利益が純増するか、追加作業と在庫負担に見合うかを検証する。
- 売上ではなく、広告を除いた利益、日本口座への着金日数、返品率、運用時間で継続を判断する。
今日できるのは、直近3か月の注文を見て、「どの購買目的の顧客が取れていないか」を一文で書くことです。その一文が、次に読むべきモール章を決めてくれます。
購入代行・転売を副業または小規模事業で始める方
- 最初から多モール・大量出品を目指さず、CoupangまたはGmarket/Auctionで扱う商品ジャンルを絞る。
- 販売価格から仕入れ、国際送料、手数料、返品損失を引いて、1件あたりの利益を出す。
- 少数の商品で、価格改定、欠品、発送期限、問い合わせ対応まで回せるかを試す。
- 商品数を増やす段階で、Prime Shopperによる価格・在庫・受注・発送の一元管理を検討する。
今日できるのは、売ってみたい商品10品の仕入価格と想定売価を書き出すことです。利益が残る商品を先に見つけてから、出品数を増やします。
韓国で「どこに出店し、どう売るか」を一緒に設計します
韓国EC参入・販路拡大をご検討の企業へ
Free Life&Coでは、Coupang、NAVER SmartStore、11番街、Gmarket、Auction、LotteON、SSG.COMへの出店・販売運用と、複数モールの一元管理を支援しています。出店だけでなく、商品選定、認証・許認可、物流、商品ページ、NAVER検索、広告、韓国語CSまで、案件に必要な範囲を組み合わせます。
自社商品に合う販路が分からない場合は、商品カテゴリー、販売価格、原価、国際送料、目標売上、運用体制をうかがったうえで、最初に取り組む販路と、その次に足す販路の順序を設計します。すでに販売中の企業には、現在の販路で取れていない顧客を整理し、追加すべきかどうかから一緒に検討します。
目的に合わせて、次の窓口をご利用ください。
「自社商品は韓国で売れるのか」「どのモールから始めるべきか」「次の販路や集客方法が分からない」という段階からご相談いただけます。商品情報と現在の販路、目標をもとに、販路選定、認証・許認可、物流、販売運用、NAVER施策まで、必要な次の一手を整理します。法人・事業者様は問い合わせフォーム、短いご質問はLINEをご利用ください。
主な確認資料
韓国ECへの参入・販路拡大を検討する企業様・事業者様から、特に多くいただくのが次のご相談です。
こんなお悩みありませんか?
- 「韓国で販売したいが、どのECモールから始めるべきか分からない」
- 「Coupang、NAVER、Gmarket、11番街は、手数料や利用者数以外に何が違うのか」
- 「すでに韓国で販売しているが、次の販路を増やすべきか判断できない」
- 「購入代行・転売を副業や小規模事業で始めたいが、出品先と運用方法が分からない」
韓国ECの市場規模やモール名は簡単に見つかります。しかし、出店後の顧客層、売れ方、手数料、精算、物流、返品、運転資金まで同じ基準で比較した情報は多くありません。出店できても、自社商品とモールの顧客・販売方法が合わなければ、売上と利益にはつながりません。
本記事は、次の企業様・事業者様が販路を決めるための実務ガイドです。
- これから韓国ECへ参入するメーカー様・販売者様
- すでに韓国で販売していて、次の販路を探している企業様・セラー様
- 購入代行・転売を副業または小規模事業として始めたい方
こんにちは。Free Life&Co株式会社の藤田です。韓国EC14モールでの出店・運用経験をもとに、メーカー様、D2Cブランド様、小売・購入代行事業者様の韓国市場参入から、出店、EC運用、商品ページ制作、NAVERマーケティングまで支援しています。
集客まで一体設計NAVER検索・韓国語コンテンツ・広告
この記事で分かること
- 自社商品に合う韓国ECモールと、その選び方
- 各販路の顧客層、売れ方、手数料、精算、出品上限
- 日本直送と韓国在庫、返品、キャッシュフローの考え方
- 新規参入時の最初の1〜2モールと、既存セラー様の次の拡大先
- 購入代行型とメーカー・D2C型で異なる、ツールと支援の選び方
Coupang、NAVER SmartStore、11番街、Gmarket、Auction、LotteONは、日本の法人・個人事業主ともに出店できます。 SSG.COMは弊社の仲介ルートで出店でき、Cafe24は韓国向け自社ECの選択肢として比較に加えました。
この記事を読めば、知名度や手数料だけに流されず、「自社商品がどこで、なぜ選ばれるか」を基準に最初の1〜2販路を絞れます。購入代行の方は、出品先だけでなく、多品種を少人数で回す方法まで判断できます。
▼この記事の動画版はこちら▼
30秒で分かる韓国ECの販路地図
韓国ECの大きな販売軸は、CoupangとNAVER SmartStoreの二強です。最初に決めるべきなのは、目的買いを取るCoupangと、検索・比較から選ばれるNAVERのどちらが、自社商品の売れ方に合うかです。
Coupangは「探して、早く買う」場所です。検索とカタログ、価格、配送予定日、レビューが購入率を左右します。定番品や型番商品のように、比較されて即決される商品と相性があります。
NAVER SmartStoreは「調べて、比較して、納得してから買う」場所です。NAVER検索、ショッピング検索、ブログやショートコンテンツ、レビューが流入をつくります。成分や製法、使い方を説明して価値が伝わる商品ほど戦えます。
Gmarket/Auction、11番街、LotteON、SSG.COMは、二強より格下の販路ではありません。二強では届きにくい顧客層、カテゴリー、企画、流通ブランドを補うための販路です。Cafe24は集客を持つモールではなく、集客費と決済を自社で引き受ける代わりに、顧客データとリピートを自社へ残す基盤になります。
二強①:目的買いクーパン目的買い・価格・配送・レビュー
二強②:検討購買スマートストア検索・比較・コンテンツ・ブランド形成
補完①:多品種・企画型Gマーケット/オークション、11番街多品種・価格比較・企画の補完
補完②:流通グループ・ブランド型ロッテON、SSG.COM流通グループ・信頼・ブランドの補完
自社ECCAFE24自社顧客・リピート・顧客データの蓄積
この5行のうち、自社商品がどの列で選ばれるかを先に決めます。参入検討企業は「二強のどちらから入るか」、既存販売企業は「今どの役割を持っていないか」を見ます。購入代行・多品種販売は、Coupangの目的買いとGmarket/Auctionの品ぞろえ型のどちらが扱う商品に合うかから絞ります。細かい手数料や書類は、候補を絞ってから読めば足ります。
結論早見:タイプ別の最初の販路と次の拡大候補
自社に該当する行だけ読めば、先に確認すべきモール章を2〜3に絞れます。
メーカーとD2Cの方は、「CoupangかNAVERか」で悩むより、役割を分ける発想に切り替えると整理が早くなります。Coupangは新規顧客と単品、低〜中価格帯、購入までの速さ。NAVERは検索とコンテンツ、セット、高単価、ブランド理解。Cafe24は会員化と再購入、自社データ。同じ商品を同じ価格・同じページで並べるのではなく、Coupangは単品、NAVERは2個セットと使用ガイド付き、Cafe24は定期購入と会員特典、という組み方をします。
記事をすべて読む前に、まずこの表で候補を2〜3販路に絞ってください。手数料だけでなく、売れ方、精算、出品上限、出店後に詰まりやすい点までを同じ行で見られるようにしました。
| 販路 | 売れ方・役割 | 向く商品・事業 | 販売手数料・主な固定費 | 精算の目安 | 出品上限の目安 | 出店・運用の急所 |
|---|
| クーパン | 目的買い。価格・配送・レビューで需要を検証 | 定番品、日用品、型番商品、購入代行 | 4〜10.9%。別途、送料処理手数料・条件該当時の月額費 | 配送完了7日後に売上確定。確定月の翌月20〜25日に自動振込 | 基本1万品。実績で2万5,000品、5万品、無制限へ拡大 | 月末配送分は確定月が翌月へずれる。物流と運転資金を先に設計 |
| スマートストア | 検索・比較・コンテンツでブランドを育てる | メーカー、D2C、説明が必要な商品、セット商品 | 1.98〜3.636%。広告・ポイント負担等は別 | 購入確定基準。Npayビズウォレットから手動出金 | 直近3か月実績で1,000〜5万品 | 通信販売業申告、検索設計、レビュー育成が必要 |
| Gマーケット | 価格比較・セール・多品種で面を取る | 家電、PC、生活用品、海外商品、購入代行 | 1〜12%。送料手数料・条件該当時のサーバー利用料は別 | 配送完了後8日+1営業日で預り金反映。木曜基準で送金 | 月平均500万ウォン未満2,000品、以上1万品 | 書類審査と英訳を準備。売れないSKUを残すと枠を圧迫 |
| オークション | 比較検討・趣味・掘り出し物需要を取る | デジタル、工具、ホビー、承認中古・整備済み品 | 1〜12%。送料手数料等は別 | Gmarketと共通。配送完了から預り金反映まで約9日 | Gmarketと別枠で2,000品または1万品 | Gmarketと同じ商品を複製せず、商品構成を分ける |
| 11番街 | 海外直購・企画展・クーポンで露出を作る | 海外ブランド、家電、健康・生活用品、多品種販売 | 7〜20%。クーポン・企画負担等は別 | 週1回申請。送金処理まで7〜8日程度が目安 | 新規・5級5,000品、1〜4級1万品 | 上限超過分は自動販売停止。企画参加後も利益が残る値入れが必要 |
| ロッテON | ロッテ会員・企画売場で正規性を訴求 | 外国人代表セラーの制限対象外商品、許可カテゴリー | 7〜13%。月間購入確定売上100万ウォン以上は月額5万9,000ウォン | 購入確定分を月2回締め、自動振込 | 契約・商品権限別 | 商品情報を基に、カテゴリー制限と海外配送権限を出店前に判定 |
| SSG.COM | 新世界・eマート系の品質志向顧客へ提案 | プレミアム食品、生活用品、ギフト、正規品ブランド | 10〜11%。別途、売上・表示商品数に応じた商品情報維持費 | 購入確定分を月2回締め、自動振込 | 販売者等級・契約別 | 一般公開の直接申請型ではない。商品選定、MD調整、契約条件を一体で設計 |
| CAFE24 | 自社集客で会員・再購入・顧客データを蓄積 | D2C、独自商品、リピート品、高粗利商品 | モール販売手数料なし。PG手数料3.6〜5.0%が目安 | 契約するPGごとに異なる | モール型の一律上限なし | 集客・決済・韓国語CSを自社で持つ。サイトを作るだけでは売れない |
※手数料、精算、商品権限は変更されます。出店支援をご依頼いただく場合は、弊社が申請時点の販売者画面と個別契約を確認し、最新条件を反映してご案内します。
認証・許認可から販売開始まで一貫支援
認証・許認可が必要な商品も、韓国で販売できる状態まで支援します
化粧品、食品、健康食品、医療機器、電気用品、乳幼児用品などは、成分審査、韓国語表示、輸入申告、KC認証などが必要な場合があります。
Free Life&Coでは、商品URL・カテゴリー・販売予定価格をもとに、販売に必要な条件、出店先、物流方法、販売開始までの工程を整理します。
必要に応じて、韓国法人設立、許認可・認証取得、通信販売業申告、出店申請、商品登録、物流、韓国語CS、販売運用まで一貫して支援します。
主要オープンマーケットの推定決済額シェア(2025年3月)出典:WISE APP
※WISE APPによる2025年3月の推定決済額データです。各社が公表した公式取引額ではなく、調査対象となるオープンマーケット総合モール内の構成比です。
CoupangとNAVER/NAVER Payを合わせると71.7%です。だからこそ、二強のどちらかを軸に据えたうえで、自社の顧客が濃く集まる補完販路を1つ足す、という設計が現実的になります。逆に、二強を外して補完販路だけで始めると、需要検証に時間がかかります。
そして、すべての企業がCoupangから始める必要はありません。検索需要のある定番品はCoupangで検証しやすい一方、ブランドの見せ方で売るメーカーやD2Cは、NAVER SmartStoreやSSG.COMから始めた方が早い場合もあります。起点は知名度ではなく、自社商品がどう選ばれるかで決めます。
販売モデルで選ぶ:Prime ShopperとPrime Shopper NEO
購入代行・多品種販売・副業/小規模事業
Prime Shopper
ASINを起点に、出品・価格・在庫・受注をまとめて管理
- 韓国10モールに加え、JOOM・Shopeeにも対応
- 商品情報・翻訳・手数料・送料を踏まえた販売価格づくりを効率化
- 価格・在庫の更新から受注・出荷まで一元管理
- ライトプランは月額5,800円・3,000商品から
学びながら副業・小規模事業として始めたい方は、LINEでオンラインスクールの案内を受け取れます。
メーカー・D2C・自社在庫を持つ企業
Prime Shopper NEO
少数SKUで検証し、反応の良い商品を複数モールへ展開
- Shopify・BASEなどの商品・在庫情報を活用
- 為替・手数料・送料を踏まえた価格設計とAI翻訳を支援
- 商品・価格・在庫・受注・出荷を複数販路で一元管理
- 商品ページ、NAVER施策、広告・運用支援と組み合わせて展開
機能・提供範囲は更新されるため、最新内容は概要資料または個別相談でご案内します。
購入代行で多品種を回すのか、自社ブランドで売れる商品を育てるのかを先に決め、販売モデルに合う運用基盤と支援を選びます。
顧客傾向と売れ方の比較
モール選びで重要なのは、利用者数の大小だけではなく、「そのモールで何を目的に買う顧客が多いか」です。次の表では、販売候補を絞るために必要な顧客像、売れやすい商品・売り方、出店判断のポイントだけを並べます。
WISE APPデータ:年代別に見る主要ECモールの選ばれ方
年代別の主要ECモール推定決済額順位(2026年3月)出典:WISE APP
2026年3月の年代別推定決済額順位では、40代以下はNAVER/NAVER Pay、50代以上はCoupangが1位です。Gmarket/Auctionは30代以上で3位に入り、11番街は30〜50代で4位、SSG.COMは40〜50代で5位に入っています。若年層向けだからNAVER、幅広い年代だからCoupangという単純な分け方ではなく、自社商品の主力年代が「検索・比較」と「目的買い」のどちらで購入するかまで見て販路を決めてください。
既存販売企業は、この表を「現在の販路で取れていない顧客」の特定に使います。Coupangで日用品が回っている場合は比較検討層や趣味需要、NAVERでブランドが育っている場合は目的買いの新規顧客が補完候補です。参入検討企業は、自社商品の買われ方に近い行から候補を絞ります。
販路選定の7軸
知名度やイメージで選ぶと、あとで採算が合わなくなります。次の7つを、モール一般論ではなく自社の主力SKUを基準に見てください。
1.顧客がそのモールで買う理由
同じ商品でも、買われる理由がモールごとに違います。Coupangは価格と配送、既存カタログの条件が合えば比較的早く動きます。NAVERは検索需要や外部コンテンツがない状態で登録しても、動き出しません。Gmarket・Auctionは大量SKUや型番商品を広く置く戦略と相性がよく、11番街は通常検索より企画展・クーポン参加の影響を強く受けます。LotteONとSSG.COMは、売場やブランドとの相性、MD・企画への参加が入口です。Cafe24は、既存顧客か広告導線がなければアクセス自体が発生しません。
売れるまでの日数と、回収までの日数は別々に見てください。早く売れても回収が遅ければ資金は詰まりますし、その逆もあります。
2.価格競争とブランド訴求
価格で選ばれる販路へ、説明を読ませないと価値が伝わらない商品を置くと、値下げ競争に巻き込まれます。逆に、機能差の分かりにくい定番品をコンテンツ勝負の販路へ置いても伸びません。
どの販路でも先に効くのは、商品ページの韓国化です。機械翻訳のままでは、広告を足しても転換率は上がりません。韓国で実際に使われる商品名、サイズと容量と使用方法、原産国・製造者・輸入販売主体、韓国の消費者が不安に思う点への回答、配送予定日と関税と返品方法、日本での販売実績や正規性。ここを韓国語で整えてから、広告とレビュー施策を設計してください。
メーカー希望価格を守りたい場合は、相乗りや値引き企画への参加で価格統制が崩れないか、事前に確認しておきます。
3.販売手数料ではなく最終利益
手元に残る額は、次の式で見ます。
重要な確認
商品売上 − 商品原価 − モール手数料 − 国際送料 − 広告費 − クーポン負担 − 為替・海外送金費 − 返品引当 = 限界利益
売上を100としたとき、商品原価45、国際送料18、モール手数料10、広告・クーポン8、為替・送金2、返品引当2なら、残るのは15です。
この構造だと、「手数料が3%安い」ことより、広告なしで売れるか、まとめ買いを作れるか、返品率を抑えられるかの方が、利益への影響が大きくなります。モールを比べるときは、手数料率ではなくこの式の答えを並べてください。
4.日本口座へ着金するまでのキャッシュフロー
見るべきなのは、モール上の精算日ではありません。
注文 → 発送 → 配送完了 → 購入確定 → モール内残高へ反映 → 出金申請 → 海外送金 → 日本の銀行口座へ着金
ここまで通してキャッシュフローです。1日10万円売れ、原価と先払い送料が売上の63%なら、毎日6万3,000円を先に払っています。着金まで45日かかるなら単純計算で約283万円、着金まで10日なら約63万円の運転資金が要ります。
注文›発送›配送完了›購入確定›残高反映›出金申請›海外送金›日本口座
※送金処理後に日本口座へ反映される日は、受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、送金日の翌営業日に反映されますが、銀行休業日、送金通貨、口座確認などにより前後します。
※NAVERは制度上の最低出金額を設けていません。ただし、中継・受取銀行の手数料で受取額が目減りするため、30万ウォン以下は残高をまとめてから出金する方が実務的です。
この表で見るのは、速い遅いの順位ではなく、自社の月商で何日分を立て替えられるかです。月商が2倍になったときの必要運転資金を、出店前に試算しておく必要があります。
5.物流、返品、韓国語CS
越境ECでは、往路の送料より返品の方が高くつくことがあります。低単価品は日本へ返送せず、韓国内で検品して再販売するか廃棄した方が損失を抑えられる場合があります。高額品は、真贋資料、シリアル、梱包時の動画、重量、追跡、署名記録を残し、紛争になったときに証明できる状態を作っておきます。
韓国語CSの対応時間、注文から発送までの期限、追跡番号の登録方法、韓国側の返品先が要るかどうか。この4点は、モールを決める前に自社で回せるか確かめてください。配送状態が反映されない、到着が遅れるといった問題は、レビューを傷めるだけでなく、購入確定を遅らせて精算まで後ろへずらします。
6.少量テストと多品種展開への適性
少量テストで確かめるのは、需要、広告を除いた利益、着金日数、返品率の4つです。カテゴリー審査に時間がかかる販路や、企画参加が前提の販路は、テストの設計そのものが変わります。
多品種で広げるなら、商品登録よりも、欠品・価格変動・為替・送料変更・注文処理の方が先に問題になります。100商品なら手作業で持ちますが、1,000商品、1万商品では、商品情報の一括登録、韓国語への変換、原価・為替・送料・手数料を反映した価格改定、在庫同期、注文取り込み、追跡番号の反映、販売禁止商品と知的財産権リスクの除外を自動化しないと回りません。運用の粗さは、注文100件あたりの欠品件数、価格改定の遅れで赤字になった件数、追跡番号の反映遅延、1注文あたりの作業時間を見れば把握できます。
もう一つ、大量出品を考えている方が見落としやすいのが、販売可能な商品数の上限です。
表の数字だけで運用を決めると危険です。Coupang、NAVER、11番街は、同じ「1万品」でも上限の決まり方と、上限を超えた後の挙動がまったく違います。以下の3販路は、運用に直結する条件まで押さえてください。
Coupang:基本1万品。実績に応じて段階的に拡大
現在は販売者ごとに個別上限が設定されるため、WINGまたはAPIに表示される値を最優先します。APIの permittedCount が空の場合は無制限です。Open APIからの商品登録は、オプション商品基準で1日5,000件までです。
2026年7月11日以降は、90日以上販売実績がない商品のうち、顧客体験を損なう可能性が高いとCoupangが判断した商品について、自動品切れ、検索・商品露出の制限、販売制限・停止、販売者情報の確認、商品削除が行われる場合があります。「90日売れなければ全商品が一律削除」ではありません。対象商品と措置理由は販売者へ個別に案内されます。
WINGの追加アカウントは同じ店舗を管理する担当者用サブIDであり、商品登録上限は増えません。
NAVER SmartStore:直近3か月の「売れた比率」まで見られる
2026年6月の規約改定資料では、毎月2日に直近3か月の実績を再計算し、登録数が上限を超える場合は15日から販売停止処理が行われます。停止対象になりやすいのは、直近13か月に販売履歴がない商品、修正日が古い商品、長期間管理されていない商品です。販売停止後も3か月間修正がない商品は、自動削除の対象になる可能性があります。大量登録より、実際に売れる商品の比率を上げる設計が重要です。
Gmarket/Auction:新規2,000品から始まり、売上で各1万品へ
この基準は2024年9月11日から適用されました。新規アカウントは原則2,000品から始まり、1か月後に販売実績で再判定、その後は毎月見直されます。開店から3か月未満なら経過月数の平均で判定され、キャンセル・返品となった取引は販売金額から除外されます。GmarketとAuctionはESM PLUSで管理しますが、上限は各モールの販売者IDへ別々に付与されます。
販売可能商品が上限を超えた場合、または「販売可能+販売停止」の総商品数が販売可能上限の2倍を超えた場合は、新規登録と販売再開ができません。超過商品が一律に自動削除されるルールではありません。直近2か月以内にサーバー利用料が課金されたIDは1万品となる例外もあります。総保有商品数の表示は適用時期やIDによって異なる可能性があるため、最終的にはESM PLUSに表示される「販売可能最大数量」を優先してください。
購入代行・無在庫型では、売れない商品を残さない、GmarketとAuctionで商品構成を分ける、同一シリーズの色・容量は注文オプションへ集約する、という3点が枠の使い方を左右します。
11番街:上限超過分は自動販売停止。複数IDは審査制
販売中の商品数上限は、販売等級1〜4級が1万品、販売等級5級と新規販売者が5,000品です。上限を超えると、次の順に販売停止されます。
- 広告が適用されていない商品
- ショッキングディール/タイムディール未実施の商品
- 直近1年間にPVがない商品
- 直近1年間に注文履歴がない商品
- 直近30日以内に商品修正がない商品
- 商品修正日が古い商品から順番
停止された商品データは削除されません。販売中の商品数を上限内へ調整すれば、再販売できます。すでに上限を超えて登録している販売者も既得権にはならず、超過分は上記基準で自動販売停止になります。
販売実績・信用度等の審査条件を満たす事業者は、1事業者登録番号につき最大4ID、つまり代表IDに加えて最大3IDを申請できます。自動付与ではありません。実務上案内されている主な条件は、加入承認から6か月以上、販売等級3級以上、販売信用点数100点以上、販売金額1,000万ウォン以上、直近3か月以内にID利用停止履歴がないことです。条件を満たしたうえで、販売者カスタマーセンターへ申請し審査を受けます。
なお、システム上で商品登録できることと、その商品を売り続けられることは別です。医薬品・医薬部外品、健康機能食品、化粧品の禁止成分、医療機器、酒類、電気製品、子ども向け製品、ブランド品、中古高額品は特に注意してください。Coupangも、出品制限商品や知的財産権違反に対して、販売停止、在庫廃棄、支払い保留などの措置を取る可能性を明記しています。
7.現地在庫、併売、ブランド形成への発展性
最後に、その販路が次につながるかを見ます。日本直送から韓国内の在庫へ切り替える余地があるか、他モールと顧客が重複しないか、運用の結果として自社にブランド資産が残るか。
すでに複数モールで販売している方は、ここで顧客の重複を確認してください。売上は増えたのに利益が減っている場合、同じ顧客を別のモールで取り合っているか、作業時間だけが増えている可能性があります。
販路選定より先に、商品と体制を見直した方がよいケース
次のどれかに当てはまるなら、モール比較を止めて手前を整えた方が早く進みます。
- 国際送料、広告、返品引当を入れると限界利益が残らない
- 韓国語の商品ページ、CS、配送遅延の案内を継続できない
- KC認証、食品・化粧品規制、知的財産権の確認が終わっていない
- 多品種販売なのに、欠品・価格・為替を同期する仕組みがない
- 精算前の仕入れと送料を立て替える運転資金が足りない
- メーカー希望価格を守りたいのに、相乗りや値引き参加で価格統制が崩れる
ここからは各販路の詳細です。この2章は、参入企業が最初の1〜2モールを決めるため、既存セラーが二強のうち手薄な側を補うために読んでください。
1.Coupang:目的買いの新規顧客を取れる一方、資金繰りと配送品質が利益を決める
藤田の見立て
- 向く: 型番・JANで比較される定番品、日用品、購入代行。目的買いの新規顧客を取りたい事業者に向きます。
- 向かない: 長い説明を読んでもらわないと価値が伝わらない高額商品。NAVERや自社ECとの併用が必要です。
- 最も多い失敗: 月商だけを追い、未入金売上と仕入れ・送料の立替額が膨らむこと。着金までの運転資金を先に決めます。
売れる仕組みと相性商品
Coupangは、韓国で最も広く使われる総合ECアプリです。2025年3月のWiseapp・Retail・Goods推計では約3,362万人、2026年3月の調査値では3,503万人と、アプリMAUでは突出しています。ただし、MAUは売上高や市場シェアそのものではなく、利用者の推計・調査値である点は押さえておいてください。
購入率を左右するのは、検索結果だけではありません。既存カタログへの紐づけ、価格、配送予定日、販売者評価、レビューが効きます。同じ商品を複数の販売者が扱う場合、新しい商品ページを作るより、正しいカタログへ紐づけて競争力のある条件を出す方が先です。
相性がよいのは、日用品・消耗品・食品・キッチン用品、型番やJANで比較されやすい商品、すでに日本で売れている定番品、購入代行型の商品、低〜中価格で繰り返し買われる商品、バリエーションが分かりやすい商品です。
費用と精算
登録料は無料です。カテゴリー別販売手数料は、公式一覧でおおむね4%から10.9%。購入者が支払う送料には3%の配送費処理手数料がかかり、これはVAT別です。月間GMVが100万ウォンを超える販売者には、月額5万ウォンのサービス利用料が発生します。家電・コンピューター・電子カテゴリーは、公式説明上、月間GMV500万ウォン超が基準です。
精算は月次です。購入者への配送完了から7日後に売上が自動確定し、その月の1日から末日までに「売上確定」した分が、翌月20日から25日の間に自動振込されます。実際の振込日は月によって異なるため、Coupang WINGの精算カレンダーで確認します。
重要な確認
Coupangのキャッシュフロー
配送完了 → 7日後に売上自動確定 → 売上確定月の末締め → 翌月20〜25日の指定日に自動振込 → 受取金融機関で口座反映(ネット銀行は通常翌営業日)
注意したいのは、注文日ではなく売上確定日が月次集計の基準になる点です。月末近くに配送が完了した注文は、7日後の確定が翌月へずれ、振込もさらに1か月後ろへずれる場合があります。購入代行や無在庫販売でも、在庫資金が不要というだけで、仕入れと送料の立替は同じように発生します。
物流・返品・CS
基本は日本からの追跡可能な直送です。注文確認、出荷処理、国際配送の追跡番号登録、韓国側ラストマイルへの反映を、遅れなく回します。
Coupang Global Fulfillment(CGF)は、保管、ピッキング、梱包、通関、韓国配送、返品と韓国語CSをまとめる仕組みです。利用を希望する場合は、Free Life&Coが申込時点の集荷拠点、対象カテゴリー、料金を確認し、日本直送との採算を比較します。
実務の急所
売上拡大と同時に運転資金が増える点です。月商をKPIにせず、未入金売上、仕入れと送料の立替額、返品引当を週次で確認してください。
運用面では、既存カタログへ正しく紐づける、配送予定日を守る、転換しない商品へ広告をかけ続けず先に商品ページを直す、価格改定を自動化する、欠品キャンセルを減らす、ブランド品は仕入れ先と正規性を証明できるようにする。この6つで、大半の事故は防げます。
商品登録は基本1万品で、販売実績により拡大します。実際の上限と長期未販売商品の扱いは、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」で確認できます。
購入代行との相性
Q.Coupangは購入代行に向いていますか?
向いています。 型番・JAN・ASINで特定しやすい定番品と目的買いの相性がよいからです。ただしSKUを増やす前に、価格改定、欠品、在庫同期、配送期限を少人数で管理できる体制が必要です。多品種運用の方法は購入代行向けPrime Shopperで確認できます。
補完候補: Coupangを軸にする場合、説明を読んで納得したい検討層を拾うために、NAVER SmartStoreを次に置くと役割が重なりません。
2.NAVER SmartStore:検索とコンテンツで指名需要を育てる販路
藤田の見立て
- 向く: 成分、製法、使い方、ブランド背景で差を説明できるメーカー様・D2Cブランド様。
- 向かない: 韓国語の検索設計、商品ページ、コンテンツ、レビュー育成を継続できない体制。
- 最も多い失敗: 商品を登録すれば検索流入が生まれると考えること。Coupangが目的買いなら、NAVERは検討購買を育てる販路です。
売れる仕組みと相性商品
流入元は、NAVER検索、NAVERショッピング、価格比較、ブログ、カフェ、ショートコンテンツ、広告と多岐にわたります。「調べる、比較する、口コミを見る、納得して買う」という流れをつくりやすい構造です。アプリのMAUだけで規模を測れないのは、この導線の広さが理由です。
日本からの出店では、海外事業者申請、本人確認、精算口座の登録、通信販売業申告を順に進めます。Free Life&Coでは、必要書類の整理・翻訳から通信販売業申告、ストア開設まで代行しています。
相性がよいのは、D2Cブランドやメーカー商品、成分・製法・ストーリーを説明したい商品、セット販売やまとめ買い、高単価商品、指名検索を作れる商品、韓国のブログやインフルエンサー・検索広告と組み合わせる商品、リピート購入を狙う商品です。
費用と精算
注文管理・販売関連の手数料目安は1.98〜3.636%です。適用料率は販売者区分、売上規模、流入経路、ストア形態、販売機能によって変わります。検索広告、ブランド検索、ショッピング広告、クーポン、ポイントの販売者負担は、この料率とは別に予算化します。
購入確定後にNpayビズウォレットへ反映され、販売者が手動で出金申請します。海外販売者は申請から2営業日以降に送金され、日本口座への反映は受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
日本直送では、追跡できる配送方法と、現実的な配送予定日を設定します。追跡不能、配送状態の未反映、到着遅延は、購入確定と精算を遅らせるうえに、レビューにも跳ね返ります。
返品先は、運用ルートに合わせて日本か韓国の住所を設計します。単価、返品率、再販売の可否を見て、韓国に返品拠点を置くかどうか判断してください。
実務の急所
登録しただけでは売れにくい販路です。検索需要、商品ページ、レビュー、広告、外部コンテンツを一本の導線として組んでください。
実務では、韓国人が実際に検索する商品名を使う、商品名に無関係なキーワードを詰め込まない、ブログ・ショートコンテンツ・検索広告の役割を分ける、単品だけでなく悩み別・用途別のセットを作る、レビューは件数だけでなく写真と使用場面と質問回答を増やす、ストアの再訪と顧客登録とリピート施策を設計する。この順で手を入れると、広告費の効率が変わります。
商品登録上限は直近3か月の実績で1,000品から5万品まで変動します。詳細条件と超過時の扱いは、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」で確認できます。
重要な確認
通信販売業申告は、いつ・何をすればよいですか?
海外事業者は、すべての出店直後に一律で申告するのではありません。前年の購入確定件数または当年1月1日からの累計購入確定件数が50件以上となり、販売者センターに案内が表示された場合に対応します。実務では、販売者画面から購入安全サービス利用確認証を発行し、申告書、日本の事業者証明とアポスティーユ、韓国語訳等をそろえて韓国の公正取引委員会へ申告し、受領した申告番号をSmartStoreへ登録します。補正を含めると2週間〜1か月程度、余裕をみて1〜2か月を見込んでください。Free Life&Coでは、アポスティーユ、翻訳、申告、販売者画面への反映まで含む手続きを代行しています。通信販売業申告・SmartStore出店代行を相談する
購入代行との相性
Q.NAVERは購入代行にも、メーカー・D2Cにも向いていますか?
どちらにも向きますが、勝ち方が違います。 購入代行は検索需要のある商品を多品種で拾い、価格・在庫を更新し続ける運用です。メーカー・D2Cは商品説明、ブランド、レビュー、NAVER検索・コンテンツを一体で育てます。
補完候補: NAVERを軸にする場合、目的買いの新規客をCoupangで、品質やブランドで選ばれる層をSSG.COMで拾う組み合わせが検討しやすくなります。
多品種の在庫を持つ事業者、型番商品を扱う事業者、そして二強で価格競争に消耗している既存セラーが読む章です。
3.Gmarket/Auction:大量SKUと比較購買に強い2モール運用
GmarketとAuctionは、ESM Plusで商品・注文・精算をまとめて管理できます。ただし顧客の買い方は異なるため、同じ商品を複製するのではなく、Gmarketは品ぞろえと価格比較、Auctionは型番・趣味・中古需要という役割で商品構成を分けます。
藤田の見立て
- 向く: SKUが多く、型番や仕様で比較される家電、工具、趣味用品、購入代行。
- 向かない: 商品数が少なく、価格以外の説明で選ばれるブランド商品。
- 最も多い失敗: Coupangと同じ商品を同じ価格で複製すること。GmarketとAuctionでも商品構成を分け、新規顧客・利益・作業時間の純増を見ます。
売れる仕組みと相性商品
Gmarketは、家電、デジタル、生活用品、ファッション、海外商品など、幅広く比較する購買と相性があります。多数の商品を並べ、価格・品ぞろえ・セールで接点を増やす戦略が取りやすい構造です。
Auctionは、家電、デジタル、工具、趣味用品、掘り出し物、中古・整備済み品など、比較検討が長引く商品と相性があります。リユース事業者にとっては、中古カテゴリーと販売条件を確認する価値のある販路です。
向いているのは、取り扱いSKUが多い購入代行・卸売型の事業者、家電やPC周辺機器・カメラ・工具・ゴルフ・ホビーを扱う事業者、型番商品や高単価の比較商品を持つ事業者、承認された中古・整備済み品を扱う事業者、そしてCoupang一本に依存したくない事業者です。
費用と精算
販売手数料はGmarket・Auctionとも1〜12%です。先払い送料には3.3%の手数料が加算されます。同じ商品でも、登録カテゴリーとモールによって適用料率が変わるため、両モールの採算を分けて計算します。
Gmarketの公式販売者ヘルプでは、サイト別・販売ID別に前月の商品販売代金が500万ウォン以上になると、月額5万5,000ウォン(税込)のサーバー利用料が発生すると案内されています。出店支援時は、Auctionを含む販売者画面の最新条件をFree Life&Coが確認し、採算表へ反映します。
Gmarket/Auctionは、配送完了から8日後に売上が確定し、さらに1営業日後に「グローバルセラー預り金」へ反映されます。配送完了から預り金反映までの合計目安は9日です。2026年3月9日以降は、GmarketとAuctionの送金基準が共通化されました。販売者が手動で出金申請すると、次の木曜日を基準に海外送金されます。
重要な確認
Gmarket/Auctionのキャッシュフロー
配送完了 → 8日後に売上確定 → その1営業日後に預り金反映(合計目安9日)→ 次の木曜基準で海外送金 → 受取金融機関で口座反映(ネット銀行は通常翌営業日)
送金ルールは2026年3月9日に改定されています。それ以前の案内に残る「月4回」等の記載ではなく、ESM PLUSの販売者画面に表示される現行の送金設定を優先します。
物流・返品・CS
送料込みの総額で価格が比較されるため、国際送料と韓国国内配送を含めた総額設計が売上を左右します。SKUが増えるほど、欠品、価格逆転、配送遅延が利益を削ります。中古品を扱う場合は、状態ランク、傷、付属品、真贋と仕入れ証明を商品ページに明記して、返品時の争点を減らしてください。
実務の急所
海外直購セラー特約には、偽造品に関する厳しい精算停止・賠償規定が定められています。ブランド品は仕入れ証明を必ず残してください。
重要な確認
出店申請で準備する書類
2023年以降は、原則として発行から3か月以内の書類と英訳をそろえます。個人事業主は開業届に加えて確定申告書、法人は履歴事項全部証明書を用意し、共通書類として代表者のパスポート、住民票、英文の銀行残高証明、仕入れ・事業所住所を確認できる資料を提出します。Free Life&Coでは、書類の有効期限確認、英訳、翻訳宣誓文、追加資料への対応までまとめて代行しています。
運用では、GmarketとAuctionへ機械的に同じ商品を出すのではなく売れ筋を分ける、型番・ブランド・仕様・容量を正確に登録する、Super Dealなどのセール枠へ参加する、送料込み総額で価格競争力を確認する、商品数が多い場合は在庫・価格同期を自動化する。この5点が基本線です。
購入代行との相性
Q.Gmarket/Auctionは購入代行に向いていますか?
多品種・型番商品を扱う購入代行に向いています。 ただしCoupangや11番街まで広げると、価格、在庫、販売状態、注文がモールごとに分かれます。販路数に合わせて人手を増やすのではなく、一元管理で運用を固めてから広げます。
補完候補: この2モールを軸にする場合、企画展とクーポンで露出を作る11番街、あるいは目的買いを取るCoupangが、次の候補として検討しやすくなります。
4.11番街:海外直購と企画展で売上をつくる
藤田の見立て
- 向く: 海外ブランド、輸入品、多品種商品を企画展・クーポン・セールでまとめて訴求できる事業者。
- 向かない: 値引きや販促負担を引くと利益が残らない商品。
- 最も多い失敗: 通常掲載のまま自然流入を待つこと。企画後にも利益が残る値入れと、他モールとの価格・在庫連動が必要です。
売れる仕組みと相性商品
11番街はグローバルセラー申請に対応しており、海外事業登録証、代表者の身分証明、Bank Statementなどを提出します。
売上のつくり方は、通常検索よりも海外直購売場、企画展、イベント、クーポン、ポイントを使った販促に寄っています。海外ブランドや輸入商品、家電・デジタル、健康・生活関連商品、シーズン商品、企画展へまとめて提案できる商品群と相性があります。
費用と精算
販売手数料は7〜20%です。商品カテゴリーと契約条件によって適用料率が変わり、クーポン、企画展、ポイントなどの販売者負担は別に発生します。企画へ参加した後も利益が残るかを、この追加負担まで含めて試算します。
購入者が購入確定した時点で売上が確定します。未操作の場合は、追跡可能配送なら配送完了から8日後に自動確定されます。販売者が週1回の送金を手動申請し、申請から送金処理までは7〜8日程度が目安です。送金後の口座反映日は受取金融機関によって異なりますが、ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
海外直購であること、配送予定日、関税条件を、購入前に分かりやすく表示します。配送が遅れそうなときは、購入者から問い合わせが来る前に案内を出す。この一手間が、企画参加時のクレーム量を大きく変えます。
実務の急所
販売中の商品数上限は、新規販売者・5級が5,000品、1〜4級が1万品です。超過時の停止順と複数IDの審査条件は、図表6と「少量テストと多品種展開への適性」に集約しています。
運用では、通常出品だけでなく企画展参加を前提に商品を準備する、単品値引きだけでなくセットや数量割引を作る、広告とクーポンの販売者負担率を事前に確認する。この3点を押さえてから出品を増やします。
補完候補: 11番街を軸にする場合、企画に依存しない日常の目的買いを拾うCoupang、または型番比較を取るGmarket/Auctionが次の候補になります。
価格ではなく、正規性やブランド、家族の生活シーンで選ばれたい商品を持つ方の章です。二強で価格競争に疲れている既存セラーにとっては、逃げ場ではなく別の客層を取る手段になります。
5.LotteON:ロッテ会員へ届く一方、販売カテゴリーが最初の分岐
LotteONでは、外国人代表セラーにファッション衣類、雑貨、化粧品、ブランド品、乳幼児用品、海外直購全品の販売制限があります。Free Life&Coでは、商品情報を受け取った段階でカテゴリーと商品権限を判定し、LotteONで扱えない場合は、Coupang、NAVER、SSG.COMなどの代替販路をご提案します。
藤田の見立て
- 向く: 取扱可能と判定された商品で、正規性、ギフト、家族消費を訴求できるメーカー様・販売者様。
- 向かない: 価格だけで回す商品、企画売場に合わせたセット・訴求を作れない体制。
- 最も多い失敗: 出店後に取扱カテゴリー制限が分かること。Free Life&Coは申請前に商品情報から取扱可否を判定します。
売れる仕組みと相性商品
LotteONは、ロッテ百貨店やロッテマートの会員基盤と、ブランド・企画売場を活用できる点が特徴です。「信頼できる販売元」「正規品」「家族向け」「ギフト」を訴求しやすく、単なる安売りではなく、セット提案やメーカー保証まで見せられる商品と相性があります。
費用と精算
販売手数料は7〜13%です。これとは別に、月間の購入確定売上が100万ウォン未満なら固定費は免除、100万ウォン以上になると月額5万9,000ウォンの固定費が発生します。決済手数料、配送費手数料、外部提携チャネル、割引プログラム等の控除も分けて採算表へ入れます。
購入確定分を月2回締め、自動振込します。送金後に日本口座へ反映される日は受取金融機関によって異なりますが、ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
海外配送商品を登録するには、販売者アカウントへ海外配送権限を付与してもらう工程が入ります。商品登録マニュアルには、海外配送商品を販売する際に担当窓口へ権限を申請する手順が示されています。
あわせて、ONE商品への紐づけ、ブランド登録、契約タイプ、海外配送権限、出荷地と回収地の設定を正確に行います。ここを飛ばすと、登録はできても販売開始まで進みません。
実務の急所
実務では、商品判定、アカウント開設、商品・海外配送権限、ブランド登録、出荷地・返品先の順に整えます。Free Life&Coでは、この工程を一つの進行表にまとめ、販売開始まで代行します。
販売許可を確認できた商品では、ロッテの顧客層に合うセットやギフトを作る、正規性とメーカー保証と日本での実績を見せる、通常検索だけでなくカテゴリー企画やブランド売場を狙う、外部提携プロモーションの追加負担を確認する、低価格商品を大量に並べるより商品選定と売場提案に時間を使う。この順で組み立てます。
補完候補: LotteONを軸にする場合、同じ正規品・品質訴求をより食品や生活寄りの顧客へ広げるSSG.COM、あるいは検索からブランドを育てるNAVER SmartStoreが候補になります。
6.SSG.COM:弊社仲介で開通し、品質志向の顧客へ届ける
出店ルート
SSG.COMの販売者向けプライバシーポリシーには「海外事業者販売会員」の区分があり、海外事業者情報、海外事業所、海外口座証明などの収集項目が明記されています。
ただし、一般公開された申請画面だけでは、本人確認やアカウント開通を完了しにくいケースがあります。本記事では、弊社がSSG.COM側との調整を仲介し、日本企業の販売アカウントを開通するルートを前提に説明します。
藤田の見立て
- 向く: プレミアム食品、ギフト、生活用品、正規品ブランドなど、品質・由来・利用場面を説明できる商品。
- 向かない: 価格と出品数だけで面を取る商品、商品説明と売場提案を作り込めない体制。
- 最も多い失敗: アカウント開通をゴールにすること。Free Life&Coは商品選定、MD調整、登録、クリエイティブ、配送・返品、精算まで一体で設計します。
売れる仕組みと相性商品
SSG.COMは、新世界百貨店、eマート、食品・生活用品の買い物導線を持ち、価格だけでなく信頼性、食品品質、ブランド、会員特典を重視する顧客へ届きやすいモールです。
2025年末に発表された新会員制度の事前利用データでは、利用者の43%が40代、24%が50代、21%が30代でした。これはSSG.COM全利用者の構成ではなく、特定の会員施策の利用者データですが、家計消費を担う30〜50代との相性を示す参考にはなります。
相性がよいのは、プレミアム食品や地域産品、ギフト、生活用品とキッチン用品、ビューティとヘルスケア周辺商品、日本のメーカー正規品、百貨店品質を訴求できるブランド、そして安さ以外に品質・安全性・由来を説明できる商品です。
SSG.COMのDealは、最大50の単品商品を一つのページへまとめ、レビュー数を集約できます。新商品を既存の人気商品と組み合わせて出すときに効いてきます。
費用と精算
販売手数料は10〜11%です。商品ごとの個別契約で最終料率を決定し、販売開始前に商品別の採算表へ反映します。
あわせて、売上と月平均表示商品数に応じた商品情報維持費があります。同じ2026年版の契約書式では、月間売上70万ウォン未満と新規契約後6か月以内は免除、70万〜300万ウォンは月5万ウォン、300万ウォン超は表示商品数に応じて月6万〜40万ウォンです。販売手数料とは別の費用として採算へ入れます。
購入確定分を月2回締め、自動振込します。販売手数料、商品情報維持費、販促費などの控除後に送金され、日本口座への反映は受取金融機関によって異なります。ネット銀行では通常、翌営業日に反映されます。
物流・返品・CS
規約上、原則として決済完了から3営業日以内に発送し、追跡可能な配送情報を登録することが求められます。ただし、商品ページ上で別の配送条件を事前に表示した場合は、その条件が適用されます。越境販売では、標準の3営業日へ無理に合わせるより、現実的なリードタイムを契約と商品ページへ設定しておく方が事故が起きません。
返品は、購入者が配送完了後7日以内に申請でき、販売者は返品商品を受領してから3営業日以内に返金処理することが規約上求められます。返品先と検品体制を、開通前に決めておいてください。
実務の急所
公開フォームへ入力すれば自動で販売開始できるモールではありません。仲介、本人確認、商品権限、契約、配送・返品、精算までを、一体で設計してから走り出します。
登録できる商品数は販売者等級に応じた上限があり、上限を超えている間は新規登録ができません。Free Life&Coが仲介契約時に販売者画面の上限を確認し、商品選定とSKU計画へ反映します。
売り方としては、価格ではなく品質・正規性・ギフト性を前面に出す、食品や生活・ビューティの購買シーンを提案する、商品を単品で並べず用途別のDealにまとめる、Dealで関連商品とレビューを集約する、TOPSなど販売者向けプログラムや企画・広告を活用する。この設計ができるかどうかで結果が変わります。
補完候補: SSG.COMを軸にする場合、検索で指名需要を育てるNAVER SmartStoreが次の候補になります。
7.Cafe24:モールではなく、韓国向け自社ECを持つ選択肢
Cafe24は集客を持つECモールではなく、自社ECサイトを構築・運営する基盤です。参入検討企業にとっては「最初の販路」ではなく、既存販売企業にとっては「顧客データを自社に残すための次の一手」です。
藤田の見立て
- 向く: すでに韓国の顧客・SNSフォロワーを持ち、会員化・定期購入・再購入を設計したいメーカー様・D2Cブランド様。
- 向かない: 韓国での認知や流入導線がなく、集客費・決済・韓国語CSを自社で持てない段階。
- 最も多い失敗: サイトを作れば売れると考えること。Cafe24はモール手数料を避ける無料サイトではなく、顧客データと再購入を自社に蓄積する基盤です。
売れる仕組みと相性商品
流入は、自社広告、SNS、NAVER、Kakao、CRMからつくります。独自ブランド、リピート品、高粗利商品と相性があります。逆に、価格比較で選ばれる商品を自社ECだけで売るのは、集客コストの面で分が悪くなります。
費用と精算
Cafe24にはモール型の販売手数料はありません。決済時のPG手数料はおおむね3.6〜5.0%が目安で、契約する決済会社と売上規模によって変わります。このほか、利用プラン、アプリ、デザイン、広告、CRM、物流の費用が発生します。
海外事業者が韓国のカード・簡便決済をどこまで導入できるかは、PG審査と契約主体で変わります。サイトを無料で作れることと、韓国の消費者が使いやすい決済を導入できることは別問題です。
精算日もPGごとに異なります。PGを選ぶ段階で、売上発生日、決済確定日、留保、返金、チャージバック、海外送金を比較表にしてから契約します。
物流・返品・CS
関税、配送、返品の条件を購入前に分かりやすく表示します。モールと違って問い合わせも返品も自社で受けるため、韓国語CSの体制がそのまま転換率とレビューに影響します。
実務の急所
サイトを作ることより、集客・決済・CS・物流を継続運営する方がはるかに難しい、という一点に尽きます。最初からCafe24一本に絞るより、CoupangやNAVERで需要を確認し、再購入率が見えてから自社ECを育てる進め方が現実的です。
なお、モールで買ってくれた顧客を規約に反して外部へ誘導するのは避けてください。広告、SNS、コンテンツから自社サイトへ直接集客し、Kakaoチャネルやメール、会員制度で再購入をつくる。韓国で一般的な決済手段を増やす。この積み上げが自社ECの実力になります。
各ECモールの出店方法と、手続きを含む出店代行
出店画面だけを見ても、必要書類、翻訳、認証、公的申告、商品権限、海外配送権限までは分かりません。まず無料の解説動画で全体の流れを確認し、自社で難しい工程だけを依頼することもできます。
Free Life&Coでは、出店申請だけでなく、必要書類の整理、英訳・韓国語訳、アポスティーユ、通信販売業申告、審査対応、商品登録、物流・返品、精算設定まで、案件に必要な工程をまとめて支援しています。短い確認はLINE、商品と事業計画を踏まえた法人・事業者向けの相談は問い合わせフォームをご利用ください。
中古・リユース商品の現実的な販路
WISE APPデータ:中古・リセールアプリはどれだけ使われているか
主要中古・リセールアプリの月平均利用者数(2026年第1四半期)出典:WISE APP
WISE APPの2026年第1四半期調査では、月平均利用者数はKarrot(タングン)が2,319万人、Bunjangが520万人、KREAMが220万人、Joonggonaraが209万人でした。中古・リセールは一部の愛好家だけの市場ではなく、韓国の日常的な購買行動として定着しています。
結論として、現時点で日本居住の日本人・日本企業が日本から直接出品できる主要な中古・リセールアプリの一般公開ルートは確認できません。 KarrotやBunjangは、外国人でも韓国の外国人登録番号を登録した本人名義回線による認証が前提です。KREAMも国内の本人認証を前提としています。韓国IPやSMSを受け取れる電話番号だけでは解決せず、第三者名義のアカウント利用や本人確認の回避は行わないでください。
これらのアプリは、販売先ではなく調査の場として使うのが実務的です。相場、回転率、人気ブランド、商品状態別の価格差を見るには十分な情報があります。
日本のリユース事業者が現実に取れる販路は、次の3つです。
- Auctionをはじめとする総合モールで、承認された中古カテゴリーを使う
- 自社ECで、状態説明と真贋資料を自分の基準で提示する
- 韓国の正規パートナーと卸売や委託で組む
いずれの場合も、真贋、仕入れ証明、シリアル、状態ランク、返品対応、カテゴリー承認が前提になります。ここが整わないまま高額品を出すと、紛争時に守るものがありません。
販路の継続・拡大を決める4つの判断指標
販路を選んだ後の継続・拡大は、モールごとに別のKPIを増やさず、次の4つで判断します。
1売れる商品が見つかったか需要
2広告・クーポンを除いた利益が残るか利益
3日本の口座で使えるまで何日かかるか資金
4返品率と、返品1件あたりの損失が許容範囲か返品
補助指標として運用時間も記録します。体制の小さい企業ほど、最後は運用時間が継続・撤退を分けます。
出店・販路拡大の実行手順
候補販路を絞った後は、該当する導線だけを使います。比較の段階ですべての章を読む必要はありません。
1参入可否販売余地、規制、採算が成立するか
次:候補商品、原価、国際送料を書き出す
2初期販路最初の1〜2モールをどれにするか
次:該当するモール章だけ読む
3少量テスト何をどの規模で試すか
次:少数SKUで出品を始める
4継続判断テスト結果が継続に値するか
次:4指標を記録し、継続・改善・中止を決める
5拡大現地在庫か、2店舗目か
次:純増が見込める場合だけ広げる
1現状把握今の販路で取れていない顧客は誰か
次:未獲得の顧客と売り方を言語化する
2補完先選定どのモールが不足を埋めるか
次:候補のモール章だけ読む
3横展開可否同じ商品・価格・見せ方で通用するか
次:調整する商品、価格、見せ方を書き出す
4負担検証追加の在庫・物流・返品・CSに見合うか
次:追加工数と追加粗利を試算する
5継続・撤退売上と利益が純増したか
次:継続、縮小、撤退を決める
実務チェックリスト
これから参入する企業の確認項目
- 韓国で販売できるカテゴリーか。KC、成分、表示、輸入要件はどうか
- 商標、画像、説明文の使用権があるか。正規品と仕入れ経路を証明できるか
- カテゴリー手数料、送料手数料、広告・クーポンの販売者負担
- 国際送料と韓国国内配送、為替と海外送金費、月額・サーバー利用料
- 最初に検討する1〜2モールを、商品の売れ方から決めたか
- 少量テストのSKU数、期間、判定基準(4指標)を先に決めたか
- 購入確定までの日数、精算残高への反映日、出金申請の締切、海外送金日、日本口座への着金日
- 精算前の仕入れと送料を立て替える運転資金。月商が2倍になったときに必要な額
- 韓国語CSの対応時間と担当者
- 返品先を日本にするか韓国にするか。返品されても再販売できるか
販路を追加する企業の確認項目
- 現在の販路で取れていない顧客、カテゴリー、価格帯、購買目的を書き出したか
- 追加するモールで売上が純増するか、既存販路から移っただけではないか
- 追加で生じる粗利と、追加で生じる工数を試算したか
- 在庫同期、価格管理、為替と送料の更新頻度を、モール増加後も維持できるか
- 出品数の上限と、上限に達したときの挙動を確認したか
- 注文から発送までの期限、追跡番号の登録方法がモールごとにどう違うか
- 返品先を分けるのか、集約するのか
- 既存販路との役割分担(目的買い/検討購買/企画/ブランド/自社データ)が重複していないか
- API・CSV・一元管理ツールへ対応できるか
- アカウント停止時の責任者と対応手順を決めてあるか
最終結論:今日から始めること
出店可能なモールすべてへ同時に商品を登録し、手数料、在庫、精算、返品を管理しきれなくなる。これが、韓国EC参入でいちばん多い失敗です。販路の数ではなく、販売モデルを先に決めてください。
これから韓国ECへ参入する企業
- 商品カテゴリー、規制、粗利益、国際送料を確認する。ここで採算が合わなければ、モール比較へ進む前に商品を見直す。
- 商品の売れ方から、CoupangとNAVER SmartStoreを中心に最初の1〜2モールを選ぶ。ギフトや正規品、品質訴求が軸ならSSG.COM、取扱可能と判定された商品ならLotteONも候補になる。
- 少量で、需要、広告を除いた利益、着金日数、返品率を確認する。
- 売れる商品と運用方法が固まってから、現地在庫や2店舗目を検討する。
今日できるのは、候補商品と原価、国際送料を1枚に書き出すことです。ここが埋まらないうちは、どのモールを選んでも判断材料が足りません。
すでに韓国で販売している企業
- 現在の販路で取れていない顧客、カテゴリー、価格帯、購買目的を確認する。
- 同じ商品を複製するのではなく、不足している役割を補うモールを選ぶ。
- 新しい顧客と利益が純増するか、追加作業と在庫負担に見合うかを検証する。
- 売上ではなく、広告を除いた利益、日本口座への着金日数、返品率、運用時間で継続を判断する。
今日できるのは、直近3か月の注文を見て、「どの購買目的の顧客が取れていないか」を一文で書くことです。その一文が、次に読むべきモール章を決めてくれます。
購入代行・転売を副業または小規模事業で始める方
- 最初から多モール・大量出品を目指さず、CoupangまたはGmarket/Auctionで扱う商品ジャンルを絞る。
- 販売価格から仕入れ、国際送料、手数料、返品損失を引いて、1件あたりの利益を出す。
- 少数の商品で、価格改定、欠品、発送期限、問い合わせ対応まで回せるかを試す。
- 商品数を増やす段階で、Prime Shopperによる価格・在庫・受注・発送の一元管理を検討する。
今日できるのは、売ってみたい商品10品の仕入価格と想定売価を書き出すことです。利益が残る商品を先に見つけてから、出品数を増やします。
韓国で「どこに出店し、どう売るか」を一緒に設計します
韓国EC参入・販路拡大をご検討の企業へ
Free Life&Coでは、Coupang、NAVER SmartStore、11番街、Gmarket、Auction、LotteON、SSG.COMへの出店・販売運用と、複数モールの一元管理を支援しています。出店だけでなく、商品選定、認証・許認可、物流、商品ページ、NAVER検索、広告、韓国語CSまで、案件に必要な範囲を組み合わせます。
自社商品に合う販路が分からない場合は、商品カテゴリー、販売価格、原価、国際送料、目標売上、運用体制をうかがったうえで、最初に取り組む販路と、その次に足す販路の順序を設計します。すでに販売中の企業には、現在の販路で取れていない顧客を整理し、追加すべきかどうかから一緒に検討します。
目的に合わせて、次の窓口をご利用ください。
「自社商品は韓国で売れるのか」「どのモールから始めるべきか」「次の販路や集客方法が分からない」という段階からご相談いただけます。商品情報と現在の販路、目標をもとに、販路選定、認証・許認可、物流、販売運用、NAVER施策まで、必要な次の一手を整理します。法人・事業者様は問い合わせフォーム、短いご質問はLINEをご利用ください。
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